SPACE銀河 Library

作:朱鷺

妻の秘め事

<そろそろかな・・・? まだかな?>
一人で子供をあやしながら過す昼下がり。涼子は最近癖になっているあの事を考えていた。あの事・・・浣腸は最初は夫の時彦の趣味だったはずだ。性行為が多様化している現在では浣腸をすることや、それに性的な快感を覚えることは、そんなに異常な行為ではないはずだ。・・・とはいうものの、通常の性行為とは違いおおやけに他人に宣言できるものでもない。涼子も夫に最初にその話を聞いた時は、<変態>という言葉が脳裏に浮かんだ。しかし今は、夫婦揃ってその浣腸という行為が趣味、生活の一部にまでなってしまっている。

<最初にしてもらったのは、まだこの子が出来る前だったわね。あの時はあの人ったら
とても臆病で、私にしたいって切り出せなかったのよね・・>
たしかに便秘の治療のためならともかく、趣味で妻に浣腸をするというのは変態的ではある。
<私のための浣腸器まで買って来て、してもいいわよって言ったらあんなに嬉しそうに・・コーヒーで浣腸してくれたんだったわ>
<あれからもう何度されたんでしょう?・・いっぱいしてもらったけど・・いつまで経っても恥ずかしさは慣れないけど・・気持ち良くて・・そろそろして欲しいいわ・・>

夫の話では、以前つきあっていた相手の女性とも浣腸を楽しんでいたそうだ。その彼女というのが看護婦で、それからこういう趣味の道に入っていったという経緯も聞かされた。彼女に嫉妬も感じるが、反面涼子がこういう快感を覚えたのも彼女のおかげではある。もともと涼子はお通じで困ることはあまり無い体質だったから、夫の性癖が無ければ浣腸などとは一生無縁だったかもしれない。

<でも、一度だけは体験したよね・・>
それは子供を持つ女ならば誰もが経験するという、出産前の処置でのことだった。すでに夫から何度も浣腸された経験はあったので、出産時の処置の浣腸は慣れたことであった。しかしいつもは夫との秘め事として行う行為であるだけに、白昼看護婦さんにされるのは恥ずかしい気がしてならなかった。コーヒー・石鹸水・グリセリンとさまざまなモノを浣腸された経験を持つ涼子は、ある意味では浣腸のベテランとも言える。それだけに第三者によって肛門に注入されるという経験は、便意とは別で羞恥を感じさせる。陣痛の合い間に病室で夫と二人で居るところにやってきて、「出産前の処置で浣腸しますね」といわれた時には、夫と意味ありげに視線を交わしてしまった。「ご主人はちょっと外に出ていて下さいね」と言われた時に<いつものように夫にしてもらいますから・・>などと言ったらどんなに驚かれたのだろう・・・ふと冗談でそんな事を思って、後になって夫と笑ったものだ。さすがにあの時は陣痛もあったので、快感を感じているようなゆとりは無かったけど・・でも浣腸に慣れてきていたので、不快ではなかったわね。出産後も3日ほどはお腹の中が脱力感でお通じも無かったから、看護婦さんが心配してもう一度浣腸してくれたんだったっけ・・ 

考えてみればあれほど女性にとっての羞恥を晒す機会は無いはずだ。出産前の検診で始めての内診を受けた時には、あれほど抵抗があったのに、出産を迎える頃には、医師の前で股間を開く事が当たり前になってしまっていた。膣内にさまざまな道具を挿入されたり、医師の指で触診されたり、そして出産前には当然のように浣腸されたり・・・

