目 覚 め
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目覚め <上>
(その1)
私、浣腸が大好きです。
私にとって浣腸なしの人生なんて考えられないことです。
なぜそうなっちゃったんだろうと考えてみます。
浣腸を強く意識するきっかけとなった昔の思い出話しをつづりながら、考えて
みます。
いわば、鴎外さん流に言えば、「イタ・エネマ・アリス」といったところでしょうか。
犀星さん流では、「浣腸に目覚める頃」ですか。
たわいないことなので、ベテランの皆さまにはお笑いのお話しかも知れませんが、
お許し下さいね。
フロイトさんによれば、人間には肛門に興味を示す肛門期という時期があるそう
です 。
この時期はふつう、幼児期に訪れるそうですが、私の場合はかなり遅れて来たようです。
私、小さいときほとんど病気らしい病気はしなかったので、病院にはほとんど
縁がありませんでした。
だから、注射の経験も少なく、まして浣腸は無縁でした。
家族も健康でした。
妹がいますが、これも病気をしなかったので、家庭での浣腸のシーンもありません。
小学校のときは浣腸を意識することはまったくありませんでした。
ばくぜんと、お尻にするものとは思っていましたが・・・。
中学1年の春です。
中学生になって多くの友人ができました。
その中にA子という子がいました。
彼女は走るのがめっぽう速く、学年で1番でした。
その上、かわいく、気さくな性格で、誰とでも仲良しになるタイプでした。
私とも不思議に馬が合って、親しくしていました。
夏休みに彼女が入院したという話しを聞いたのです。
急性虫垂炎とのことでした。
頃合を見計らって、私は彼女が入院している外科病院へお見舞いに行きました。
小さな個人病院でした。
彼女は退屈していたらしく、喜んでくれて、たくさんお話しをしました。
その中で、彼女は彼女らしくない、これまで見たこともない恥ずかしげな表情で
告白したのです。
「私、浣腸されちゃったの。
そのとき、男の人がすぐそばで、じっと見ていたので、とても恥ずかしかった。」
そのお話しを聞いて、なぜか私自身も恥ずかしくなってしまいました。
まるで、自分が男性に覗かれながら浣腸というものをされているように意識されました。
この時期って、不思議なもので、仲のよい友人とは心が通い合う感じがあって、
友人にいやなことがあると、自分もいやな気分になるし、友人がおトイレに行くと、
自分も行きたくなるのです。
いわば、友人と自分は共同体のような感じになるのです。
ときどき、中高生が友人の後追自殺をしたというような事件がありますが、それは
こういう心境ではなかったかと想像されるのです。
私は前にもちょっと触れましたが、これまで病気をしたことがなく、大人になるまで
病院で受診したことがほとんどないのです。
外科で足のとげを抜いてもらったこと、乳歯が1本抜けなくて、歯科で抜いてもらった
ことくらいなのです。
ですから、もちろん浣腸は経験なく、ただ漠然とお尻にする処置だということを知って
いる程度でした。
それなのに、そのときはわけもわからないまま、自分が浣腸されているような気に
なったのです。
浣腸って、どういう風にされるのかも知らずに・・・。
これが私が浣腸を意識し、興味をもつきっかけになった事件ではないかと感じて
います。
このとき、浣腸って、恥ずかしいものなのねということを初めて意識したのです。
そして、ショックを感じて、それに、少し、いや、かなり興味をおぼえたのです。
A子ちゃん スポーツ得意の あかるい子
おたがいに 心が通い なかよしに
盲腸で 入院したので お見舞いに
恥ずかしい 表情をして 言うのです
わたしはね 浣腸されて しまったの
男性が そばですっと 見ていたの
それを聞き 私自身も 恥ずかしく
わたくしも 浣腸された 心境に
浣腸は どういうものか 知らずして
浣腸に 興味おぼえる きっかけに
(その2)
中学生の時期って、女の子にとって、大人の女へ向けてのスタートポイントの
ような気がします。
たいていの子は生*が始まりますし、胸もふくらみます。
さらに、下の方に黒い物が生えてきます。
しかし、体の成長に比べて、心の方はまだ不安定です。
石が転がってもおかしく笑いますが、反面ちょっとしたことに心が傷つくんです。
場合によってはそれがトラウマになって、生涯にもわたって影響してしまうんです。
秋に学園祭がありました。
私はA子とペアで、ちょっとした研究発表をしました。
ポスターの作成に、担任のR先生が指導して下さいました。
先生は若く、ハンサムで、活動的でした。
私、先生をお慕いしていました。
でも、ちょっと残念でした。
それは先生に美人の奥さんがいらっしゃったことです。
先生はユーモラスでもあり、よく冗談やジョークを言われました。
ポスターを作るとき、先生は糊のチューブを絞り出して、
紙の上に、こんもりと、とぐろを巻いて、乗せましたね。
そして、
「これ、えり子のうんちだぞ〜。」
って言われました。
私、ちょっと恥ずかしかったです。
私、あんなにたくさん、こんもりとうんち出ませんよ。
せいぜい小さいバナナ程度です。
研究発表が終わってA子と一緒に先生のお宅へ遊びに行きました。
奥様と4人で百人一首をしました。
楽しかったです。
おかげで、私、短歌や俳句が好きになりました。
帰りには先生は車で送って下さいました。
あの車、メーカも車種も知りませんでしたが、スポーツカーのような
ロングノーズでカッコいい車でした。
狭いけど、後ろの席に私とA子が乗りました。
途中でガソリンスタンドに入りました。
そのとき、ちょっと驚きました。
先生、私に、こう言いました。
「今から、えり子に浣腸をするぞ。」
私、ドキっとしました。
ガソリンスタンドの店員さんがノズルをもって、私の席の後ろに来ました。
その車はガソリンの給油口がサイドではなく、後部にあったのです。
丁度、私のお尻の位置でした。
ノズルがお尻に挿入されたようで、本当に私、浣腸をされているような
気分になってしまいました。
浣腸って、あんなに太く長いものをお尻に入れられるのかと、びっくりしました。
笑ってすませることかも知れませんが、浣腸のことをよく知らない私には浣腸が
不気味なものに思えました。
そのとき以来、車の給油を見ると浣腸を連想するようになってしまったのです。
これってちょっとしたトラウマなのかも知れません。
先生は ジョークやギャグを よく飛ばす
紙の上 こんもり糊を 盛りました
この糊は えり子のうんち だと言うの
スタンドで 給油するとき 言うのです
浣腸だ 今からえり子に 浣腸だ
太くって 長いノズルを 入れられて
このことが 長く私の トラウマに
(その3)
中学1年の2学期になりました。
秋はいろんな行事があります。
中高いっかんの女学園ですが、運動会や遠足、それに学園祭など行事が盛り沢山
なのです。
私のクラスはそれぞれ委員を決め、その子が行事の世話役をするのです。
私は保健委員を担当させられました。
保健委員って、いろいろお仕事があるようだけど、何といっても一番やっかいなのが
検便を集めることです。
それも私のいた学園はごていねいに、春と秋の2回も検便があったのです。
春の方はうすいフィルムをお尻の穴に押し当てるだけの簡単なものだったから
よかったのだけど、秋のはほんとうにウンチを集めなければならないので、大変でした。
こちらの方は、実施している学校はもう少ないそうなんだけど、私の学園はまだやって
いるんですよ。
いよいよその検便の週がやってきました。
各クラスの保健委員が保健室に集合させられ、保健の先生から説明がありました。
先生は30代半ばのこわそうな女の先生です。
「検便を集めて下さい。
容器を生徒に配って、木曜日に集めて下さい。
そして、クラス全員の分を名簿といっしょにこの大きな袋に入れて、保健室へもって
きて下さい。」
私はクラスに戻って、全員に容器と小袋を渡します。
そして、黒板に書きます。
「検便の提出日は木曜日です。
全員忘れないようにして下さい。」
木曜日の朝、私は全員から検便を集めます。
クラスは25人ですが、20人分しか集まりません。
残り5人は皆うんちが出なかったそうです。
容器はねじ込み式でふたが密封されてるし、更に密封式のポリ袋に入れているので、
ニオイは全くありません。
20人分をまとめて大きなポリ袋に入れます。
そして、名簿と一緒に保健室に向かいます。
先生が言います。
今日提出してない人は明日必ず出すように伝えて下さい。
こう言って、名簿を戻してもらいます。
私が質問します。
「先生、明日出さない人はどうするんですか?」
「保健室に連れてきて下さい。」
「ハイ。」
金曜日の朝です。
5人の検便を集めます。
4人分は集まりましたが、B子だけはまた出なかったそうです。
B子は色白で、細身でおとなしい子です。
私はB子に言います。
「保健の先生が保健室に私と一緒に来るように言ってるわ。」
「そう、う、うん。」
B子と一緒に保健室に入ります。
先生が言います。
「B子さん、あなた2日も便が出てないの?」
「ハイ。」
「それはとても体によくないわ。
あなた達のような成長期の子が2日も便が出ない
のは大変なことよ。
放置できないわ、すぐ浣腸をします。」
浣腸と聞いて、私はびっくりしました。
そしてB子を見ると、顔が真っ赤になっていました。
「えり子さんはベッドの横で待っていてね、そして浣腸が終わったら、B子さんを
トイレに連れて行ってね。」
そう言って、先生は私に検便の容器と袋と割り箸を渡しました。
大変なことになりました。
私も、恥ずかしくなり、心臓がどきどきし始めました。
一体どうなるの?
