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                  | 幼き日の追憶
 
 
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                  | 「かんちょー!」 クラスの男子たちがギャーギャー騒ぎながらふざけあっている。時代が移り変わり子供たちの感性が違えど、どこかの世代で必ずといっていいほど、このいたずらは流行する。人さし指を立てて両手を合わせ相手のおしりに不意打ちするあのいたずら・・・。
 桜ヶ丘小学校6年2組も例外ではなかった。そんな戯れあう男子をしり目に綾日(あやか)と美香はレディコミで人気のあのマンガの話に興じていた。この世代どこでもそうだが女の子の方がませていて性については男子の2歩も3歩も先を行っている。
 「またやってるよ〜あれ。最悪だよね。かんちょーなんて。。。」
 まるで、幼稚で構ってられないといった口ぶりで彩日がいう。
 
 「だよね〜。ねぇ、綾日かんちょーされたことある?」
 「うん。このあいだケンジくんにされた!最悪!!」
 「あはは!超ー最悪!」
 「だからね、ケンジくんにお返しかんちょーしてやったよ!」
 「あはははは!!」
 ませているとはいえ、やはり小学6年生。かんちょーという行為を単にいたずらとしてしか捉えていなかった。しかし、ひょんなことからこの会話はあらぬ方向に脱線して行った。
 
 「うん。まったくね・・・。ホントの浣腸なんかされたことないくせに・・・」
 「えっ?」
 綾日の言葉に同意をしたつもりで返した美香の言葉が逆に綾日の琴線に触れてしまった。
 「美香ちゃん浣腸されたことあるの?」
 「え?いや・・・その・・・。 小さいころ。うん。赤ちゃんの時」
 頬を赤らめ明らかにドキマギする美香に綾日は顔をのぞき込むように質問した。
 「・・・美香ちゃん浣腸されたんでしょ?」
 「ち、違うって!」
 そう言いながら愛は真っ赤になった顔で周りを見回した。相変わらず放課後の教室は戯れる男子たちの喧噪で包まれていて二人の会話など誰も聞いてはいなかった。それでも美香は急に声をひそめて続けた。
 「そうじゃなくて・・・」
 「え〜!なに!なに!!」
 綾日は愛の何か隠している様子に興味深々だった。
 「だからね・・・してないの・・・まだ・・・」
 「ん?どういうこと?美香ちゃんの言ってること分かんないんだけど」
 「だからね。誰にも内緒だよ」
 「うん・・・」
 ただならぬ美香の雰囲気に綾日もようやく気付いたらしく二人はぼそぼそと内緒話を始めた。
 「昨日ね、体育の時間私倒れたじゃん。」
 「うん。保健室行ったね」
 「そしたらね、由美子先生に便秘ねって言われたの・・・」
 「分った!そこでかんちょーされたんだ!!!」
 「わぁー!!違うって!!!」
 急に二人が出した大きな声で一瞬教室の男子たちは綾日と美香の方を振り返った。しかし、次の瞬間にはまた何もなかったように戯れはじめた。美香はやれやれといった感じで小さく深呼吸して続けた。
 「そうじゃなくて・・・」
 
 
 6時間目 体育
 給食を終えたあたりから美香は下腹部のあたりになんとも言えない重みを感じていた。
 (食べ過ぎたのかな?)
 美香は自分の身体に違和感を感じながらも、次の授業は楽しみな体育の授業でしかもバスケットということで気にしないでいた。ゲームの最中パスをもらった瞬間、目の前が真っ白になったと思ったら倒れていた。すぐに目を覚ましたのだが、先生が保健室に行くように美香に促した。
 
