後 編
手術が終わった、翌日。 麻酔の感覚も完全に引いてお尻の痛みはともかく、快適な朝を迎えられた。
昨日の痛み止めの注射は痛かったけどかなり効いたのでよく眠れました。 今日の朝から普通の朝食
を食べて良いと言うこともあり、かなり腹ぺこの状態でした。
私は食堂でお茶を飲みながら新聞を読んでいると婦長さんがやってきて「saitoさん、痛まないですか
?」と聞かれ、「おかげさまでよく眠れました。」 「そうですか、良かったですね。」と優しい微笑みを残
してその場を去っていきました。 この日は多少の痛みはありましたが、以外にも普通の状態がで終わ
りました。 ただ痛み止めの間隔がうまくあわないととてつもなく痛いです。

朝食を終えその後は点滴。 それで午前中の殆どが終わってしまう。
昼食後退屈な時間が続くので私は食堂の方に行きお茶でも飲みながら雑誌でも読もうと思って、食堂
に行くと20代位の女性がニフレックスを一生懸命飲んでいました。 おそらく手術を迎える様子。(ぽっ
ちゃりした感じがのなかなかかわいい女性でした。) 何となく不安げな感じが顔にでていました。 私は
「手術なんですか?」と聞くと、「そうなんです、なんか少し緊張しちゃって。」と少し微笑みながら答えま
した。 「そうなんですか、私も昨日手術だったんですよ。」 「エッ手術の次の日にもう歩けるんですか
?」と聞かれ「そうなんですよ、食事も今日の朝から普通の食事なんですよ。」 「そうなんですか。痛
くなかったですか?」とやはりおきまりのお言葉。 「手術そのものは全然痛くないですよ、ただ麻酔が切
れたときは一寸痛みますけど。」と私は答えました。 でも本当は夜中に痛くてナースコールしたとは一
寸かわいそうで言えませんでした。 「そうなんですか、私これから内視鏡で明日の朝切るんですよ。」
「そうなんですか、内視鏡も全然苦痛は無いですよ、ただ下剤は辛いですけど。」 「そうですね、私も
ようやくここまで飲んだんですよ」と最後のコップの一口を飲んでようやく終わった様子。 「フーようや
く飲み終わりました。 1時間半ぎりぎりですね。」 「大丈夫ですよ、30分ぐらい前後しても問題ないみ
たいですよ。」 「そうなんですか。」と話しているときに婦長さんがやってきて「○○さん、下剤全部飲
み終わりましたか?」 「ハイ。」 「そうですか、お通じは何回ぐらい行かれましたか?」 「3回行きまし
た。」
 「そうですか、それじゃ今からお部屋の方で“浣腸”させてい
ただきます。」 女性はエッと言う顔をして「ハイ。。。」と答え婦長さんと一緒に部屋の方に行きました。
大部屋では無くて個室に入院している患者さんのようでした。 なにげにその女性が部屋に向かうとき
ついお尻を見ましたが、小柄な割にはお尻の大きな女性でした。 私はこれからこの大きなお尻に婦長
さんが浣腸するんだと思うととても興奮しました。