B子さん 色が白くて おとなしい
検便が 提出できず 保健室
先生が 浣腸します 言いました
大変よ 彼女の顔が 真赤っか
どうしましょ 私もなぜか 恥ずかしい
(その4)
同じクラスのB子が検便を提出できずに、浣腸されることになりました。
先生はB子をベッドに横にさせました。
B子は恥ずかしそうでしたが、先生の指示に従います。
先生はてきぱきと準備をします。
私は検便の容器を手にもって、ただぼう然と立ちつくします。
先生はガラスの戸棚から注射器のようなものを取り出します。
同じ形のものが5本ほどあり、その中の1本が取り出されたのです。
注射器よりは大きなものです。
これが浣腸器のようです。
先端の部分が真っ直ぐではなく、ふくらんだ形状をしています。
その部分がB子のお尻に入ることが私にも察しがつきました。
そして、ガラス瓶から液体をコップに移します。
トロリとした液体がコップに入ります。
それにお湯を加えて、ガラス棒でかき混ぜます。
そして温度計で温度を測ります。
どうやらこの液体が彼女のお尻から入れられるようだと思いました。
浣腸って、こういう風にするのねと理解されました。
話しには聞いていましたが、見ると一目瞭然です。
何だかB子がとてもかわいそうになりました。
自分が浣腸されちゃうような気分になってきました。
でも、私じゃなくってよかったわとも思いました。
トレイに浣腸器とコップをのせて、先生はベッドに行きます。
えり子さんはここに居てね。
私はベッドサイドで見学です。
「B子さん、浣腸を始めます。
痛くないし、すぐ終わりますからね。
終わったら、えり子さんと、トイレに行って下さい。
そして検便を容器に入れて、えり子さんに渡して下さい。」
「ハイ。」
B子の声はほとんど聞き取れないような声でした。
B子の細い体に太い浣腸器が挿入されました。
先生は一気にピストンを押します。
液がB子の体内にあっという間に液が吸い込まれました。
これが浣腸なんだ。
私はとても恥ずかしくなりました。
B子はもっと恥ずかしいはずです。
B子がかわいそうでした。
浣腸が終わりました。
B子はベッドから降ります。
B子がうつむいて、こちらに来ます。
私はB子と手をつなぎ、一緒にトイレに向かいます。
B子の目には涙があふれています。
かわいそうに、B子はあの浣腸器で浣腸されちゃったんです。
B子がトイレから出てきました。
「出たの?」
「うん、ハイ、これ。」
私は彼女から検便を受け取りました。
そして、保健室の前でB子と別れました。
別れ際にB子が言いました。
「このこと、皆には黙っていてね。」
「もちろん、秘密よ、約束するわ。」
B子の後ろ姿はまだ恥ずかしそうで、みじめでした。
私はB子がかわいそうでしたが、何故かちょっとうらやましくも感じました。
B子さん ついに浣腸 されました
浣腸器 お尻の穴に 入れられて
粘っこい 液体中に 注がれた
おトイレで 無理矢理うんち させられて
かわいそう それでも何故か うらやまし
(その5)
私にとって大きなできごとは中学生になった秋の終わりに突然訪れてきました。
この事件が私の浣腸初体験だったのです。
B子の事件からあまり日が経たないうちに、何と私自身が浣腸を経験してしまう
のです。
この出来事に関しては以前に触れたことがありますが、今の私にとってトラウマ
となった事件ですので、あえてまた書かせていただきます。
父の田舎から柿が送られてきました。
段ボール箱には大きなおいしそうな柿がいっぱい詰まっていました。
食いしん坊の私は早速それにパクつきました。
あまりにおいしかったので、1個また1個と食べ、おなかがパンクしそうなほど
満腹になりました。
渋柿は危険なことは知っていましたが、甘柿だからと甘く見たのがいけませんでした。
翌朝のことです。
朝起きるとモーレツな腹痛です。
おトイレに行きますが、おなかが痛いのにうんちがまったく出ません。
苦しくってたまりません。
母に訴えると母はすぐに近くの内科・小児科の医院に行き、診察の順番をとって
くれました。
9時に病院に行きます。
病院にはもう多くの患者や付き添いの父兄がいて、とても混雑していました。
その日は風邪が流行していて、患者がとても多かったのです。
駐車場は満杯で、道路上に車が何台も路上駐車していました。
待合室に人が入り切れずに病院のドアの外でも数人の人が待っていました。
診察はすごく簡単でした。
先生は母から症状を聞き、私のおなかをポンポンと軽くたたいただけでした。
その簡単な診察の後、「浣腸」の冷たい声でした。
保健の先生の声の調子と感じが似ていました。
B子のきもちもこうだったかと知るのでした。
B子が経験したあの浣腸を私も受けるはめになったのです。
処置室のベッドは満杯で、看護婦さん達が流れ作業のように処置をしていました。
処置室には長椅子があって子供や大人の患者、付き添いのお父さんなどが数人
処置を待っていました。
B子の処置を見ていたので、私は自分が何をされるのかよくわかっていました。
私が呼ばれ、私はベッドで横になりました。
私はかべに向かって必死で恥ずかしさに耐えました。
恥ずかしくて、ナースの方を振り返ることはできません。
ナースにされるがままになりました。
下着を下げられ、お尻の穴に何かを感じました。
それはあっという間に終わってしまいました。
浣腸ってこんなものと、何か不思議でした。
以外にあっけなく終わってしまいました。
何が何だかわからないうちにそれは終わってしまいました。
とにもかくにも私は浣腸されちゃったのです。
初めて浣腸を経験したのです。
私は皆に見られていることに気づきました。
私はベッドで浣腸されましたが、カーテンさえもありませんでした。
バスタオルで腰を隠してくれることもありませんでした。
小さい子供と同じようにお尻を丸出しにされ、浣腸器をぶすりと挿入されたのです。
数人の大人の男性に私の浣腸シーンの一切合切を見られてしまったのです。
大人の男性が一斉に私を見ています。
恥ずかしさのあまり、浣腸が終わるとそのまま逃げるようにして、私は一目散に
おトイレに向かいました。
これは思春期の私にはとても恥ずかしい経験でした。
ちょっと残酷な青春の一頁でした。
しかし、おトイレではすぐに驚くほどたくさんのうんちが出ました。
今まで経験したうちで、最高記録となるほど多かったのです。
そのせいか、苦しかったことが嘘のように解消し、すっきりした気分と、ちょっと
あっけないような何だか物足りない感じ、そしてあの恥ずかしさがよみがえり、
複雑なきもちが交錯しました。
そして、私もついに浣腸を経験したわと、友人に恥ずかしそうにおしゃべりできる
権利ができたとも思いました。
皆、浣腸の経験を恥ずかしそうに話すのですが、その裏には、あなたより先行した
わよ、うらやましいでしょう、というような勝ち誇ったようなニュアンスも、少し
感じられたのです。
乙女心って、複雑なんですね。
病院で 初めて浣腸 されました
処置室の ベッドの上で 処置される
周りでは 大人が数人 見ています
カーテンや 仕切も何も ありません
恥ずかしく ひたすら壁を 向いたまま
看護婦の されるがままに いたされて
終わったら 一目散に おトイレへ
おなかから たくさんうんち 出ちゃったの
恥ずかしさ 物足りなさと さわやかさ
複雑な きもち互いに 交錯し
浣腸と これが最初の 遭遇ね
友人に 経験したわと 言えるのね
(その6)
こんばんは、えり子です。
女の子って、恥ずかしがり屋のくせに、好奇心はおう盛なんです。
いつ頃からそうなっちゃうんでしょうか。
もう小学生の頃から、いろいろ興味をもち始めるんですね。
私には2才下の妹、C子がいます。
私が中学1年のときのお話ですから、彼女は5年生でした。
子供部屋で妹C子が私に言います。
「お姉さん、前を向いていてね、後ろを見ないでね。」
C子は私の後ろに回ります。
そして、突然私のスカートをめくって、
「カンチョ〜」
と叫び、私のお尻に指を突き立てました。
もちろん、下着の上からでしたけど、突然のことで、私、びっくり
しました。
「何すんのよ。」
「ごめん、ちょっと驚いた。」
「突然、何よ。」
「今、学校でこれが流行っているのよ。」
「変なの。」
「男の子がいつも女の子を狙っているの、そして、
スキを見せたら、カンチョ〜されちゃうのよ。」
「変なものが流行っているのね。」
「男の子って、女の子が逃げ回るのがおもしろいのよ。」
他愛もないことでした。
話はまだ続きます。
「きらいな子からされるのはイヤだけど、K君からされたときいは
うれしかった。」
「K君が好きなの。」
「そういうわけじゃないけど・・・。」
「隠してもダメよ、あ〜あ、顔が赤くなった。」
「お姉さんの意地悪。」
「よ〜し、意地悪すると私もお姉さんのことバラすわよ。」
「何?」
「お姉さん、きのうほんとうの浣腸をされたでしょう。」
「えっ、お母さんから聞いたの?」
