2 0 年 後
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私は香谷えり子、29才、主婦です。結婚して2年になります。子供はまだいません。2人きりの結婚生活を楽しみたいので、子供はまだ欲しくないのです。主人は早く子供が欲しいと言っていますが、私のわがままを聞いてもらっています。
もっとも、期待していた結婚生活は必ずしもバラ色ではなく、最近は子供ができてもいいかなと思い始めているのです。
というのも、主人は仕事で帰りが遅く、ときには休日も出勤するのです。私は専業主婦です。主人の転勤でこの街に来て1年になりますが、このところ毎日が退屈なのです。
私はこれという趣味もありません。体は健康ですが、ただ、女性に共通の持病があるのです。それは、口に出すのは恥ずかしいのですが、便秘なのです。 でも私は便秘では悩んではいません。いや、むしろ便秘を味方につけていると言ってもいいのです。
便秘が3日を過ぎ、4日目に入ると、私は処置をします。それは、実は ”浣腸” なのです。ちょっとした理由があって、私は浣腸がとても好きなのです。
セルフでもしますし、病院に行ってしてもらうこともあります。浣腸をするときは、どきどきして、とても興奮します。浣腸をする日は、退屈さを忘れてしまいます。いわば、浣腸は単調な私の生活のカンフル剤という役目を果たしているのです。別の言葉で言えば、浣腸は私にとって砂漠の中のオアシスのような大切なものなのです。
今日は4日目なので、朝からもうわくわくしています。キッチンのカレンダーで確認します。前回の浣腸は確かに4日前です。カレンダーにKという文字が記されています。
午前10時、朝食後お片づけをして、お掃除、洗濯などの家事をして体を動かしてもお通じの気配はまったくありません。
そこで、私はいそいそと浣腸の準備にとりかかります。50ccのガラスシリンダを使います。グリセリンをぬるま湯でうすめて50ccの浣腸液をつくります。
洋間のフローリングの上にバスタオルを敷きます。トレイにお道具一式を並べます。姿見を動かして、私の全身を写します。
衣服をすべて脱いで、素裸になります。今日は四つん這いの体位を選ぶことにします。ティシュにゼリーを塗って、お尻を潤します。
ガラスシリンダにグリセリン液を吸引します。両手でシリンダを支えて、それをお尻に挿入します。
姿見を見ます。確かにお尻にシリンダが突き立てられています。これは人には決して見せられない私だけの秘密の姿なのです。もちろん、これは主人も知らないことなのです。
私はうっとりした表情をしています。シリンダをゆっくり操作します。お尻から温かい液が侵入してきます。
もう何度となく経験した感覚です。でも毎回、うれしい瞬間です。本当に私は浣腸が好きなのだわと自覚する瞬間です。
シリンダを最後まで押し込みました。姿見でそれを確認します。シリンダを抜きます。ティシュを束ねて、お尻の当てます。砂時計をスタートさせます。
お尻を高くもちあげて、がまんをします。姿見の私の表情はまだ余裕が感じられます。
おなかに少しずつ違和感を感じます。砂がゆっくり落ちて行きます。砂の残りが次第に少なくなるのに逆比例しておなかの違和感は増して行きます。
姿見の私の表情は少しかげりが出ました。おなかの違和感がますます強くなります。砂時計はまだ2分です。
私の表情は険しくなります。2分30秒です。もうおなかはそうとうきつい状態です。お尻の穴が自然に開こうとするのを、私は必死でがまんします。
もう私は必死の形相に変わっています。3分が経過しました。やばいわと感じました。お尻の穴はまさに一触即発の状態です。
私は立ち上がり、お尻をおさえたまま、おトイレへ向かいます。もうグリセリンと遭遇して間もなく20年になります。その間、何度となく私はグリセリンの洗礼を受けています。もうグリセリンとは長いお付き合いなのです。それなのに、私はいっこうにグリセリンに耐えることができません。