<でも浣腸の結果の排泄まで見るのは、あの人くらいね・・>
涼子にしてみれば臭く汚いだけのモノを、見たいという心理はまだ判らない。しかしそれが涼子に羞恥の刺激を与えるという事を夫は判っているから、そのシーンを見ることにこだわっているのかもしれない。特別に排泄物に愛着があるという人種も世の中には居るらしいが、夫はそういうタイプではないと思う。ただ涼子の排泄を見て、涼子の羞恥を楽しんでいるのだ。浣腸すればいやでもウンチは出る。しかしそのウンチは通常は誰かに見られるモノでは無いし、陰部と同じで見せるべきではないものだ。医療行為として排泄物を確認することがあると言うことをどこかで聞いたことはあるのだが、それにしたところで出るシーンそのものを観察するわけでは無いだろう。そういう意味では夫は涼子のもっとも秘めた場面を目にする事で涼子を支配しているとも思える。

そして涼子は妊娠と出産で体質が変わると言われているように、子供を産んでから便秘しやすい体質に変わってしまっていた。
<あの人にしてみれば、こういう変化は歓迎でしょうね。妻が定期的に夫に浣腸を求める
なんて、理想的だわ。>
しかし涼子としては趣味は趣味として、自分の排泄をすべて夫に依存してしまうのは不安でもあった。排泄するところを見られるのはいまだに一番の羞恥の根源だし、そのあとは必ず興奮した夫の相手をしてセックスに移行してしまう。つまりそれだけの時間的余裕と精神的余裕がなければ、涼子の便秘は解消されないという事になる。夫はあくまでも性行為の一部として涼子への浣腸を考えているので、仕事で疲れて深夜帰宅した時や週末でも翌朝早くから予定がある時などは、涼子が求める素振りをしてもしてくれない場合もある。涼子も自然排便がまったく出来ないわけではないが、夫の都合で数日お預けにされた時などには、下腹部に不快な感覚を抱えて我慢することになってしまう。
<そういえば いつか夕方してもらっていたら宅配便が来て大変だった時があったわね>
<自分の生理現象くらい自分でなんとかコントロールしないと・・・>
浣腸は快感ではあるが、それに依存するようになると生活に不都合が出てくる。
<でも自分で自分に浣腸って、一度もやったことが無いし・・・>
初体験が夫からの受浣で、その後も夫が必ずしてくれる。夫か病院でされる以外は、涼子は浣腸を経験していなかった。
<自分で出来るんだろうか?・・・みんな自分でやってるんだろうけど・・・>
そんな軽い不安も涼子は感じていたが、日々の生活にはこれと言った支障は無く、順調な子育ての日々を送っていた。