「お父さんが、えり子は病院でどうだった?とお母さんに聞いたの、
そうしたら、浣腸したら具合よくなったわと言っていたわ。」
「恥ずかしいな。」
「ねえ、ほんものの浣腸って、どんなの?」
「たいしたことじゃないわよ、うんちが出ないとき、お尻にお薬を入れる
だけよ、すぐ終わるのよ。」
「ふ〜ん。」
私は男性に浣腸シーンを見られてとても恥ずかしかったことを、妹へ
さえもどうしても話すことはできませんでした。
「C子のお友達も浣腸された話は聞く?」
「うん、そうそう、よく聞くわ。
それに、子供だけじゃないわ、お友達から聞いたけど、お友達が
生まれたとき、お母さんも浣腸したらしいわ。」
「そんなこと知っているの。」
「ねえお姉さん、どうして浣腸するの。」
その話は私も聞いたことがあります。
でもなぜそうするのかなんて考えたこともありません。
「赤ちゃんがうんちで汚れるとかわいそうでしょ、だから浣腸するのよ、きっと。」
「そうかぁ、わかった。」
「私達のお母さんも私達が生まれるとき、浣腸したの?」
「さあどうかしら、C子、お母さんに聞いてみたら?」
「やだよ、お姉さん、聞いて、そして教えて。」
「だめよ、そんなこと。」
「お姉さん、私、先にお風呂に入っていい?」
「いいわよ、どうぞ。」
妹が部屋を出たあと、私は思います。
どうやら小学5年生の妹も浣腸に興味をもち始めたようです。
2人姉妹の場合、どちらかが浣腸されたら、もう一方はやはり
平常心ではいられないのでしょうか。
学校の話を聞いて、男女共学はいいなと思いました。
でも、中学生になったら、もう男の子も女の子にカンチョ〜はして
くれないだろうなとも思います。
女の子は生*中の子もいるし、そんなとき、たとえ下着の上から
としても、カンチョ〜されたら大変です。
でも、好きな男の子からそんなことされたら、いいだろうな
ともぼんやり思いました。
それからお産のときの浣腸の話も気になりました。
とっさに答えたものの、どうして浣腸するのだろうととても
気になりました。
私、将来、赤ちゃんを多く欲しいと思っていたから、余計
気になりました。
いつかお母さんに聞いてみようかな。
こんなことを思いながら、妹が浣腸に興味をもちはじめた
ことに気づました。
そして何だか私、自分が少し大人に近づき始めているかなと
感じたのです。
秋の日の子供部屋でのささいなできごとの淡い想い出でした。
秋の日の 二人姉妹の たわむれよ
妹が 姉に遊びの カンチョ〜を
そのために 話しがはずむ 浣腸の
小学生 少し浣腸 意識する
中学生 恥じらいもある 浣腸に
浣腸は 女の子には 無視できず
(その7)
こんにちは、えり子です。
イタ・エネマ・アリス、第7話です。
私は自然豊かな一地方都市で育ちました。
当地は川や湖沼があって、そこでは川エビ、川カニ、シロウオ、コイ、フナ、ウナギ、
アユなどが多くとれました。
シロウオのおどり食い、コイの洗い、フナ、アユのせごしなど、生でいただく新鮮な
お魚は最高においしかったです。
ただ、心配なのは寄生虫です。
事実、この地方には寄生虫に起因するある種の病気は風土病とされていました。
そのせいか、前にも書きましたが私たちの学校では検便が年に2回も行われていました。
私たちの中学校は女子ばかりでしたが、授業中に腹痛を訴える子が多くいました。
これは寄生虫の影響もあるかも知れませんが、ほかにも女子特有の便秘や、多くの子に
始まった生*も原因しているようです。
便秘が多いのは、検便の期日が守られなかったことからも明らかです。
こうなると、忙しいのは私たち保健委員です。
腹痛を訴えた子を保健室に連れていかなければなりません。
でももっと忙しいのは保健(養護)の先生です。
先生は30代後半の怖そうなお方でした。
生徒からは ”浣腸先生 ”というありがたくないニックネームがついていました。
事実、あのB子の検便事件からも、保健室で浣腸が行われていたのは事実です。
もうひとつ、あの検便が行われた2週間くらいあとに、校内放送で先生のお話が
スピーカーで全校に一斉に流されました。
「皆さん、今度の検便では皆さんに便秘の人が多いことがわかりました。
大人なら別ですが、皆さんのような成長期にある人にとって、便秘は
とてもよくないことです。
ひどい場合は病院でおなかの手術をしなければならないこともあります。
そうならないよう注意しましょう。
便秘のときはひどくならないうちに保健室に来て下さい。
いつでも浣腸をしてあげます。」
皆、静かにこの放送を聞いていましたが、私、内心びっくりしました。
そして、保健委員の仕事が増えそうな予感がしました。
それと、自分が腹痛や便秘をしたらどうなるんだろうとも思いました。
自分一人で保健室に行って、先生に浣腸されるのだろうかと、ちょっと
心配にもなりました。
さらに、あんな放送をするから、あの先生は ”浣腸先生 ”などと
呼ばれるのだわとも感じたのです。
でも、保健委員として、先生と接していると、怖い先生ではないことが
よくわかりました。
先生は生徒にやさしく接します。
調子の悪い子が来ると、まずよく症状を聞きます。
それから適切な処置をします。
そして父兄に連絡します。
急を要すると判断すれば、父兄か担任の先生に付き添ってもらって
生徒を病院に連れて行きます。
また必要に応じてお薬を飲ませます。
決して、生徒にがまんして授業を受けなさいというようなことは言いません。
軽い症状でも必ずベッドで休ませます。
そうして生徒の様子を見るのです。
それから、授業を受けさせるか、家に返すか判断します。
ただ単純な便秘と判断した場合は実際に浣腸が行われたようです。
保健室のガラス戸棚には大きなガラス製の浣腸器が数本置いてありましたし、
グリセリンとラベルに書いてあるビンも数本並んでいたのです。
D子が授業中に腹痛を訴え、私が付き添って保健室へ行きました。
ふだん明るく活発なD子も苦しそうな表情をしていて、心配でした。
先生はすぐえり子さんは戻ってもいいわよと言うので、私はD子を残して
教室に戻りました。
昼休みになったので、気になって保健室へ行きました。
ちょうどD子のお母さんも来ていました。
働いていて、すぐには来ることができず昼休みになってあわてて来られた
ようでした。
先生はお母さんに説明をします。
「D子さんのお話ではしばらく便通がなかったようです。
単純な便秘と判断して、グリセリン浣腸をしました。
便が出たら、腹痛もおさまったようですので、心配ないと思います。
午後から授業を受けてもかまいませんし、お家に戻って休まれても
いいですよ。
ただ、ふだんからお子さんの便通には注意してあげて下さいね。
便秘が続く場合はご家庭で浣腸をしてあげて下さい。」
お母さんが言います。
「先生、浣腸はくせにならないでしょうか。」
「2、3日おきなら問題ないと思います。心配ならお医者さんにご相談
して下さい。」
「よくわかりました、今日は家に連れて帰ります。
先生、それにえり子さん、お世話になりました。」
D子が元気になってよかったです。
ただ、やさしい先生の対応を聞いていると、私もこの先生にやさしく
されたいなと内心思いました。
いつも私は腹痛の生徒を保健室に連れていく損な役ばかりをしなければ
なりません。
私自身が先生にやさしくしてもらい、浣腸をしていただきたいような
きもちに捕らわれてしまいました。
これは私の偽らざるきもちでした。
女子だから 腹痛多く 忙しい
保健室 先生とても やさしいの
生徒には いつでも浣腸 してくれる
私だけ いつも損な 役ばかり
私にも ぜひぜひお願い 浣腸を
このお話しは10数年も前のことです。
今もこんな処置が行われているのかはわかりません。
(その8)
こんばんは、えり子です。
イタ・エネマ・アリス第8話です。
私、中学2年になりました。
新しいクラスになって、担任の先生はE子先生と言って国語の先生です。
20代後半で、控え目で、上品な顔立ちと言葉つかいで、やさしい先生なんです。
国語の時間には先生は俳句や短歌などを美しい声でろうろうと詠んで下さって、
とてもすばらしかったです。
先生はおそばがお好きだそうで、芭蕉の句を紹介して下さいました。
「そばはまた 花でもてなす 山路かな」
先生はそばの花のように、色が白く、可憐なお方で、私、すっかりファンに
なってしまいました。
私が俳句を好きになったのは実に先生の影響が大きかったと思っています。
先生はおまだ独身で母さんと2人暮らしなんです。
お母さんは田や畑を耕作されている働き者で、休日は先生もお手伝いをなさる
そうです。
先生のお母さんと私の母はカルチャーセンターで一緒に郷土史や編み物の
勉強をしているんです。
先生のお母さんもとてもよいお方だそうです。
そして母は畑で採れた新鮮な野菜をときどきいただくそうです。
私の住んでいる町では日曜日の朝は広場で朝市が開かれます。