おトイレの便器に座るとすぐにお尻の穴が全開しました。きもちよい排泄が始まりました。4日ぶりの開通です。
お尻を洗って、私は再び洋間に戻ります。バスタオルの上に横になって、浣腸の後の余韻を楽しみます。今はおなかの苦しさが次第に下降して、変わりにすっきり感が上昇しています。ちょうどそれぞれが50%ずつの中立の状態です。
これが時間の経過とともに、すっきり感と苦しさが逆転するのです。その過程を私は味わいます。
「あぁ、浣腸って、何てきもちがいいんでしょう。」
もう私には苦しさはなくなり、すっきり感だけになっています。
裸で横になったまま私は遠い昔を回想します。あれは小学3年のことです。
父は電力会社の技師でした。本社で技術の企画・調査のような仕事をしていました。ある日突然転勤を命じられて、母と私と山奥の発電所の勤務になったのです。父はここの発電所の所長を命じられたのです。
この山村では、発電所長は名士だったようです。村祭りなど村の行事には、来賓として村長さんとともに上座に招かれていました。
母と私は社宅に住みましたが、所長用の社宅はとても広かったのです。他の従業員やその家族も私達に気を使ってくれました。
発電所の職員以外の村民も私達に親切にしてくれました。というのも、発電所のためのいろんな作業に、村の人達を雇っていたからです。村の人達はそのおかげで現金収入を得られたのです。
生活で大変だったのは小学校が遠かったことです。社宅から4kmも離れていました。バスは本数が少なく、利用できません。
発電所の社員の息子に良太君という6年生の子がいました。私は彼と一緒に山道を歩いて学校に通うことになりました。
山の生活は私にはとても新鮮でした。空気がおいしく、緑が豊富でした。
良太君は勉強が良くできる子で、何でもよく知っていました。学校に通う道すがら、彼は私に色んなことを教えてくれました。「あの白い花はソバの花だよ、あの木はどんぐりの木だよ・・・。」
良太君はいつも近道を案内してくれました。林道のようなでこぼこ道でしたが、広い道よりも15分ほど近道でした。
途中にきれいな水が湧く泉がありました。
「この水はとてもおいしいんだ、飲んでごらん。」
「わぁ、ほんとうにおいしいわ。」
ある日の帰途のことです。私は途中でおなかが痛くなったのです。まだ家まで半分以上の距離があります。私はがまんを続けましたが、もう限界でした。
「おなかが痛いの。」
「そうか、うんちしたいのか。」
「うん。」
「じゃあ、ここでしなさい。」
「うん。」
私は道ばたに座り込んで、良太に背を向けてうんちをしました。山村の林道なので、通行人などありません。
その点は安心ですが、良太がそばにいるのです。
小学3年の女の子といえば、もう羞恥心が芽生えています。人前で排泄するのはとても恥ずかしいことです。でも、どうしようもありませんでした。良太君にこちらを見ないでと言いたかったのですが、事態は急でした。下着を下げて、何とかお漏らしだけは回避するのが精一杯でした。
大きなおならが出ました。うんちは少しばかり出ました。おならが出たので、おなかはすっきりしました。
うんちが出た後、私は大変なことに気づきました。ちり紙を学校で使ってしまったことを思い出しました。給食のとき、牛乳をこぼしてしまったのです。
「良太君、ちり紙がないの。」
「そうか、ちょっと待ってな。」
良太君は近くで、草の葉を何枚ももいで来ました。それは広い葉で軟らかいものでした。良太君は私にそれを手渡しましたが、私はそれを使うのをためらっていました。どう使えばよいのかわからなかったのです。
私の様子を見ていた良太が言います。
「おれ、拭いてあげるよ。」
「ありがとう。」
草の葉など使ったことがなかったので、良太君にまかせることにしました。でも恥ずかしかったです。
うんちが出ると、私は元気になりました。間もなく泉のところに来たので、私と良太はそこで手を洗いました。
恥ずかしい経験でしたが、私は良太君との距離が縮まって、何でも許せるような気持ちになり始めているのを感じました。私と良太君はいわゆる臭い仲になったのかも知れません。