 それから数日したある日のことである。
「どうしたの、涼子さん?ここのところなんだか元気が無いわよ」
「ええ、ちょっと体調がすぐれなくて」
お隣の奥さん、和代が来て二人で世間話をしながらお茶をしていた。和代は涼子と同じ年で、幼稚園に行っている子供が居る。涼子と同じような専業主婦なので気が会って仲のよいご近所さんだ。子育てについては数年先輩なので、良き相談相手でもある。
「あらあら、オッパイの出がよくないのかしら?」
「オッパイじゃないのよ・・・別の方・・」
「別って??」
「あのね・・・お腹・・出が悪いのは・・・ ちょっとここのところ便秘なの。」
「そう、それは大変ね。母乳をあげてるから水分がそっちに行っちゃってるのかな・・」
「そんなに深刻じゃないけど、ちょっと気分が重くてね・・」
「そういうのは早く何とかしなきゃダメよ。赤ちゃんにも悪いわよ」
「そう?そういうものなの?」
「お母さんの不機嫌は赤ちゃんにすぐ判っちゃうものなのよ。」
「でもね、何とかならないから便秘なんだけどね・・」
「それはそうね。お薬でも飲む?・・・でもそれよりは浣腸の方がすぐ効いてスッキリするわよ」
和代の口からサラリと出た浣腸という単語に、思わず涼子は手が止まってしまった。
「浣腸・・でも・・私やったことが無いし・・・」
「あら、お産の時にやらなかった?」
「それはあるけど・・・私、自分でしたことは無いのよ。」
「そうなの?簡単よ。教えてあげましょうか?」
「ええっ?教えるって?・・・」
「今すぐスッキリさせてあげるわよ。ウチにちょうど1個あるわ」
和代はそういうと涼子の返事も聞かずに、サンダルをつっかけて自宅に戻って行った。
<どうしよう?・・和代さんってば、浣腸だなんて・・・>涼子のためらいも長くは続かなかった。
すぐに和代はイチヂク浣腸の箱を持って戻ってきたのだ。
「ほら、これを使えばすぐに楽になるわよ。ちょうど買い置きの最後の1個なのよ」
「ええ・・・でも・・・」
涼子の羞恥のためらいを、和代は未経験のためにためらっているものと勘違いしている。
「こんなの簡単よ。教えてあげるから、そこに横になって。」
とうとう涼子は和代に押し切られ、横にされてしまった。
「いい?下着を下げるわよ。女同士なんだし、もう子供もいるんだからいいじゃないの。そしたらこれのキャップを取るの。中身が飛び出さないように、細い処を持って外すのよ。そして先端をちょっと濡らして、お尻の穴はわかるでしょう?ここよ!」
和代はそう説明しながら、涼子の手にキャップを外したいちぢく浣腸を持たせ、その手をお尻に誘導した。そして押し開くように尻肉を持ち上げ、肛門を剥き出しにするように手を貸している。涼子はその誘導に従い、自分の肛門にイチヂクの先端を差し込んだ。
「すんなり入ったでしょう?痛くは無いわよね。そしたらこの卵を押しつぶして、中の薬を入れるだけよ。」
「でも・・・」
ここでしたら、和代の居る前でトイレに入ってウンチをすることになる。そんなためらいが涼子の手をためらわせる。
「ここまでしておいて、なにをためらってるの?しっかりお薬入れて、早く悪いものを出しちゃわないと・・・手伝ってあげようか?」
そう言いながらいちぢくの薬の充満した玉を自分で押しつぶそうとするように手を伸ばす。
「いいわ。自分でやるから。」
腸にグリセリンが流れ込んでくる。涼子にはおなじみの感覚だ。いちぢく1個分などはどちらかと言えば物足りない程度の量だ。
「そう。しっかりつぶしてね。最後は二つ折りにするように・・そしたら後は、我慢できなくなるまで待って、トイレに行くだけよ。簡単でしょう?」