新鮮な野菜やお魚、そして手作りのおにぎりやおはぎ、おまんじゅうなどが
売られます。
安くておいしいと評判で、私も早起きして母と出かけます。
出遅れると、すぐ売り切れちゃうんですよ。
とてもちまたでは評判がいいんです。
先生のお母さんは、ご自分の畑でできた野菜や手製のおはぎやおまんじゅう
などを朝市に出しておられます。
おはぎやおまんじゅうを作るとき、先生も手伝われるそうです。
私と母はよく買いますがとてもおいしいんです。
あるとき、母から大変なことを聞きました。
朝市の先生のお店でおまんじゅうを買った人が、それを食べて腹痛を起こした
と届け出たそうなんです。
すぐに保健所の職員が先生のお宅に行って、事情を聴取したり、台所の衛生
状態を調べたそうです。
ところがそれだけではありませんでした。
母の話によると、先生のお母さんと先生に検便をしたそうです。
その検便は私たちのように容器に入れて提出するのではなく、下着を脱がせて、
お尻を出させて、お尻の穴にガラス棒を挿入する直接採便法だったそうです。
ちょうど、浣腸をするようなイメージです。
お薬は入れないそうなんですが。
それって、ほとんど浣腸じゃないですか。
とても恥ずかしいことです。
あの美人でやさしい先生が、保健所の男性職員にそんなことをされたなんて、
とてもかわいそうでした。
そう感じつつも、実は、私、心の片隅で想像するんです。
先生、どういう風に検便されたのだろう、どういう姿勢でされたんだろう何て・・・。
私ってとても悪い子ですね。
結局、菌などは検出されなかったそうです。
きっと何かの間違いだったに違いありません。
先生、とんだ災難だったですね。
そんなこと気にせずに、またおいしいおまんじゅうを作って、食べさせて下さい。
また、俳句や短歌ももっと多く私に教えて下さい。
中学の 国語の先生 すてきです
控え目で とてもやさしく 美人です
それなのに 濡れ衣着せられ 疑われ
男性に 細菌検査 されました
ガラス棒 お尻の穴に 突っ込まれ
直接に 採便されて しまったの
かわいそう 恥ずかしいでしょ くやしいわ
だけれども 私いろいろ 想像し
私って 何て悪い子 なのでしょう
(その9)
こんばんは、えり子です。
イタ・エネマアリス第9話です。
中学2年の春のある日のことです。
朝、何だか変な気分で、ベッドから起きあがることができません。
妹が私を起こします。
「お姉さん、もう起きなきゃ。」
「起きられないの、苦しいの。」
こんな経験、初めてです。
妹は母を呼んできます。
母は私のひたいに手を当てます。
「大変、すごい熱よ、学校はお休みしなさい。
*先生に診察してもらいましょ。」
母に連れられ、*医院に行きます。
私が以前に一度浣腸をされたあの医院です。
熱に浮かされボゥ〜としながら、あのシーンがまるで走馬燈のように
私の頭を巡ります。
「私、また浣腸をされちゃうのかしら?」と期待し、熱くなります。
というのも、熱が出たためこの病院を受診し、浣腸をされた友人が何人も
いるということを、私、知っていましたから・・・。
不思議なことに、今はあのいまわしい浣腸がむしろ私にはウエルカム
(歓迎)のような雰囲気に変わってしまっているのです。
あのあと、浣腸にかかわる数件の事件に遭遇してきたからでしょう。
それも、主役は私ではなく、私は単なる傍浣者に過ぎなかったのです。
そう、私、そろそろ主役になりたかったのです。
この医院の先生の診察はいつも簡単です。
のどを診ただけで、「注射」の一言でした。
残念ですが、あの「浣腸」の一声は発せられませんでした。
私が排便のなかったことを母が先生に伝えなかったことも関係している
かも知れません。。
ちょっぴり母を恨みます。
私は腕に大きな静脈注射を1本打たれ、医院を後にしました。
単なる風邪という診断でした。
家のベッドで1日寝ていました。
母がずっと付き添ってくれます。
苦しく、頭が痛いので、何もできず、また何も考えられません。
夕方まで高熱が続きます。
母が言います。
「えり子、もらった熱さましのお薬を使いましょ、楽になるわよ。」
「うん、早く気分をよくして。」
母はお薬の入った紙袋と水の入ったコップをもってきました。
母がお薬を取り出します。
銀色のホイルをはがして、1錠を取り出します。
その錠剤はとても大きなものでした。
「そんな大きなお薬飲めないわ。」
「これはね、お口から飲むんじゃないの、座薬と言って、お尻から
入れて、腸で吸収させるのよ、だからすぐに効くわよ。」
私、びっくりしました。
もちろん、そんなこと初めての経験でした。
確かにそれは丸くなく、ロケットのような形をしていました。
一刻でも早く楽になりたかったから、母の言うことに従います。
体を横向きにさせられます。
下着を下げられます。
まるで浣腸と同じ要領です。
母はコップにお薬を入れて、水で湿らせます。
コップの水はこのためだったのです。
母は左ての指で私のお尻の穴を開きます。
右手でお薬をティシュを介して握り、それをぐぃっと挿入します。
何かがするりとお尻の穴を通過したようです。
奇妙な感触です。
少し、お尻に違和感が残りましたが、やがてそれも無くなりました。
お薬は奥まで吸い込まれちゃったようです。
「入ったわよ、大丈夫?、気持ち悪くない?」
「うん。」
短い間でしたが、私は母に甘えられたことに満足でした。
母にならお尻の穴を見られても恥ずかしくないです。
家族って不思議です。
とくに母子は・・・。
もちろんこれが父ならそうは行かないでしょうが・・・。
たとえ親子と言っても異性なんですから・・・。
「座薬ではなく、浣腸だったらもっとよかったのに。」
と私は心の中で思います。
でも思いがけなく、座薬の経験ができたのです。
突然のことでしたが、うれしいことでした。
中学生になって以来、私は母に対してふだんからよそよそしい
態度をとっていたのです。
それが、こんな形で久しぶりに甘えることができたのです。
座薬はとてもよく効きました。
汗がたくさん出て、熱が一気に下がり、すっきりしました。
「浣腸もすっきりするけど、座薬も悪くないわ。」
私はこう感じるのでした。
そして、、お尻をいじられるのって、本来好きななんじゃないかなって、
ちょっと心配になりました。
しかも、私のお尻の穴は今度こそは座薬ではなく浣腸を求めているように
思えたのです。
熱が下がって気分がよくなると、ほんとうにお尻の穴がむずむずして
来ました。
困ったものです。
熱が出て とても苦しく 医院へと
期待した 浣腸ついに いたされず
その代わり みやげに座薬 もらいます
不思議です まるで形は ロケットね
挿入は 母がやさしく してくれた
するすると お尻の穴を 通過する
久しぶり 母にぞんぶん 甘えちゃう
浣腸と 同じくすっきり 爽快よ
いつの日か 今度は浣腸 されたいな
(その10)
また、中学時代学友の話しです。
新しいクラスになってお友達になったF子についてです。
彼女はおとなしく、陰影のある少女でした。
成績抜群の子でした。
おませで、文学少女でした。
彼女はひとりっ子で、かつ、ご両親は共働きだったのです。
いわば、かぎっ子でした。
私は宿題や勉強を教えてもらう目的で、彼女の家によく行きました。
彼女は私の苦手な数学が得意なので、ありがたかったのです。
共通項として、文学好きという点もありました。
ご両親は彼女のために、文学全集を買い与えていたのです。
彼女はおませで、特に恋愛ものが好みのようでした。
私は勉強が終わって、小説を読ませてもらうのが、楽しみでした。
樋口一葉の小説に「遊女」という言葉が出てくるのですが、意味が理解できずに、
彼女に聞くと、ていねいに説明してくれるのです。
そんな世界があることに驚いたことがあります。
私はその方面はおくてでしたが、彼女のおかげで、性の知識に目覚めたのです。
文学物だけではなく、お母さんの婦人雑誌も見せてくれ、説明してくれるのです。
Hな記事には驚きました。
体位などのイラストもあり、お父さん、お母さんがこんなことをしていると知り、
大きなショックを受けました。
コン**ムの使用法のイラストを見て、解説してくれてこれまたショックでした。
でも、今考えると、いながらにして、性教育を受けたので、よかったかも知れません。
学校ではそういうことはタブーで、きちんと教えてくれなかったから。
そして、雑誌を見ていると、あったのです。
何と浣腸の記事が・・・。
写真とイラストが鮮明でした。
F子さん 陰影があり おとなしく
成績が 抜群によく ひとりっこ
宿題を 教えてもらい 助かって
その後で 本を読むのが 楽しみで
文学や 婦人雑誌を 読みました
H記事 どきどきしつつ ながめます
その中に 浣腸の記事 発見し
イラストと 写真がすごく リアルです
(その11)
中学時代って、女の子にとって、いろんな意味で重要な時期ですね。
小学生のときは、男の子に負けじと飛び回っていても、中学になると、