私は毎朝、学校に出かける前にうんちをします。それは、私が学校で困らないよう、母がしつけてくれたことなのです。そして、毎朝、母は私がうんちを済ませるのを確認するのが日課となっていました。
ちょっと恥ずかしいこともありました。朝、いつものように良太君が迎えに来ます。
「えり子ちゃん、学校へ行こう。」
このとき、私はまだおトイレにいたのです。母が対応します。
「良太君、おはよう、えり子は今うんちをしてるの、少し待ってくれる。」
「はい。」
こういう事が日課のようになっていました。
私が道端でうんちをした翌日の朝のことです。朝食を済ませた後、母が言います。
「おや、えり子、今朝はうんちには行かないの。」
「うん、出ないの。」
「どうしたの、おなかの具合が悪いの。」
「うん、少し。」
前日にうんちが出たので、私のおなかはリズムが少し狂ったようでした。それに、やはりまだおなかの調子がよくないのです。
「母は父に相談します。」
「えり子、おなかの調子が悪いようなの。」
「それは心配だな。村の診療所に連れて行ってくれるか。」
「はい。」
良太君が迎えに来ました。母が言います。
「えり子は今日はお休みするわ。良太君、先生に伝えてくれる。」
「はい。」
母はタクシーを呼んで、私を村の診療所に連れて来ました。中年の先生とやはり中年のナースがいました。私は熱を計った後、ベッドで先生の診察を受けました。先生は聴診器で胸やおなかを診ました。それから手でおなかをあちこち押さえました。
先生は母に言います。
「虫垂炎ではないようです。おなかが張っています。便とガスがたまっています。
単純な便秘でしょう。浣腸をして様子を見ましょう。」
「そうですか、お願いします。」
浣腸は初めての経験で、不安になります。母が言います。
「お尻からお薬を入れるだけよ。痛くないから少しの間がまんするのよ。」
「うん。」
母が付き添ってくれているので、少しばかり不安が軽くなります。
私はベッドで仰向けの姿勢になります。下着を足首の位置まで下げられます。膝を持ち上げさせられます。これはあ赤ちゃんがおむつを交換するときのような姿勢です。
ナースと向かい合っているので、ナースの動作がよく見えます。まず、ナースが脱脂綿で私のお尻にお薬を塗ります。 次に針のついていない白い注射器を私のお尻に当てます。確かに痛くはありません。
「楽にして。」
ナースが言います。
「はい。」
お尻から温かいお薬が入って来ました。不思議な感覚です。きもち悪いようなきもち良いような何とも言えない気持ちです。これまで味わったことのない新しい感覚です。
浣腸器が抜かれました。ナースが脱脂綿でお尻をおさえます。
「できるだけがまんするのよ。」
初めはナース言葉の意味がわかりませんでした。でもすぐにその意味がわかってきたのです。
私はうんちがしたくなる感覚に襲われたのです。しかも、それはどんどん強くなってきます。
「うんちがしたくなりました。」
「まだ時間がたっていないわ、もう少しがまんできない?」
「もう出そうです。」
母が言います。
「この子、浣腸は初めてなんですよ。」
「そう、じゃあ便器を当てましょう。」
ナースはお尻の下に平らな形のおまるを入れてくれました。
「あぁ、うんちが出ちゃう。」
私はもうがまんができませんでした。おならと同時に液が、そして続いてうんちが出ました。
すべてが出た後、私はとても気分がよくなりました。嵐が去ったような感覚なのでした。母が言います。
「えり子、たくさん出たわよ、気分はどう。」
「うん、気持ち良くなった。」
ナースはちり紙でお尻を丁寧に拭きながら、母に言います。
「浣腸が効いてよかったですね。」
「はい、ありがとうございました。」
「効かないときはもう一度しなければいけなかったわ。」
「そうですか。」
「お熱もないようだし、お帰りになっていいですよ。」
「はい、お世話になりました。」