 コンコン・・・
 保健室のドアを小さくノックし、美香は保健室に入った。
 「あら、6年2組の美香さんね。どうかしたの?」
 白衣をきた校医、北川由美子は心配そうな口調ながらも笑顔で美香を迎え入れた。まだ25才と若く、美香の年頃にはお姉さん的な雰囲気があったため、生徒からは由美子先生と呼ばれている。
 「あのね。由美子先生。私いまバスケの最中に倒れちゃったんだ」
 「あら・・・」
 「それで、体育の石橋先生が保健室行ってきなさい、って」
 「そうなの。大丈夫?」
 そう言いながら由美子はのぞき込んだ。たしかに美香の顔色はあまりよくないようだった。
 「美香さん、今生理かな?」
 貧血だと思った由美子は美香にそう聞いてみたが、美香の生理はすでに10日も前に終わっていた。
 「そう・・・、じゃあ、給食はきちんと食べた?」
 「うん、しっかり。」
 ようやく、落ち着いたのか美香はくったくのない笑顔で答えた。
 「朝食も?」
 「うん」
 「そうかー。じゃあ、どうしたんだろうね・・・」
 由美子の問診ではどうも異常らしいものが見当たらない。
 「・・・美香さん、今日おトイレ行った?」
 (ハッ!・・・)
 美香はこのとき始めて、ここ2〜3日自分がトイレに行ってないことに気付いた。
 「そういえば・・・、行ってないです・・・」
 「昨日は?」
 「昨日も・・・」
 「えっ?じゃあ、その前は?」
 「たぶん、行ったかも・・・」
 「あらあら、美香さんそれだよ。倒れた原因。」
 やっと、思い当たる原因がみつかり、しかもそれが便秘ということで由美子はやれやれという感じで美香にいった。
 「ウンチ出ないの?」
 「・・・はい・・・。」
 美香は倒れた原因が便秘でしかもそれが校医とはいえ、由美子に指摘されたことがとても恥ずかしく感じ、耳まで真っ赤にして、小さくうなづいた。
 「じゃあね、ちょっと待ってね」
 そう言うと、由美子は白い薬品棚からいちじく浣腸とある青い小箱を1つを取り出し、美香に手渡した。
 美香はそれを受け取りながらも困惑した表情を浮かべている。
 「はい、いちじく浣腸。これ何か分かるでしょ?」
 (え〜!これから由美子先生に浣腸されちゃうの!?)
 「・・・はい・・・」
 当然美香も手渡されたものが、いちじく浣腸であることも、それがどのように使われ、どのような効果があるかぐらいは知っている。美香は頭の中でこれから起こるであろう出来事にパニックになっていた。
 「ホントは私がしてあげてもいいんだけど、美香さんももう6年生だしやっぱりはずかしいでしょ。それに浣腸くらいは自分でできるよね」
 「・・・えっ?」
 「どうしたの?自分でできないかしら?」
 「あ、いえ!!できます!!できます!!!」
 てっきり、これから浣腸されてしまうと思っていた美香は由美子の意外な言葉にほっと胸をなでおろした。由美子も校医という立場柄美香に浣腸することはなんの苦もなかったが、思春期の美香が校医であっても他人に浣腸されることはとても恥ずかしいだろうという配慮をしての言葉だった。
 
 「・・・と、いう訳なの」
 美香の憂鬱そうな顔とは反対に綾日の目の色は明らかに好奇心で爛々としていた。
 「うん。で、どうだった?浣腸?」
 「それが、まだしてないんだよね・・・ほら・・・」
 そう言うと美香はバッグの奥底にしまってあったいちじくの青い小箱を綾日に見せた。
 「ちょっと見せて!」
 そういうなり、手を出してきた綾日を振払うように美香はバッグの口を閉じた。
 「やめてよ〜綾日。誰かに見られたら恥ずかしいじゃん!」
 「けど、美香ちゃん、ウンチ出たの?」
 「それが、出てないから困ってんだよ〜」
 「じゃあ、浣腸しなきゃ」
 「もーっ!そんなにしたいなら綾日したらいいじゃん」
 他人事のように明るく言う綾日に美香は少しムッとした口調で答えた。
 「え?いいの?ちょっとしてみたいかも・・・」
 「え・・・?」
 綾日の意外な言葉に美香は一瞬たじろいだ。このまま、いちじくの小箱を綾日にあげてしまうことは簡単だったが、意外なまで明るく浣腸を欲する綾日にそれを譲ってしまうことが美香にはなんだか急に惜しくなった。
 「ダメだよ。これはわたしのおクスリなんだから・・・」
 「じゃあ、一緒にしようよ!」
 「え〜っ!?」
 綾日は美香の手をつかみ、夕暮れの教室を後にした。
 