病院でもなく夫の手でもなく、自分で浣腸してしまったという事実と、それを和代に見られながら、というよりは和代にリードされてしたというショックで、涼子は混乱していた。便意はまだやってこない。空のいちぢくの容器を片付け、肛門を押さえながら、和代にどう反応してよいのか迷っていた。
「もう・・和代さんってば、せっかちなんだから。私はするともしないとも言って無いのに」
「いいじゃない。スッキリするんだから。」
「でも・・やっぱり、恥ずかしいわ。」
「何言ってるのよ。出産じゃこんなものじゃなかったでしょう?」
「え?・・・」
「浣腸だってもっと大きなものだし、分娩台ではあそこを大きく開いて先生に見られるし・・」
「そりゃそうだけど・・それとは違うわよ。和代さんに見られながら浣腸だなんて・・」
「でも、そんな恥ずかしさも慣れると快感よ。わたしなんて・・・」
「???どういうこと?」
和代の話はどうやら涼子と同じような浣腸での快感の方になりそうな口ぶりである。
<和代さんもご主人にしてもらったりするのかしら? 同じ趣味って事かな?>
そう考えながらも、涼子は便意が限界に近づいたので、会話を中断してトイレに向かった。便秘が解消されるのは嬉しい事でもあるし、夫以外の人にされても快楽は快楽だった。あそこも方も若干潤んで、その証拠を見せている。いちぢく1個でも効き目は充分で、ここ数日溜まったものが解消された。さわやかな気分で居間に戻りながらも、どうやって和代の快感発言を誘導しようかと、涼子は考えていた。
「ああ。スッキリした。快感〜・・和代さんもよく浣腸を使うの?」
「ええ。私も便秘気味だからいちぢくは常備薬よ。」   
「そうなの?やっぱり自分でするのかしら?」
「ええ・・・まあね・・・」
和代は、肯定しながらもなにかためらっている。
「恥ずかしさも慣れると快感に成るって??・・どういう事なの?」
「あ・・あのね・・・時々主人にしてもらう事もあるのよ・・」
やはり涼子が考えたように、和代夫婦も秘密の趣味のようなものがあるのだ。
「でも、自分でも出来るんでしょう?それなのにわざわざご主人にしてもらうの?」
「そうなの・・・あのね、同じいちぢくでも自分でするよりも、やってもらう方が効くような気がするのよ・・・それで時々主人にお願いするの。」
「でも・・いくらご主人でも恥ずかしいでしょう?」
「ええ、でもその恥ずかしさも気持ち良いし・・恥ずかしいからなかなかトイレにも行きにくいでしょう。その分効いたりするのかな。」
「そうなの・・そういうものかな」
涼子は<私もそうなのよ・・>と言い出そうかためらいながら、相槌を打っている。
「ホントはその最後の1個は、今晩主人にしてもらおうかなって思って、とっておいたの。でもいいわ。涼子さんがスッキリしたんだし、お尻も見ちゃったし・・・」
「あら、それは悪いことをしちゃったわ・・・和代さんも便秘だったのね。」
「まあ、私は慢性だしまだそんなに困ってないから・・・」
「でも、せっかくのご主人とのコミュニケーションを邪魔したみたいで・・」
「コミュニケーションだなんて・・そんな・・」
そんな冗談を言いながら、涼子はちょっとした悪戯を考え付いていた。
<ここで和代さんに、私が浣腸してあげるのはどうかしら?和代さんだってご主人以外では、病院くらいしか経験は無いだろうし。お尻を見られただけじゃなくてお互い様にね・・>
「そういえば・・ちょっと待っててね。イイ物があるのよ」
そう言って和代を待たせて、涼子はいつも夫が使う道具を取りに、夫の書斎に向かった。