体のあちこちに変化が起き始めて、何だか体のあちこちが恥ずかしくなってきて、
それにつれて、心の方も不安定になって、喜怒哀楽、恥じらいが強くなるのです。
そういう時期に浣腸やお尻の穴に興味をもつようになったのです。
F子ちゃんの家で、婦人雑誌の中に、浣腸の記事を見つけたのです。
写真やイラストを交えて解説記事があったのです。
家庭医学的な記事なのか、便秘対策の記事なのか忘れましたが・・・。
私が興奮して、記事を見ていると、F子が横にきて、言います。
「ああ、それ浣腸ね。
それ、えり子経験ないの。」
「うん、全然知らなかった。」
「へえ、そうなの。」
一度だけ経験したのに、こういう風に答えてしまいました。
彼女は続けます。
「私ね、ときどき食べ過ぎて、おなかの調子が悪くなるの。
おなかが詰まって、うんちが出なくなるの。
そのとき、お母さんがそれをしてくれるのよ。
とても、きもちいいわよ。」
「この本に書いてあるように、するの」
「そうよ」
「こんなもの、見たことがないから、知らなかった」
突然、彼女が言います。
「えり子、誰にも言わないって、約束できる」
突然のことで、私「うん」と言いました。
F子は奥の部屋から箱を2つもってきました。
「絶対に、誰にも秘密だからね。」
と言って、彼女は箱を開きます。
まず、小さい箱です。
いったい何が出てくるのだろ。
私は興味しんしん見守ります。
中から小さいピンクの容器が出てきたのです。
「これ、いちじく浣腸というの。
この先の棒をお尻に入れて、ここをちゅ〜とつぶすの、
すると、お薬がお尻からおなかに入って、うんちがしたくなるの」
私はびっくりしましたが、じっとそれをながめました。
それを見るのは初めてで、その不思議でチャーミングな形状を飽きることなく、
じ〜っとながめました。
そして、こんなものをお尻の穴に入れることに大変驚きました。
そして、自分がされる想像をして、急に恥ずかしくなってしまいました。
浣腸の 記事をながめつ 興奮し
友人が えり子経験 どうなのよ
浣腸は まったく経験 ないと言い
私はね 食べ過ぎのとき してもらう
うんちがね 出るとたいへん きもちいい
秘密をね 守れるならば 見せましょう
箱を2個 私の前に もってくる
小箱から 取り出したのは いちじくよ
ピンク色 スマートなもの 不思議です
先端を お尻に入れて ちゅ〜とする
恥ずかしく 顔が真っ赤に なりました
(その12)
成績抜群のF子に、こんな側面があったということに、本当に驚きました。
でも、彼女の好奇心が成績に直結しているのだと気がつきました。
私も好奇心では負けていないので、浣腸器を見せてもらい、喜びます。
小箱はいちじくの箱だったのです。
私は少し大きい紙箱を指さし、こちらは何?と問います。
「うん、最近お母さんが忙しくって、この小さい方は買うひまがないから、
今はこちらをよく使うの。」
彼女はおもむろに、大きい方の箱を取り出します。
私は、まるで玉手箱が開かれるかのように、どきどきして待ちます。
黒い厚紙製の上ふたがとられます。
その中から彼女がとりだしたものは、これまた不思議な形状をしたものです。
くすんだ橙色のゴムまりのようなものの両端にやはりゴム製のチューブが
ついているのです。
そして、一方のチューブの先端には黒いプラスチックの製の短いキャップのような
ものがついています。
「さわってもいい」
私はそう〜と、手に取ってみます。
中央のゴムを手で握ってみます。
するとプラスチックの先端から空気がしゅ〜しゅ〜と出てきます。
自転車の空気ポンプのような感じです。
友人が説明します。
「片側を塩水の入った洗面器に入れて、もう一方の黒い部分をお尻の穴に入れるの。
ゴム球を握ると塩水がお尻からおなかに入っていくの。
塩水がおなかに入って、しばらくたつと、うんちがしたくなるわ。
そして、トイレに行くと、うんちがたくさん出て、すごくきもちいいの。」
私、またまたびっくりして、ショックを受けました。
F子のすごくきもちいいのという言葉が心に強く焼き付けられます。
一瞬、F子が横たわって、お母さんからされている姿を思い浮かべます。
そして、次の瞬間には、映像は私がF子の代わりに、私がされそうになっている
姿に変わります。
恥ずかしいけど、すごくきもいがいいことに自分が酔っているようです。
また、興奮して顔が真っ赤になります。
大きい箱の横に、かすれた字で、エネマシリンジと印刷されていました。
別の箱 あけると中は だいだいの
ゴムまりと ゴムのホースが 出てきたの
驚いた この箱まるで 玉手箱
見るからに 不思議な形 しています
塩水を お尻に注入 する器具ね
その名前 エネマシリンジ というのね
恥ずかしく やはり赤面 してしまい
その器具が 私のお尻に 入るのを
想像し 胸がどきどき 高鳴るの
恥ずかしい だけれどとても きもちいい
(その13)
F子の家でいちじくに続いて、エネマシリンジを見せられて、赤面する私でした。
こんなものをお尻に入れられるなんて、耐えられないほど恥ずかしいことです。
以前、A子を見舞ったとき、A子の恥ずかしそうな表情を思い出しました。
そして、A子のきもちがやっと、理解できたのです。
こんなものをお尻に入れられているところを、見知らぬ男性に見られたのです。
多感な少女の恥ずかしさが身をもって、感じられます。
F子が私の表情を見て言います。
「えり子、どうしたの。」
「うん、こんなもの、初めて見たから、ちょっと驚いたの。」
私、F子に問いかけます。
「お尻にこれを入れられるの、いやじゃない。」
「うん、いちじくはおなかが痛くなるからいや。
でも、お母さんが、これを買うひまがないから、別の浣腸になったの。
注射器を大きくしたようなもの。
それで、塩水をおなかに入れるの。
そのときは、おなかが痛くなくって、うんちが出るときもちいいの。
でも、それはこわれちゃったの。
だから、今はこのゴムの方を使うの。
これも、慣れるときもちいいよ。」
その話しを聞いて、私はF子がちょっぴりうらやましくなったのです。
お母さんが体の心配をしてくれて、そしてそんなことまでしてくれて・・・。
私の母は何もしてくれないから・・・。
小言はよく言ってくれるけれど・・・。
私は浣腸がどんなものか、どういう風にするのかがわかり、興奮して、その晩は
なかなか寝つけませんでした。
そして、その日以降、浣腸への憧れのようなものが、心の中に出没するのです。
あんなもの、恥ずかしい、でも、されてみたい、A子やB子、C子のように・・・。
私、一度経験したけど、あのときは何が何やらわからないうちに終わりました。
もう一度経験したいと願うようになったのです。
F子さん ときどき浣腸 されるのね
お母さん 体を気にして 気づかいを
塩水は おなか痛くは ないようね
私なら エネマシリンジ 恥ずかしい
そうだけど 憧れもある お浣腸
なぜかしら 私の母は してくれず
(その14)
中学時代にお友達になったF子は成績抜群の子でしたが、ときどきお母さんから
お浣腸をしてもらっていることを知りました。
そのことを知り、私は大きなショックを覚えました。
このときのことが、あとあと私に大きな影響を与えたのではないでしょうか。
このことについて、ちょっと不思議に思っていたことがあります。
F子は成績抜群でしたし、遅刻や欠席もしなかったのです。
だから、ときどきおなかが痛くなるということは信じがたいことでした。
でも、やっとそれがどういうことなのかわかってきたのです。
お母さんが娘の健康管理をきちんとしていたのです。
毎朝、娘の排便をチェックし、便通に異常があると、即座に浣腸をしていたのです。
だから、F子は朝おなかが痛くても、それがすぐ解消されて、遅刻や欠席せずに
すんだのです。
そしてお勉強に集中できたのです。
つまり、F子が遅刻や欠席をせずに、優秀な成績を保っていたのは、
実に浣腸のおかげだったのです。
私もお母さんに、ときどきお浣腸をしてもらってたら、頭が刺激を受けて、
もっと成績が向上したかも知れないね。
ある日、めずらしくF子が遅刻したのです。
別の日にまた、F子の家に遊びに行ったとき、F子に聞きます。
「数日前、めずらしく学校に遅刻したわね。
あのとき、体の調子悪かったの。
何だか、顔色がよくなくって、心配だったの。」
F子はいいます。
「前にもちょっと話しをしたけど、私おなかがときどき痛くなるの。
えり子も経験あると思うけど、女の子って、月に必ず1度おなかが痛くなる日が
あるでしょ。
そのときは、よく下痢をするの。
その時期が終わると、今度は便秘気味になるの。
そういうときに、食べ過ぎたり、消化の悪いものを食べたらたいへんなの。
うんちが出なくなってね・・・。」
私はなおも聞きます。
「じゃあ、あの日はそういう風になったの。」
F子はちょっと恥ずかしそうに言います。
「そう、注意していたの。
でも、お母さんの実家からおもちが送られてきたの。
