SPACE銀河 Library

作:よしかず

従姉といちじくと

「”浣腸しよっか!”そう従姉は言いました。

僕の従姉は僕より17歳も年上で、僕が生まれた頃からたくさん可愛がってくれて、本当のお姉さんのような存在でした。
また従姉は自分の夢のために単身ニューヨークへ渡るなど国際的な人で僕は幼い頃から彼女に憧れていました。
僕が短大の頃、彼女はもとオリンピック選手と結婚しました。その嫁ぎ先が寮の近くだったため、よく夕食にお呼ばれしてました。

僕が二十歳になった二日後。この日、僕は従姉に誕生日のお祝いをしてもらいました。
はじめてシャンパンを飲み交わし、従姉が腕によりをかけて作った手料理とケーキを美味しくいただき、二人きりのとても楽しい一時でした。
ゆっくりしていたら、なにかお腹が痛くなってきました。この前日まで卒業旅行に行ってたので、ハードな行程に便秘気味だったのです。
従姉が心配そうにお腹をさすってくれましたが、痛みはひきません。すると従姉が近所のドラッグストアまで薬を買いに行ってくれました。
帰ってきて紙袋から取り出したのは青い小箱、イチジク浣腸でした。薬剤師がこれが一番と薦めたそうです。
僕はドキッとしました。僕は浣腸されることが好きで、それまで幾度となく便秘になっては市内の病院で浣腸してもらっていたからです。

従姉は温かい笑顔で僕に”浣腸しよっか!”と言い、俯く僕の手を引いてベッドルームへと導きました。
下半身を裸にされ、ベッドに横になります。従姉が知っていたのかはわかりませんが、左側臥位でした。
濡らしたタオルでお尻の穴をたんねんに拭かれ、「それじゃ入れるね」とそっとイチジク浣腸されました。
冷たい感触がお尻に走ります。浣腸を抜くとティッシュでお尻を抑えてくれました。
「そのままガマンしようね」
従姉にお尻を抑えられたまま横になり、ガマンしました。
従姉も添い寝して、「頑張れ、頑張れ」って励ましてくれました。
従姉は僕の気をまぎらわそうとキスをしてくれました。
それも舌を入れるような甘く濃厚なキス。ディープキスのはじめての感触にお腹の痛みをしばらく忘れました。

耳たぶ、首筋、背中、腰、お尻のほっぺにボディーキスの嵐でした。そんな快感にいつの間にか10分が経ちました。
イチジク浣腸で10分ガマンしたのははじめてです。さすがにお腹の渋りがきつくなったので、
「ちーちゃん、うんちしたい。」と言うと、
「10分もよくガマンしたね。えらかったね。トイレでいっぱいうんち出してスッキリしようね」
従姉は僕を起こして一階のトイレまで連れ添ってくれました。トイレの便座に座ると向かい合うように従姉が前にしゃがみ、
「さぁ、いっぱいうんちだしてね。はずかしがらなくていいよ。よしかずくんのうんちをお姉さんに見せて。」
といい、お腹をなでてくれました。
「いっぱい、いっぱい、出そうね。一緒にここにいてあげるからね、安心して。ほら、せーの、うーん、うーん。。。」って
従姉のかけごえと一緒にきばって、一週間分を出しました。
ブッブビッビービチビチッという大きくて恥ずかしい排泄音とともに全部できると
「ああ、いっぱいでてえらいねえ〜!」とまたキスしながら誉めてくれました。

トイレから出ても渋り腹はしばらく治まらず、ベッドで従姉と添い寝しました。
僕が浣腸が好きなこと、小さいときに母にしてもらった浣腸が忘れられないこと、すべてを従姉に話し、
受け入れてもらいました。そのときから、僕と従姉の特別な関係が生まれました。
二十歳の春の黄昏のできごとでした。


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