 二人がやってきたのは、音楽室の隣にあるトイレだった。校舎の一番端の西日がさしこみオレンジ色に染まるこのトイレに今の時間やってくるものはまず居なかったが、二人は周囲を見渡し誰も居ないことを確認してから静かに同じ個室に入った。
 「なんだかドキドキするね」
 小声ではあったが相変わらず、明るく綾日が美香に微笑んだ。
 「マジでするの〜?」
 「ウンチ出ないんでしょ?しなきゃ。浣腸。」
 「う、うん・・・」
 綾日とは対照的にあまり気乗りのしない美香ではあったが、やはり小学6年生の女の子、Hな事には何でも興味と好奇心のある年頃。しかも二人でひとつの個室に入るという非日常にドキドキしないといったらウソだった。半分諦めたのか美香はバッグからいちじくの青い小箱を出し、それを開封するとピンクのお浣腸を2つ取り出し、その1つを綾日に手渡した。
 「じゃあ、綾日に1つあげるね」
 「へへへ・・・」
 綾日も舌を出してかわいらしく笑ったが、明らかにその顔は紅潮しているようだった。
 「じゃ、美香ちゃんおしり出して」
 (え?自分でするんじゃないの!?)
 美香は一瞬ビックリしたが、綾日に両腕を持たれて回れ右の要領で後ろに振り向かされると、すばやくスカートの中に手を入れられ、白に小さないちごがいっぱいプリントされたショーツをひざまで下げられていた。
 「美香ちゃんかわいいパンツはいてるね」
 「ちょっと、あ、綾日・・・?」
 美香は一瞬の出来事に戸惑いながらも、小さなおしりを見られまいと必死で手で隠そうとしていたが、綾日はそんな美香の手を振りほどき、お浣腸の嘴管を美香の肛門にあてがった。
 「痛っ!」
 「あ、ごめん・・・、ゆっくり入れるね・・・美香ちゃん」
 言ってる間にその嘴管は美香の幼い肛門に深々と埋まってしまった。
 「美香ちゃん、入ったよ・・・おクスリ入れるね・・・」
 「あ。う、うん・・・」
 あまりの早業に諦めたのか、美香は顔の前に握りこぶしをつくって目をつむり小さくうなずいた。
 綾日はゆっくり人さし指と中指、そして親指でお浣腸をつぶしていった。
 「う〜ん・・・」
 チュボッ!という音とともに空になったお浣腸が美香の肛門から引き抜かれた。
 「終わったよ、美香ちゃん」
 綾日は空になったお浣腸の容器を美香の目の前に持ってきながら微笑んだ。
 「次は綾日の番だからね!」
 美香はお浣腸をされた恥ずかしさでいっぱいで、目の前に据えられたお浣腸の容器から目をそらすように綾日に言った。もちろん最初は自分ですると思っていたお浣腸だったが、自分がされてしまった以上なんとなく綾日にもお浣腸をしなければならないような気になっていた。
 「さ、さ、早く綾日」
 美香が急かすように綾日に言うと、
 「え〜どうしよう・・・」と言いながらも綾日は自ら振り返り、スカートの中に手を入れると青い小さなショーツをひざまでさげた。
 (えー?やっぱり綾日は、かんちょーしたいんだ?)
 そんな事を考えながら、綾日の後ろのしゃがみ込み、おしりを広げると、後ろからも丸見えになった幼い花弁からは透明な粘液溢れ、ひざまで下げられた小さなショーツと糸のように結ばれていた。
 (綾日、濡れてんじゃん・・・)
 少女が生まれて始めて濡れるという感覚を意識した瞬間だった。
 
 (え?なんで・・・?なんで濡れてんの?)
 美香にはお浣腸という行為で花弁を濡らす綾日の感覚が理解できなかったが、不意に自らの花弁をショーツ越しに触れてみると、やはり熱く湿っているのが感じられた。それと同時に背筋から延髄にかけてなにか電流のようなものが走る感覚に襲われた。
 「んっ!あっ!」
 「ん?美香ちゃんどうしたの?」
 「あ、ううん。何でもないよ!」
 思わず、小さく声を出してしまった美香にかけた綾日の言葉はまるで浣腸を催促するようでもあった。
 「さ、綾日。じゃあ、入れるね・・・」
 美香は早くなった鼓動と未知の感覚に戸惑いながらも平静を装い、自分がされたように綾日の肛門にその嘴管をあてがいゆっくりと挿入していった。
 「じゃあ、おクスリ入れるからね・・・」
 そう言いながら、ゆっくりお浣腸をつぶしながらも、美香は綾日の花弁から目が離せないでいた。綾日の花弁からは肛門から注入された薬液がそのまま出てきているのかと思うほど愛液が溢れていた。
 「あ〜・・・おクスリ入ってきてる・・・なんか気持ち悪〜い・・・」
 綾日も努めて明るく言っていたが、明らかに声がうわずってる。チュボッ!という音とともに綾日の肛門からお浣腸が引き抜かれた。
 「綾日、終わったよ。」
 「へへへ・・・ありがと。なんか変な感じ・・・」
 綾日は頬を染めながら照れ笑いをし、ひざまで下げられたショーツを直している。
 「どう?美香ちゃん。ウンチしたくなった?」
 「ううん。別に何にも・・・。綾日はどう?」
 「う〜ん・・・。わたしもあんまり・・・」
 「1つじゃ足りなかったのかな・・・?」
 