少し固くなり始めていたけど、私、好きだから、たくさん食べたの。
すると翌朝、おなかがすごく苦しくなって。
でも、その日はお母さんは職場旅行に行ってて、留守だったの。
だから、がまんしてたの。
お父さんが様子が変だけどどうしたというの。
仕方ないから、うんちが出なくて、おなかが痛いの といったの。
お父さん、心配してすぐお母さんのいるホテルに電話してた。
そして、電話が終わって、すぐ浣腸するからというの。
お父さんからされるの、あの日が初めてだったの。
お父さんは慣れていなくて、だから、時間がかかったの。
お母さんなら、すぐしてくれて、遅刻しないけど。」
何とあの日、F子はお父さんから、あのゴムの器具を使って、浣腸してもらった
とのことでした。
とても怖そうなお父さんだったので、F子がちょっとかわいそうでした。
その話しを聞いた後、私は何か突然さびしい気になったのです。
そして、たまらない気もちになりました。
忙しく、ふだんあまり相手にしてもらえない私の父に、たまにはかまって欲しい。
甘えたい。
そして、F子のように、あんな器具を使って、お浣腸して欲しい。
これは私の本心ではないけど、別の頭がそんな風に思ったのです。
中学時代って、突然、こんなこと思っちゃうんです。
なぜか・・・。
無遅刻で 無欠席の F子さん
成績も 抜群によく すごい子ね
みなもとは 何と浣腸 だったのね
彼女がね ある日遅刻を してしまい
彼女から 聞いた言葉に またショック
お父さん ゴム器具使い お浣腸
驚いた だけど何だか うらやまし
甘えたい 私も父に 甘えたい
おいえり子 今から君に 浣腸を
ここに来て 下着をとって 横になれ
お父さん 私のお尻 開きます
浣腸器 アヌスにぶすり 挿入し
5分間 このままがまん するのだぞ
こんなこと 想像すると あつくなる
(その15)
F子はその後、お父さんの転勤で、遠くへ引っ越してしまいました。
私はF子から、いろんな面で少なからず、影響を受けたのです。
特に、その後浣腸とお尻の穴に興味をもったのは確かです。
中学生といえば、心も体も不安定な時期です。
私はいけないことをはじめました。
自室では下着をぬいで、お尻の穴を鏡に写して見ました。
それはHな形をしていて、自分でもとても恥ずかしかったです。
そして、指でお尻の穴に触れて、においをかぎました。
やはり、とてもHなかおりがしました。
自分自身が恥ずかしくなりました。
そして、お風呂ではセッケンでその部分をていねいに洗うようになったのです。
指にセッケンをつけて、第1関節まで、挿入してみました。
不思議な刺激がありました。
それからおもむろに第2間節まで指を沈ませました。
すると、うんちはたまっていないのに、うんちをしたくなる感じがするのです。
そして、浣腸したら、こういう感覚になるのかなと思いました。
これってほとんど浣腸に近いですね。
指浣腸ともいうべきものです。
毎日ではないけど、ときどきこういういけない遊びをするようになってしまいました。
クセになり、病みつきになりました。
ただ何故か、前の部分をいじることはありませんでした。
そこは赤ちゃんが生まれてくる神聖な場所なんです。
私は将来の旦那さまのために、そこは触れないで大切にしておこうと心に誓いました。
ただちょっと心配なことがあるんです。
指でお尻の穴をいじると、すごく興奮してきます。
すると、前の方からお汁のようなものが出て来ちゃうんです。
私の体って、何か異常があるんでしょうか。
病気なのかと心配です。
F子ちゃん ついに遠くへ 行っちゃった
いろいろと 教えてくれて ありがとう
今頃は 一体どうして いるのやら
それからは いけない遊び するように
鏡にね お尻の穴を 写します
指で触れ Hなにおい かいでみる
お風呂では せっけんぬって 指入れて
刺激して うんち出したい 感覚に
いけないと わかっていても やめられず
(その16)
中学3年のとき父兄会があって、それが終わると校庭で父兄や生徒が集まって
雑談をしていました。
私の耳にお母さん同士の気になる会話が聞こえてきたのです。
「この間*医院でお会いしたわね。お宅のG子さんも一緒だったけど、
具合悪かったの。」
「そうなのよ。おなかが痛いって言うもんだから、盲腸炎だったらいけないと
思って、連れていったのよ。」
「それでどうだったのよ。」
「幸い、たいしたことはなくってね。
単純な便秘だったの。
浣腸していただいて、おなか治っちゃったの。」
「それはよかったわ。でもG子ちゃんかわいそう。
浣腸、私もお産のとき、されたけど、あれって苦しいのよね、恥ずかしいし。」
「そう、あれお産のとき、必ずするのよね。
陣痛でおなかが苦しいとき、さらにおなかが痛くなるから、いやよね。
でも、赤ちゃんがうんちといっしょに生まれたら、わわいそうだから、
仕方ないわね。」
そうそう、浣腸をしないとそれがいやだから、やはり浣腸はして欲しいわね。」
こんな会話が耳に入って、驚きました。
あのかわいいG子が浣腸されちゃったのか。
また一人、私のかわいい友人が浣腸の世界に連れていかれたのです。
もうひとつ発見がありました。
浣腸されたちゃうのは子供ばかりと思っていたのです。
それが、おとなでも浣腸されちゃうことがあったのです。
そして、お産のときは、必ず浣腸されちゃうということが・・・。
ちょっとそういう話は以前に聞きましたが、やはりほんとうだったのですね。
ということは、私のお母さんも私や妹を産むとき、きっと浣腸を経験したのでしょう。
お産のときの浣腸って、ちょっと気になりました。
私は赤ちゃんが早く欲しいので、そのときは浣腸を経験できるのね。
でも、そんなに長く待たなきゃいけないの・・・。
もっと早く浣腸して欲しいゾ。
父兄会 浣腸話を 聞かされて
G子ちゃん あなたもそれを 経験ね
またひとり 友人そこへ 引き込まれ
私だけ かやの外では さびしいな
大人でも 浣腸される ことを知り
お産では 必ず浣腸 されるのね
待てないわ そんなに長く 待てないわ
おはようございます、えり子です。
「目覚め」その17をお届けします。
(その17)
私は6才の頃からピアノを習っています。
だからもう10年間も練習を続けていることになります。
はじめは別の先生に教えていただいていたのですが、3年前から新しい
H子先生に変わりました。
当時音楽大学を卒業したばかりの若い先生です。
先生は小柄だけど美人でとてもやさしいんです。
先生のピアノ教室は始められてからまだ日が浅いので、幼い子が多いのです。
私がもっとも年長で、技術的にもエース的な存在なんです。
年に一度、市の音楽ホールを借りてピアノ教室の全員の発表会があるんです。
演奏会の最後は私がトリを務めることになっているので、頑張らなければ
なりません。
今回はモーツァルトのピアノソナタ・イ短調K310に挑戦します。
曲は単にミスなく弾くだけではいけないんです。
私なりに、曲を解釈して、自分の曲想を表現しなければなりません。
要するに、感情をこめて弾くのです。
技術には自信があるのですが、表現力を磨かなければならないのです。
演奏会が近いので、週に3日も先生の教室に通ってレッスンを受けます。
先生は主としてテンポや強弱のメリハリの付け方などを指導して下さいます。
この曲はモーツァルトには珍しい短調で、リリカルな中にも陰影があって、
とてもいい曲です。
私はこれまで、練習を重ねる毎に調子を上げていました。
ところが、最近調子が下降気味なんです。
何だか最近おなかの調子がよくありません。
音楽だけではなく、学校生活でも、試験や人前での発表会が近づくと、おなかの
調子が悪くなるんです。
具体的にはお通じがなくなって、便秘になるんです。
そしておなかにガスがたまって、苦しくなります。
どうやらこれはストレスから来ているようなんです。
今までは感じなかったのですが、中学も上級生になると、自意識が過剰になってきて
こうなっちゃうんですね。
それは自分でもうすうす感じていました。
H子先生にレッスンを受けていて、先生が言います。
「えり子さん、ちょっとおかしいわよ、どこか体の調子が悪いんじゃない?」
「はい、ちょっとおなかの調子が・・・。」
「どうしたの?」
「お通じが3日なくって、おなかが痛いです。」
「それはいけないわ、お母さんに言ったの。」
「いいえ。」
「もう発表会は明日の土曜日の夜よ、時間がないわ、明日の朝、病院に行く方が
よくってよ、私今お母さんに電話するわよ。」
「はい。」
翌日、土曜日の朝、私はまた近くの行きつけの医院を受診します。
母が先生に話をします。
「今朝で4日も便通がないんです。
おなかが痛いと言っています。
それに今日の夕方に市の音楽ホールでピアノの発表会があります。
それは休ませたくありません。」
私には先生の判断がもうあらかじめわかっていました。
そして、結果はやはり予想通りでした。
「浣腸!!」の鶴の一声でした。
