| 
          昔の浣腸の思い出 
         
             令和5年8月2日投稿 
         
        昔は何度も病院で浣腸をされたことがあります。 
        10年以上前ですが肺炎になり高熱が出て、抗生剤を処方されましたが、具合が良くならないなら5日後にもう一度病院に来るように先生に言われました。 
         
        5日経って熱は落ち着いたのですが、体がだるいのと安静にしていたものの食欲は落ちなかったため便秘になってしまいましたので、もう一度病院に行きました。 
        先生の診察の際に体がだるいのと便秘が1週間近く続いていて出したいのにお腹が苦しくなるだけで便が出ないことを伝えましたが、下剤と内服薬を処方するということで「一旦は」診察が終わりました。 
         
        診察が終わり長椅子に腰掛けているとお腹の奥から重く、刺すような痛みが襲ってきて椅子にうずくまってしまいました。すると診察に立ち会っていた看護師さんがやってきました。 
         
        「大丈夫ですか?」 
        「…お腹が… 痛くて苦しいです…」 
        「どの辺りが痛みますか?」 
        「お腹の… 左の下のところとお尻の近くが…」 
        「便秘の痛みね… 出そうな感じとか出したい感じはどう?」 
        「出したいんですけどずっと出てなくて…」 
        「ちょっと先生に話してくるので、このままここにいてください。つらいなら横になってもらっても大丈夫ですから…」 
         
        看護師さんはそう言い残して診察室に入っていきました。 
        余りの痛みに長椅子にもたれるように横になっていると看護師さんが戻ってきました。 
         
        「立てますか? 大丈夫だったらついてきて。」 
         
        痛みを我慢して起き上がり看護師さんについていくとベッドだけがある部屋に案内されました。 
        ベッドに横になると看護師さんから無理をしないように言われました。 
         
        「つらいなら楽になるまでこの部屋で少し横になってもらっても大丈夫ですから」 
        「出したい感じがあって苦しいなら、出しちゃいましょうか?」 
         
        出しちゃいましょうか、看護師さんの言葉に私ははっとしました。浣腸されるかもしれない… はっきり言って私は浣腸が好きですが我慢の時間は苦手です。でもこのままだとお腹の痛みは取れないだろう… そう思っているとお腹の奥から刺すような痛みが襲い掛かってきました。 
         
        「出すって言うとお薬ですよね…?」 
        「ええ、浣腸かけましょうか?」 
        「すみません… お願いします…」 
        「このままちょっと待っててくださいね。5分くらいで戻ってきますので…」 
         
        看護師さんはそう言い残して部屋を出ていき、5分ほどで看護師さんが戻ってきました。 
         
        「お待たせ… それじゃあ今から浣腸かけますので左側を下にして横になって下さいね…」 
         
        私が横になったまま体勢を変え、スカートをたくし上げて下着をひざのあたりまで下げました。お尻があらわになりました。 
         
        「ちょっとお尻に触りますね…」 
         
        そう言われた瞬間、お尻の穴にぬるっとした感触が走りました。お尻の穴の中までぬるっとした感触がありました。 
         
        「今から浣腸の管が入りますから動かないでくださいね…」 
         
        お尻の穴に塗られた潤滑剤のせいかお尻の穴は抵抗なく浣腸の管を受け容れました。便が下りてきていたせいか浣腸の管が十分に挿入されるまでには少し時間がかかりましたが、しばらくして看護師さんの手が止まりました。 
         
        「今からお薬が入るので口で息してくださいね…」 
        「途中で苦しくなるかもしれませんけどお薬が全部入り切るまでは我慢してくださいね…」 
         
        私が口で息を始めると、程なくしてお尻の穴にじわっとした感覚がありました。生暖かい浣腸液がじわじわっ腸内に広がってきました。 
        最初は生暖かいだけの感じでしたが、少しするとお腹の中が変な感じがして、少し重い違和感を感じました。 
         
        「ううぅ…」 
        「苦しくなりますけど、まだお薬入りますから我慢してくださいね。」 
         
        看護師さんは浣腸のボトルを確実に押しつぶしながら私のお尻の穴に浣腸液を注ぎ続けます。ぐるるる~という鈍い音がお腹の中から起こったような感じがした瞬間、お腹の中に刺すような痛みが走りました。 
         
        「…! …っ! お腹が痛い…!」 
         
        私は足をもじもじさせながらお腹の痛みに耐えようとしましたが浣腸液は止まることなく注がれてきました。 
         
        「ああっ… 痛い…っ! …もう… 出そうです!」 
        「もう少しで全部お薬入るから!我慢して!」 
         
        お腹の痛みに耐えていると、ぐじゅぐじゅという音がして浣腸液が全部注がれました。 
         
        「今から浣腸の管を抜くのでじっとしていてくださいね」 
        すっと浣腸の管が抜かれると、すぐにお尻にトイレットペーパーがあてがわれました。 
        「本当はできるだけ我慢してもらった方がいいけれども、漏らすといけないのでおトイレで我慢してもいいですから。おトイレはこの部屋の奥ですから。」 
         
        部屋の奥にトイレがあるということは、この部屋は処置室だったのです。しかもトイレがある部屋だということは、看護師さんは最初から私に浣腸をかけることを想定していたのでしょう。 
         
        「ううーっ! トイレのドア開けておいてください!」 
         
        看護師さんはトイレのドアを開けて、処置室から出ていき外からカギをかけてくれました。 
        浣腸の効き目は抜群でお腹の奥から、小刻みに痛みと便意が襲ってきて、その間隔は少しずつ短く、痛みは少しずつ重苦しくなってきました。 
        1週間近く便秘をしていたところに浣腸をかけて無理矢理便秘を直そうとするのですから痛みを伴うのは無理もないことでした。やっとの思いで腰を上げて、下着はそのままに這うようにトイレにたどり着き、トイレに腰かけた瞬間でした。 
        「ブブッ! シャーッ!」 
        私のお尻の穴から物凄い量の浣腸液が一気に出てきました。お尻の穴を閉めようとしても抗うことはできず止まることなく浣腸液の後に便が流れるように出てきました。 
        余りにもお腹が痛く、泣きながら排便を終え、下着を上げて部屋から出ると看護師さんが待っていてくれました。 
         
        「お疲れ様でした。頑張ったわね。お腹の具合はどう?」 
        「まだ痛いですけど便秘の痛みは大分らくになりました。」 
        「よかったわ。お薬の量が多かったからちゃんと効いてくれたみたいね。」 
        「あの… 私家でもたまにお薬使うんですけど、今日のは量が多いって… どのくらいですか?」 
        「今日のは150ミリです。薬局で売っている浣腸5個分の量だから苦しかったでしょう…?」 
        「はい… とても… でもすみませんでした。ありがとうございます。」 
        「大丈夫ですよ。お大事になさってくださいね。」 
         
        150ミリの浣腸は最近ではほとんどお目にかかることがありませんが、またいつか機会があれば病院で浣腸してもらえればと思いました。 
         | 
         |