その翌々日彼女は普通に食事をしてその後もいろいろと話しました。 でもその話は決まってお尻の話
題。 一緒に話しているときには30代の奥さんもいたり、男性もいたりで話は結構盛り上がりました。
ただ今回入院していた患者さんの中で一番痛がっているのは人の目にも自分の目にもわかりました。
「随分痛そうですね。」 「そうなんです、昨日下剤で勢いづけに排便しましょうと先生に言われて排泄
したんですけどもう強烈でした、2回目以降は出すときはいいのですけど終わるときに力めなくて。」
「そうよね、こればかりはどうしようもなく痛いのよ。」 「でもまだ錠剤の下剤でしょ、それでもでないと
液体の下剤をお茶に入れられるのよ、私あまりでなくて婦長さんにポタポタと入れられたの。」 「婦長
さん結構大胆なんだもん、結構ドバーと入れるんだもん。」
確かに婦長さんは品の良い素敵な女性だけど、結構大胆なところがありますね、浣腸の宣告の時も
若い看護婦さんは浣腸と言わないけど、婦長さんはズバリ“浣腸”と言いますからね。 でもそこが良
いのですけど。
「その下剤使うともの凄い勢いで便がでるのよ、もう水状何ですよ。」 「もうお尻痛くて。」 「そうです
か。」と何とも臭いお話で。 でも男女入り交じってウ○チの話なんてまさに肛門科の病院ならではです
ね。 普通の総合病院ではこんな話恥ずかしくてできないでしょ。 肛門科の専門医はやっぱり良いで
す。 
やがて日にちが経ち私のお尻も少し痛むけど良くなり明日退院となったときに、私の隣の
ベットに寝ている男性患者の彼女がやってきて、いろいろこそこそ話しているんです。 その話は「お尻
ガーゼ取り替えるの、やってあげる。」 「なんか、痛そうね。」などとガーゼを代えてあげている様子。
なかなか献身的な彼女だと思いました。 その後検査の様子や手術の話などをしていましたが、その
彼女は「浣腸もされるんだ。 ○○さん、お尻出して、浣腸よ、プチュー、なんてされるんだ、なんか恥
ずかしいよね。」と言っている彼女の声は小声ながら恥ずかしがっていると言うより結構喜んでいる様
子。

何となくその場に居づらくなって私は食堂の方に行くと夫婦の様な患者さん(新顔です) 下剤を飲ん
でいるのは奥さんの方なのでこの奥さん、お尻が悪いんだと思いました。 
やがてこの奥さんも下剤
を飲み終わり部屋に戻ろうかと立ち上がった時に例のごとく婦長さんが浣腸を2本手に持っていました。
一人の患者さんに2本するわけは無いし、男性の病棟には誰も入って来ていないしもう一人女性患者
さんがいるんだ。と思いました。 「○○さん、便の方はどうですか。」 「2回目です。」 「まだでそうで
すね、それじゃスイマセン浣腸の方させていただきます。」と夫婦二人で大部屋の方に入っていきまし
た。旦那さんの方も一緒にベットに行ったようです。 ということはこの旦那さん奥さんの浣腸シーンを
一部始終見ることになるんだと思いました。 ひょっとして浣腸マニアの夫婦だったりして。 この奥さん
ちなみに結構美人バストはかなり大きかったですが、その割にはお尻が小さかったのが印象的でした。
でもパジャマスタイル越しに見るヒップラインはとてもいい形をしていました。

そういえばこの前手術した女性のお尻も大きかったけど、きれいなヒップラインだったなと思いました。
ということは以外にヒップラインがきれいな人は実は*が悪い人が多いのかも。 他の患者さんも結構
きれいなヒップラインでしたよ。

そして退院を翌日に控えた私は、ふとあることに気づきました、私が入ったときは20人位いた患者さん
がいつのまにか食堂で食事をする患者さんがなんと7人しかいませんでした。 しかも話によると、明
日退院する人は5人もいるそうなんです。 ということは男性患者は今二人(私を含めて)は退院で男
性の大部屋は空になるのです。 患者さんは女性だけ、しかも二人しかいないという寂しい状態になる
のです。 でも明日手術をする患者さん2人もいるから4人となるのです。 しかも女性だけという何と
も普通では考えつかない状況になったのです。

女性に痔の患者さんが多いというのはやっぱり本当みたいですね。 ただ肛門科の場合1週間単位で
結構出入りの忙しい病院みたいです。

長文にお付き合い頂きありがとうございます。 翌日痛い感じが残りながら私は家路につきました。
久しぶりに帰る自分の部屋はやっぱり良いものです。 快適な入院生活もやっぱり自分の部屋に戻る
とほっとするのも不思議なものです。
自宅に帰って困ったのはウォシュレットが無いことこれは、思ったより痛手でした。 そんなことを思って
本日ウォシュレットを購入。 これはやっぱり気持ちいい。