「やはりそうなの。」
と体が熱くなりました。
最近かなり憧れていたあの浣腸の機会が意外に早くやって来たのです。
もう間もなく私は間違いなく浣腸をされるでしょう。
しっかり予約切符をもらったのです。
そして、私の予約席はあの処置室のベッドなのです。
土曜日の朝早かったせいか、時期的なものなのか、医院は今回は閑散
としていました。
処置室には小さな女の子に付き添ったお母さんの1組だけでした。
もう一つのベッドではやはり小さい女の子が処置を受けていました。
浣腸ではなく注射でした。
私はベッドに寝させられました。
2度目なので、少し余裕があります。
カルテに書いてあるのか、ナースが言います。
「えり子さん、浣腸は2度目ですね。」
「はい。」
「それじゃあ、どういう処置かわかっていますね。」
「はい。」
あらためてそう聞かれると、とてつもなく恥ずかしいです。
知っているということは、ときには残酷な面もあるんです。
確かに、私はお尻に処置を受けることをよく知っています。
だから前より余計恥ずかしさがあります。
知らない不安、知っている恥ずかしさ、世の中こういうことって
よくありますよね。
看護婦さんはベッドサイドに道具を揃えました。
トレイにクリームとコップと50ccくらいの乳白色の針のない
注射器がのっています。
赤い目盛りが印象的です。
今回は前回とちょっと違っていることがあります。
ナースは車のついた移動式のカーテンをもってきて、ベッドを
仕切りました。
皮肉なことに、今回は男性の目がないのにです。
青い布のうすいカーテンで隠された狭い空間で私は浣腸の処置を
受けるんです。
もう、中学3年生です。
体はもう大人に近づいていて、恥ずかしい部分が多くなっています。
この配慮はありがたいことです。
私は発育がよい方で、中学3年でしたが、体の大きさはもう大人に
負けないくらいでした。
だから、看護婦さんも私を大人と同じ待遇で扱っていただいたのかも
知れません。
こうしていただくと、もう安心して浣腸が受けられます。
私はお尻の穴に神経を集中させます、
ナースは無言です。
もう2度目なので、何も言う必要がないと思っているのでしょうか。
それだけにいっそう不気味です。
下着が下げられました。
いよいよです。
まず指で私のお尻の穴が開かれます。
胸の高鳴りが最高潮に達します。
ノズルがす〜っと侵入してきました。
そして次の瞬間に、温かいものをお尻の内側に感じました。
あんなに期待した浣腸なのに、あっけなく終わりました。
「えり子さん、トイレに行っていいですよ、出すのを少しがまんして
下さいね。」
「はい。」
排出は順調でした。
今回もたくさん出てしまいました。
とてもすっきりしました。
これは前回と同じです。
前回は私のおなかの中は嵐の状態でしたし、今回は嵐とは行かない
までも、ガスの多い曇天のようでしたが、浣腸のおかげで、おなかの
中は快晴のようになりました。
浣腸がいやでなくなりつつあるのは、こうしたスッキリ感のおかげも
あるのかなと考えます。
「病院の浣腸ってよく効くわ。」というのが正直なきもちでした。
この時点で、私には恥ずかしさのきもちより心地よさという快感の方が
完全に勝っていました。
そして、
「また浣腸を受けたいわ。」
とも思いました。
私はまだほんの2回目でしかないのに、浣腸がすっかりお気に入りに
なったようです。
待合室で会計を待っている間に母は音楽の先生に電話をします。
「先生、えり子は病院で浣腸をしてもらいました。
もう大丈夫ですよ、すっかり気分がよくなったそうです。
えっ、もう一度レッスンをして下さるんですか、お忙しいのにすみません、
すぐ連れて行きます。」
先生に浣腸をされたことを報告され、ちょっと恥ずかしいことでした。
すぐ楽譜をもってH子先生のお宅に伺いました。
私はすっかり自信を取り戻し、軽快なタッチでピアノを弾きました。
「すばらしいわ、文句なしよ。
この調子で今日の夜の演奏会、頑張ってね。」
「はい。」
先生がレッスンの別れ際に言われました。
「えり子さん、浣腸が効いてよかったわね。
実は私も経験あるけど、浣腸ってされるときちょっときもち悪いけど、
あとですっきりするのよね、きもちいいよね。」
あの美人のH子先生の口から浣腸という言葉が出てきて驚きました。
しかも先生ご自身もご経験あるそうなんです。
きもちいいとも言われたのです。
私、また悪い癖が出て、いろいろ想像を巡らせてしまいました。
「先生、いつ、どこで、どんな風に浣腸をされちゃったの?」
発表会 直前になり 便秘する
病院で すぐに浣腸 されました
今回は カーテンを張り 隠されて
2度目なの 浣腸とても きもちよく
きもちよさ 恥ずかしさより まさります
おどろいた 美人先生 経験者
先生の 浣腸シーンを 想像し
(その18)
私、高校生になりました。
中・高とも同じ女学園でしたので、友人たちもそのままでした。
高校時代はピアノの練習に熱が入り、また文芸クラブに所属
していたので、文集や詩集の編集などに気がまぎれ、お尻や浣腸の
ことは忘れかけていました。
ただ、私の体はもう大人の女性のものに近づいていることを意識
していました。
クラブ活動では、図書館にひんぱんに出入りしていました。
小説や詩を読みふけりました。
そして、読んだものの感想や抄録、評論などを書いていたのです。
奥の細道を読みました。
芭蕉の句には感動しました。
簡潔な句の中に、自分の言いたいことを、余韻を残して表現して
あるのです。
そして、自分も俳句が作れればいいと思ったのです。
芭蕉との出会いが後の浣句つくりに励むことになるきっかけだった
のでしょうか。
ああ、芭蕉さん、ごめんなさいね。
芭蕉さんの影響を受けたのはいいけど、邪道なことを始めた
ようで・・・。
フランスのアポリネールの詩には驚きました。
何とお尻に関することがよく登場するのです。
彼は女性のお尻の穴を神秘的なものだと礼賛するのです。
そして、小説も読みました。
志賀直哉の長編小説、暗夜行路を読んでいると、主人公が
浣腸されるシーンがあって、驚きました。
こういうことがあり、忘れかけていたお尻や浣腸のことが
再び思い出されたのです。
高校で 小説や詩を 読みふける
芭蕉の句 簡潔な句に 感動し
将来は 作ってみたい 俳句など
その夢は 浣句つくりで 実現し
いけないわ 邪道な道へ 踏み込んで
芭蕉さん ごめんなさいと 反省し
小説に 浣腸の文字 発見し
フランスの お尻大好き アポリネール
ユニークな その詩にひかれ 思い出す
浣腸や お尻のことが 気になって
(参考1)
アポリネールの詩 「きみのからだの九つの扉」(抜粋)
この詩はきみマドレーヌにあてたもの
−−−−−
きみは知らない きみのからだに九つの扉があることを
ぼくはその七つを知っているが 二つはまだ秘められたままだ
−−−−−
そしてきみ さらに神秘な第九の扉よ
そして二つのかわいい山の間にひらく
他の扉よりなおいっそうきみは神秘的
これまで語られることのなかった魔法の扉
きみもまたぼくのものだ
−−−−−
おお 扉たちよ ぼくの声ひとつでひらくがよい
ぼくは鍵をもつ主人なのだ
(参考2)
浣句とは浣腸の恥ずかしさ、喜び、楽しみなどをを句で
表現したもの
「恥ずかしく やがてうれしき お浣腸」
(その19)
高校の保健の授業を担当するi子先生は40代半ばの先生でした。
年が少し行っていましたが、若い頃はさぞ美しかっただろうと
想像される容貌でした。
授業の始めにアンケート用紙が配られました。
生徒の健康に関するものでした。
食事に関すること、便通に関すること、生*に関することなどが
選択方式で記入するようになっていました。
食事の項では、朝食は食べるか、肉、魚、野菜の好み、間食や
夜食の有無、味付けの好み(薄味、塩分、脂っこいものは好きかなど)
かなり詳しく記入するようになっています。
便通の項では、便通が毎日あるか、下痢をしやすいか、便秘を
しやすいかの選択があります。
そして、下痢の項はしない、ときどき、よく、下痢と便秘の繰り返しの
項目を選ぶのです。
便秘の場合、1日おき、2〜3日おき、4〜5日おき、1週間以上
となっていました。
無記名方式だったので、私はふざけて1週間以上に○を付けました。
次の授業のときに、i子先生はアンケートの集計結果についてコメント
されました。
先生が大きな声で生徒に向かってしゃべり始めます。
「皆さんには便秘の人が多いのに大変驚きました。
これは朝食ぬきの人が多いこととも関連しています。
朝食ぬきの人は便秘になる傾向があります。
野菜不足の人も便秘になります。」
私は朝食あり、野菜好きで便秘としたので、ちょっと以外でした。
i子先生はさらに続けます。
「便秘は大変体に悪いことです。
便秘をすると、おなかにガスがたまり勉強に集中できません。
長年便秘の状態が続くとがんになります。