ガラス製の200ccの浣腸器を手にして涼子は、和代に何を浣腸しようかと考えた。いちぢくの中身はグリセリンだから和代も経験はあるだろう。それよりも未経験のものを注入してあげる方が良いだろう。そう考えた涼子は今晩にでも夫におねだりしようと思って用意しておいた1リットルほどのコーヒーの入ったペットボトルを持ち、居間に戻った。
「さっきは私がスッキリさせてもらったから、今度は和代さんも同じ様にスッキリさせてあげるわね。」
「えっ? どういうこと?」
「今度は私が和代さんにしてあげる。」
「でも・・涼子さん。浣腸なんて経験ないんじゃ・・・??」
「いつ、私がそんな事言ったのよ?私は自分で自分にしたことは無いって言っただけよ。」
「でも・・私のいちぢくはさっきのが最後の1個だし・・・」
「大丈夫。心配しないで。さあ、そこに横になって・・・」
「でも・・・」
「ご主人からされるんじゃ無いけど、女同士だもの・・いいじゃない」
すっかり立場が逆転して、弱気になった和代に対し、涼子はさきほど自分がとらされたのと同じポーズをとらせ、半ば強引に下着をさげた。 
「和代さんは、今までにいちぢくしか経験ないの?」
「え・・ええ、病院でされた時以外は、家ではいちぢくだけよ。」
「じゃあこれから私が、コーヒーでお腹の中をきれいにしてあげるわね。」
「コーヒー浣腸をするの?」
「そうよ。でもこれで少しづついれてあげるからね。」
そう言ってガラス製の浣腸器を見せると、和代の目はそれに釘付けになった。
「涼子さん。こんな道具を使ってるの?」
「そうよ。」
「でも自分でしたことないって・・・あなたもご主人にしてもらうの?」
「そうよ。これも主人が私のためにって、買ってくれたのよ。でもきちんと使うたびに消毒もしてあるから、心配しないでね。」
「そんなことは心配して無いけど・・・ご主人が買ってくれたの?良いわね。」
「グリセリンもあるわよ・・・」
「まあ。それもご主人が?」
「ええ。そうよ。」
「そういう趣味なのかしら?あなたが?ご主人が?」
「まあ。それはね・・・」
返事を濁して涼子は仕度を始めた。ボウルにコーヒーをあけガラス製の浣腸器に吸い上げる。先端にハンドクリームでも塗ろうかと考えたが、それより妙案が浮かんだ。
「こんな道具でされるのは始めてかしら?ちょっと入りやすくするわよ。」
そういうと和代の肛門を指先で探り当て、そこにそうっとクリームを塗りこみ始めた。
「ああっ・・そんな処に・・」
「こういう風にされると気持ちいいんでしょう?」
そう言いながら肛門の内部にまで指先を挿入するようにして、性的な愛撫のように丁寧にクリームを塗りこむ。
「ええ・・・なんだかあそこがウズウズしてきそうよ。」
「ずっとこうしてあげてもいいんだけど・・そろそろ本当の目的の戻るわよ」
「はい・・お願いします」
すっかり涼子にリードされた和代は、殊勝にそう言って頬を染めて頷いた。涼子は室温のままのコーヒーが充満した浣腸器の先端をゆっくりと和代の肛門に埋めていった。
「いい?入れるわよ」
和代も浣腸されることに慣れているのか、頬を赤らめて恥かし気にしては居るが素直に頷いた。ゆっくりとピストンを押すと、コーヒーが和代の腸に流れ込んで行く感触が涼子の手に伝わって来る。男が女を征服する時の喜びとはこういう感覚なのだろうか、と涼子は思った。
「和代さん。普段されるのはいちぢくしか無いの?」
「ええ こんなのは病院でされただけよ。」
「じゃああんまり無理しない位の量にしておいてあげるわね」
「お願いね こんなに沢山入れるなんて・・・ちょっと心配だわ。」
そんな会話を続けながらも、涼子は浣腸器の中身のコーヒーを和代の腸内に注入し終え、再び浣腸器にコーヒーを吸い上げ、和代の肛門に挿入した。そこは200ccの量を飲み込んだ後も、まだほころびを見せることは無く、最初の時と同じような柔らかい抵抗を示しながらも、嘴管を受け入れた。
「和代さんのお尻って素敵ね。こんなお尻の穴なら浣腸してみたい気持ちが判るような気がするわ。」
「涼子さんも普段はご主人にしてもらうの?」
「ええそうよ。コーヒーだったりグリセリンだったり・・・いろいろされるわよ。」
「涼子さんのご主人って、積極的なのね?浣腸するのが好きなの?」
「そうなの。ほんとは最初は主人の方がさせてくれって・・・」
「そう。羨ましいわ。ウチなんかお願いすればしてくれるけど・・・」
「あら。じゃあ和代さんのほうから、誘うの?」