 (ぎゅる・・・ぎゅるぎゅるぎゅる〜)
 ほとんど二人同時だった。校舎のはずれの静まりかえったトイレには少女たちの身体に異変を告げる鈍い音が響き渡った。たった30ccのグリセリン水溶液ながらもお浣腸初体験のふたりの腸内を掻きむしるには十分過ぎる量だった。
 「あ痛たたた・・・」
 「あ・・・、ん・・・お腹痛い・・・」
 二人は予想していたよりも遥かに強力なグリセリンの威力にお腹を抱え込むように前屈みになって苦痛を訴えだした。
 「美香ちゃん・・・わたしもうダメ・・・」
 そういうと綾日はお腹をおさえ、よろよろと個室を出て、隣の個室に入り勢いよくドアを閉めた。隣の個室からは足踏みをしながらショーツを下げているであろう音がガサゴソ聞こえていたが、美香もとうに限界を迎えており、一緒になってショーツをさげその場にしゃがみ込んだ。
 (バシャーッ!!)
 静まりかえったトイレにほとんど同時に水を流す音が響き渡った。水が流れ終わったあとも二人の排泄の音は終わることがなく、しばらくの間続いていた。
 
 (ふ〜っ・・・)
 まだお腹は渋っていたが、ようやく落ち着き我にかえると、美香の花弁からもひとすじの糸が引いていた。
 (あ、まただ・・・。なんで・・・? わたしも濡れちゃってるよ・・・)
 美香はそれを指ですくってみると何とも言えない不思議な感覚に全身が包まれ、脳裏にはついさっきまでの綾日のことが蘇った。
 (これって、Hだから出るんだよね・・・)
 美香はまだ豊富とは言えない性の知識をフル動員して自分の花弁から溢れ出る愛液をすくっていた。
 すくえばすくうほど溢れる愛液は美香の幼い花弁と指との格好の潤滑液となり、いつしかぴちゃぴちゃと小さな音を出し始めた。
 (ふうっん・・・なんか気持ちイイ・・・)
 おしっこの出るところを触ると気持ちいいということは美香も何となく感覚的には知っていたが、それがオナニーと言うことは知らなかった。しかし、この身体が浮き上がるような不思議な感覚を知ってしまった今、それを止める術を知るはずもなく、美香はただ夢中になって自らの花弁を弄っていた。
 「ふっ・・・、ふぅん・・・、んぁ・・ん・・・」
 美香は隣にいる綾日に声を聞かれまいと必死で声を押し殺していたが、声を出しちゃいけないと思えば思うほど自然に声が出てしまっていた。
 (んっ・・・ダメ・・・綾日に聞こえちゃう・・・)
 すると、隣の個室からも小さく綾日の声が聞こえてくることに気付いた。
 「うんっ・・・、あっ。うっ・・・ん・・・。」
 (え?綾日もそうなの・・・?)
 綾日も美香と同じようにひとり花弁を弄っていたのか、残便感とたたかっていたかは美香の知る余地もなかったが、ただ綾日も自分と同じ声を出していることを感じたとき美香の中で何かか弾けた。花弁の割れ目に沿って弄っている指のスピードが無意識にあがっていき、ぴちゃぴちゃという淫媚な音が静かなトイレに響き渡った。
 「あっ・・・ん・・・!ダメっ! !くぅぅ〜〜〜〜〜ッ!!!」
 小さな声ではあったがはっきりと綾日にも聞こえたであろう声を発して美香は生まれて始めてのアクメを迎えた。
 
 それから、どれくらいふたりは個室にこもっていただろう。どちらともなく個室から出てきた美香と綾日はお互い紅潮した顔を見合わせて照れかくしのように微笑んだ。そしてふたりは何ごともなかったように無邪気に戯れあいながら夕暮れの長い廊下の奥へときえていった。
 
 「ねぇねぇ、美香ちゃん。何がダメだったの?」
 「・・・しっ、知らない!!」
 
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