私の浣腸との初めての出会いは成功と言えるものでした。私は浣腸に対して悪いイメージはありませんでした。私の同級生の女の子は皆浣腸に対して悪いイメージをもっていましたが、私はそうではありません。
翌朝のことです。私はいつものように、おトイレに入ります。良太君がやってきて、声を出します。
「えり子ちゃん、学校へ行こう。」
母が応対します。
「今、うんちだから少し待っててね。」
「はい、今日は学校へ行けるの。」
「そうよ、きのうはえり子はおなかが痛かったけど、病院で浣腸をしてもらったら 治っちゃたのよ。」
「そう。」
私の浣腸は早くも良太君の知るところとなりました。学校への道の途中、良太君は私に尋ねます。
「きのう、浣腸をしたの?」
「そうよ。」
「で、どうだった、痛かったの?」
「ううん、とてもきもちよかったわ。」
「そうか。」
「良太君は浣腸されたことがあるの?」
「いや、でも姉さんがお母さんによくされるんだ。」
「中学のお姉さん?」
「そうさ。」
「おうちでするの?」
「そう、家に浣腸器があるのさ。」
「そうなの。」
学校からの帰り道です。途中に農作業小屋があります。朝は近くの農家の人が作業をしていますが、夕方はたいてい無人です。良太君と私は必ずそこで休憩します。そして遊ぶのです。近くに泉もあって、かっこうの遊び場なのでした。
「忍者ごっこをしよう。」
「うん。」
「僕は猿飛佐助、君はくノいちさ。」
良太君は竹を2本もってきます。1本を私にくれます。それから2人は斬り合いをするのです。
遊びは毎日変わります。西部劇だったり、カンフーだったりします。いつも良太君がリードしてくれるのです。男の子の遊びでしたが、とても楽しかったのです。
今日は初めての遊びを良太君が提案します。
「お医者ごっこをしよう。」
「うん。」
「僕が医者、君が病人さ。」
「うん。」
「さあ、ここに寝て。」
私が浣腸をされたことを知ったことがきっかけでしょうか。どんな遊びでしょうか、ちょっぴり不安、そして期待もありました。
私は作業用の長椅子の上に横になります。彼は私のおなかを手で触れます。
「おなかが病気だね。浣腸をしよう。」
良太君と私はお医者ごっこを始めました。良太は私に浣腸をすると言いました。 私はそれに従います。やだし、注文を付けます。
良太君は私に四つん這いの姿勢を取らせます。これはお母さんがお姉さんに浣腸をするときの体位なのだそうでした。
「えり子、お尻を出すんだ。」
「下着は脱がないわ。下着の上からしてね。」
「うん。」
良太はちょっと不満げでしたが、私の言う通りにします。良太は筆箱から鉛筆を取り出しました。消しゴムが付いたものです。その消しゴムの方を私の下着の上から、お尻の位置に挿入します。
「あっ、そこじゃないわ、ここよ。」
消しゴムの位置が違う場所を押したので、私は手でお尻の位置に修正しました。
「ここか?」
「そうよ、でも痛くしないでね。」」
「わかってるよ。」
下着をへだてて、消しゴムがお尻の穴に入ってきました。挿入は深くなかったので、痛くありませんでした。何だかまた、きもちいい感覚になりました。
そして、すぐに浣腸はあっけなく終わりました。良太君が消しゴムをお尻から離したのです。
浣腸はほんとうにお遊びでした。私は心配していたけど、あっけないものでした。むしろ、物足りないくらいでした。
それからは、私達の遊びは毎回お医者ごっこになりました。そして、毎回私は良太君から浣腸をされたのです。
ある日のことです。
「えり子、今日はパンツを下げて浣腸してもいいか?」
良太君の顔はとても真剣でした。私は恥ずかしさもあって、ノーの返事をしました。 私のつれない答えに、良太君はすっかりしょげ返っていました。帰り道は良太君は一言もしゃべりませんでした。
私は良太君に悪いことをしたと思いました。あのときはわざわざ私のお尻を拭いてくれることまでしてくれたのよ。だから今更恥ずかしく思うこともないんだわとも思いました。
その翌日もお医者ごっこをしました。良太君がまた言います。
「パンツを下げてもいいか?」