「ええ、でもホントに便秘の治療って感じよ。」
そんな会話をしながらも、涼子は2回、3回と注入しては吸い上げてという動作を繰り返す。和代も普段の気安い感じで浣腸を受け入れながら世間話を続ける。
「でも、お尻の穴ってなんだかえっちな感じがしない?」
「それは・・普段人に見せる処じゃないし、あそこのすぐ隣だしね・・・」
「浣腸されるのってSEXと同じ様に感じるような気がするわよ。」
「そうよね、体を開かれて無理やり入れられてるような感じかな。」 
そんな話をしながら和代の秘所に目をやると、そこもしっとりと反応を示している。
「あらあら、和代さん。ご主人で無くても快感は感じるのね?」
そう言って、涼子は浣腸器を和代の肛門に突き立てたままで、和代の秘所に指を伸ばし軽く嬲った。
「ああっ、そんな・・・涼子さん、駄目よ!」
「これで1リッターになるから、入れるのはこの位ね。後は我慢出来るだけ我慢して、出してスッキリするだけよ。」
「そんなに入っちゃったの?お腹が重いわ。」
「でもグリセリンじゃないから、お腹が痛い感じにはならないでしょう?」
「そうね、効き目が穏やかね。」
「じゃあ、出したくなる限界まで待っている間、良い事してあげるわ。」
そう言って、涼子は再び和代の秘所に指を伸ばす。全体がしっとり湿っているのを指先でなぞって確認すると、直接剥き出しになった核を捕らえる。
「そんな・・・あああ・・・浣腸しながらそんなこと・・・」
「ご主人はしてくれないの?」
「あの人は、ほんとに治療のつもりで、入れるだけだもの・・・」
「あら、でも和代さんはこうして欲しいんでしょう?」
「そんな・・・我慢できなくて漏れちゃうわよ・・・」
「でも、もう洪水よ・・・あ・そ・こ・・・」
「そんな、恥ずかしいわ・・・」
「いいじゃない、お互いに浣腸して感じても・・・好きなんでしょう?」
「でも・・・」
「認めちゃいなさいよ。だからご主人に浣腸をおねだりするんでしょう?」
「ええ、してもらってる時はSEXと同じ様に感じるの・・・」
「女同士だから、そういう快感は判るわよ。もっと感じさせてあげるわね。」
涼子はそういうと、しなやかな指先で和代の秘所の愛撫を続けた。涼子にとっても初めての経験だった。女だからどういう風にすれば快感を感じるのかは男よりは判るはずだ。挿入するモノの大きさやピストン運動の激しさなど男が気にするような事でなく、愛撫を加えるポイントは自分の体と同じだからよく判る。そして女の加える愛撫は射精で終る男の性と違って、限界が無い。和代もそのポイントを把握した愛撫にすぐに反応した。涼子は核だけでなく周囲にも愛撫を加えながら、和代にキスをし、そのまま唇をうなじや耳朶に滑らした。もう片方の手は優しく乳房を服の上から愛撫する。夫から受ける快楽の経験を総動員して和代を高みに導こうとしていた。和代の腸内には1リッターの液が排出を待って、柔らかではあるが刺激を与えている。排泄感を堪えながらも和代はピークに達した。
「もうダメ・・・これ以上感じさせられたら、ここでお漏らししちゃうわ。」
「それじゃ困るわね。トイレに行ってね。付いて行ってあげようか?」
「そこまでは・・・やっぱり恥ずかしいから・・一人で行くわ。」
和代は乱れた息を落ち着かせながら、トイレに向かった。涼子は付いて行って排泄まで見てしまおうかとも考えたが、今回はそこまでは見送ることにした。
<和代さんにもそういう秘密の癖が有ることは判ったし、ご主人にしてもらうのに満足してるわけじゃ無いみたいだから、これからもこういう事は有るわ>
いずれそういうチャンスも来るだろう。最初に涼子がイニシアティヴを取ってしまったから、和代を上手くリードすることも出来る気がした。和代がトイレから戻って来たら、軽いキスでもして、これからの関係を約束して今日は切り上げよう。毎日でも出来る環境なのだからこそ、毎日快楽に溺れるのは自制しよう。女同士の禁断の快感、それも征服する方の快感を味わって、この先に甘い秘密の予感を感じている。もちろん夫にも秘密にしておいた方が良いだろう。それとも・・・それもいずれこれから先の話になる。これからも良い妻で良い母で良いお隣さんで居よう。そして時々だけ秘密のお遊びを楽しもう。お昼寝から覚めてむずかりそうな赤ちゃんに気を取られながら、涼子はとりとめも無くそんな事を考えていた。


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