便秘は怖いんです、便秘は決して放置してはいけません。」
先生のお話はますます熱を帯びてきます。
「皆さんは女性ですから、将来は赤ちゃんを産まなければなりません。
そんなことでは、立派な赤ちゃんを産めませんよ。」
このことは私、何故なのかよく理解できません。
先生に質問をしようかと思いましたが、恥ずかしいので思いとどまり
ました。
i子先生のお話しはまだ続きます。
「便秘の治療法ですが、野菜や運動、水を飲むなど自分に
合った方法を工夫して下さい。
それでもだめなときは浣腸をすすめます。
下剤はくせになるのでいけません。」
今度はi子先生は黒板に向かいます。
i子先生は黒板にハート型のお尻を2つ書きます。
そして1つのお尻にはいちじく浣腸を挿入した図を書き加えます。
もう1つのお尻には、容器のようなものから管が伸びて、その先端が
お尻に挿入される図を書きました。
皆はかたずを飲んで黒板の絵を注視しています。
図の説明が始まります。
生徒は皆、あっけにとられて目は黒板に釘付けです。
先生は大きな声で熱っぽく説明を始めました。
左の図の説明です。
「薬局で売っているいちじく浣腸は薬が肛門の近辺にしか届きません。
だからあまり効きません。
効かない場合は病院に行って浣腸を受けるべきです。」
今度は右の図を指しながら説明します。
「病院の浣腸はこの図のように量が多く、おなかにいっぱい入れます。
だからとてもよく効くのです。
わかりましたか。
それから、浣腸は保健室でもしてくれますよ。
便秘で腹痛があると授業どころではありませんよ。
養護の*先生が浣腸をしてくれます。
いつでも、すぐに浣腸をして下さるそうですから、遠慮なく。」
私は大変驚きましたが、高校の授業ってすごいわと思いました。
中学の授業とは違って、すごい迫力、インパクトを感じてしまいました。
先生の熱意が直接伝わってきます。
それから、保健室ではいつでも浣腸の準備ができているそうでしたが、
生徒は女の子ばかりなので、ほんとうに便秘の子が多いのかも・・・と
思いました。
そっと、友人たちの反応を見てみます。
にやにや笑っている子、顔を赤らめてうつむく子、熱心にノートに
書き写す子などいろんな反応があります。
しかし、大半の子は驚いた表情をしていました。
私もその一人でしたが、病院の大きな浣腸になぜかかなり興味を惹かれ
ました。
顔を赤くした子は恥ずかしい経験を思い出したかのかも知れません。
授業が終わったとき、手に汗が出ているのに気がつきました。
アンケート 多くの生徒 便秘です
便秘なら 浣腸せよと 言われます
浣腸を 図解しながら 説明が
顔赤め 手に汗しつつ 聞くのです
高校の 授業はとても すごいです
保健室 行ってみたい 気になるわ
(その20 )
高校時代はいろんな先生に巡り会いました。
生徒に接する態度、熱意、性格、人間性など生徒の立場から観察させていただきました。
社会科にJ先生という男性の先生がいました。
小柄で、顔が四角で、出っ歯で、口の悪い友人は*原人と呼んでいました。
この先生の授業はなぜかよくお尻に関する話しがしばしば出てきたのです。
以下はその、楽しい講義の抜粋です。
初めは古代人の話です。
「*原人などの古代人は裸で生活していたんだぞ。
犬や猫と同じように、人前でお尻の穴を見せても平気だったんだぞ。」
次は世界史で、オシリスという王様のことでした。
「どうだHな名前だろう。」
というのです。
さらに、*というという作家について、
「この人はSMの元祖で、女性を縛ったり、浣腸したりするのが得意だったんだ。」
フランス革命のルイ14世についてです。
「この王様は浣腸の世界記録保持者だぞ。****回行ったという記録が残されて
いるんだぞ。」
東洋のある国について、
「東洋のとある国では、トイレの扉はないか、あっても下があいていて、皆人前で
平気で うんこしているそうだ。」
倫理、現代社会も教わりました。
「君たちの生き甲斐はいったい何だ。
毎日、ごはん食べて、うんこして、その繰り返しでいいのかな。」
「薬害は、製薬会社と病院の癒着が原因だが、薬好きな日本人の体質にも問題がある。
君達女生徒に一番多いのが便秘だな。
これは薬に頼っちゃダメだぞ。
食事や運動が第一、それでも苦しいときは浣腸、これおすすめ。」
とにかく、何かと下の話しになるのです。
でも、さらりと言うので、陰湿な感じはなく、皆クスクス笑うのでした。
でも、私は素直に笑えないものがありました。
J先生 お尻浣腸 話題にし
そのときは 皆くすくすと 笑います
いやみなく さらりと言うと おかしいわ
わたくしは なぜか素直に 笑えずに
(その21)
友人の一人K子が病気のため、入院したのです。
腎臓の病気でした。
土曜日の午後早くに、学校の書類などを届けるため、お見舞いに行きました。
病室の前に来たとき看護婦さんが、点滴用のスタンドに点滴器具をのせて部屋へ
運び込むところでした。
看護婦さんは私を見て言います。
「お見舞いの方なら、廊下でちょっと待っててね。
処置や検査がありますからね。」
部屋の前で待っていると、まもなくK子が看護婦さんに支えられて、部屋から出て、
苦しそうな表情でいっしょにおトイレに入っていったのです。
部屋からK子のお母さんが出てきて、言います。
「えり子さん、お見舞いありがとう、どうぞ、お入り下さい。」
私は、部屋へ入ります。
4人部屋です。
高校生くらいの女の子、中年のおばさん、おばあさんがベッドに寝ていました。
私はお母さんへ、学校の書類を渡します。
そして、K子の具合を聞きます。
お母さんは口を開きます。
「今から腎臓の造影検査があるの。
おなかに便やガスがたまっていて、このままでは写真が写らないから、今浣腸を
したの。」
私は驚きました。
ベッドの横には、スタンドに点滴の器具がありましやが、よく見るとそれは点滴と
ちょっと違っていました。
大きなガラス容器にゴムのチューブがつながっていて、先端は黒いノズルがついて
いたのです。
お母さんがいいます。
「これで今高圧浣腸をしたの。」
「えっ、こんな大きな浣腸をしたんですか。」
「そうなの、苦しそうで可哀想だけど、この後もっと苦しい検査があるの、
血管から造影剤を入れて、腎臓の写真をとるそうよ。」
「K子が気の毒・・・。」
私はの目はその大きな浣腸器に向きました。
ガラスの内側には水滴が残っていて、今使用されたばかりであることを示しています。
スタンドからは長いチューブが垂れ下がっていて、とても不気味です。
そして、先端部のノズルは鈍く光っていました。
「これがK子のお尻の穴に入ったのね、何ていやらしいんでしょう。
こんな太くて大きな浣腸をされて、K子はさぞいやだったことでしょう。」
後で知ったのですが、その器具はイルリガートルという名前で、これを使って
行う浣腸は高圧浣腸と言うそうなんですね。
その器具を見ていて、私、ふと保健の授業を思い出しました。
i子先生が黒板に書いた絵はこれによく似ていました。
そして、
「病院の浣腸はよく効くわよ。」
と言われたことを私は記憶していました。
怖いけど、どんなものか興味がわいてきました。
私も将来こんな太くて大きな浣腸をされることがあるのだろうかと考えると、
何だか体が熱くなってきました。
私って、どうしてこうも好奇心が強いんでしょう。
それにしても生々しいものを見てしまったものです。
しばらくして、またK子と看護婦さんがおトイレから戻ってきます。
看護婦さんは器具を片づけながら言います。
「これから、検査があるので、お見舞いの方、ちょっとだけにして下さい。」
看護婦さんはその大きな浣腸の道具を部屋の外に持ち出しました。
お母さんはK子に問います。
「便はちゃんと出たの。」
友人は青白い顔で、何か照れくさそうに「うん」と答えます。
私、K子とお母さんに言います。
「もう失礼します。
大変だけど、頑張ってね。」
帰ろうとしたとき、部屋の外で、K子が私のそばに寄って、耳うちします。
「今の話し、恥ずかしいから、誰にも話さないでね。」
「うん、もちろんよ。頑張ってね。」
K子がかわいそうでした。
恥ずかしい浣腸をされて、つらい検査が待っているのです。
病院を後にして、私はまた自分が先を越されたれたような気がしました。
私、まだ高校生になって一度も浣腸を経験していないからです。
それにしても、あんな大きな浣腸があることを、はじめて知りました。
その後、しばらくしてK子は元気になって、復学しました。
よかったです。
そして、このことが、しばらくお浣腸のことを忘れていた私の心に再び火を
ともしたような気がしたのです。
K子さん かわいそうに 入院し
検査前 大きな浣腸 されました
また私 先行された 気がします
このことが 忘れてたこと 思い出し
わたくしの 心の中の 引き出しの
閉じていた エネマの扉 開きます
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