私は一瞬ためらいましたが、
「うん。」
と言いました。
すると良太君はとてもうれしそうな表情になりました。そして、泉の方に走って行きました。
良太君はプラスチックのキャップのついた鉛筆を手にしていました。
「今、濡らしてきたから、痛くないんだ。」
「そう。」
私は作業台の上に手と膝をついて、四つん這いにさせられました。良太君が背後にいます。そして、私の下着を下げます。
「うわぁ、こんなになってるんだ。」
下着の中から現れた私の生のお尻を見て、良太君は声を上げました。お尻の穴だけではなく、女の子にしかない部分も良太君の目に入ったようです。初めて見る女の子の体のしくみに驚いたのでしょう。
「えり子のお尻の穴はとてもきれいだよ、花よりきれいさ。」
「えっ、恥ずかしい。」
「それに、お尻の穴のすぐ横に小さなホクロがあるね。」
「そうなの。」
「入れるぞ。」
「うん。」
お尻にキャップが入ってきました。少し冷たいものが入ってきました。
「痛くないように、そっとね。」
「わかってるよ。」
良太君はキャップを少しだけお尻に潜らせました。それは下着を通しての挿入よりもはるかにきもちがよいものでした。恥ずかしさときもちよさが混じり合ったきもちでした。
そのまましばらく時間がたって、キャップが抜かれました。良太君はそれを自分の鼻のところにもって行きました。
「あぁ、いいニオイだ。」
良太君はキャップに付いた私のニオイを嗅いでいるのでした。何だか私はとても恥ずかしく感じました。
それからまた毎日浣腸ごっこが続きました。恥ずかしいけど、きもちいい不思議な感覚でした。私はこの遊びが嫌いではありませんでした。良太君は決して痛いようにはしなかったからです。
この遊びのことはもちろん母やお友達には内緒でした。私と良太君だけの秘め事であり、秘密の遊びでした。
ある日のことです。小屋のところまで来た帰り道のことです。私はまた浣腸ごっこをしてもらえると、うれしいきもちになっていました。
良太君が小屋を通り越して、泉のところまで来ました。
「えり子、いいものを見せてあげる。」
「そう。」
彼はかばんから何かを取り出します。それは青い色をしたガラスの浣腸器でした。 私は驚きました。
「本物の浣腸?」
「そうさ。」
「どうしたの?」
「家にあるのをもってきたのさ。」
「そうなの、大丈夫?」
「うん、これ2つあるから。」
「そうなの。」
良太君は泉の水を浣腸器に吸い上げます。そしてそのピストンを押します。水が勢いよく放水されました。
「うわぁ、水鉄砲のようだわ。」
「そうだな。」
「えり子、今日はこれを使って浣腸遊びをしよう。」
良太君が私に本物の浣腸をしようとしています。私はとっさに、それはいけないことだと思いました。よくわからないけど、それは大人の世界のことだと思ったのです。本物の浣腸器を扱うのは大人でないといけないと感じたのです。遊びではないと感じたのです。
しかも、私は本物の浣腸をされれば、お尻からすぐうんちが出ることも知っていました。それは病院でしかしてはいけないものだと、子供心にそう思ったのでした。
「だめよ、それはだめ。」
「そうか、やっぱりそうか。」
良太君はまたがっかりした表情で、帰り始めました。私はまた悪いことをしたかなと思いました。
翌日の帰り道に良太君がいいます。
「えり子、きのうはごめん。」
「うん、いいのよ。」
「今でなくても、僕はいつか、えり子に本物の浣腸をしたいんだ。」
「そうね、いつかね。」
「それは一体いつ頃なんだ。」
「そうね、私のお誕生日を過ぎてからよ。」
「そうか、えり子の誕生日はいつなんだ?」
「11月よ、11月*日よ。」
「あと2カ月だな。」
私はとっさに、いいかげんな約束をしてしまいました。その後、いけない約束をしてしまったことを後悔しました。お母さんに言うこともできないし、私の小さな胸は痛むのでした。
それから毎日、またお遊びの浣腸ごっこが続きました。私のお尻に色んなものが入れられました。鉛筆、キャップ、おはしなど細い棒状のものでした。それらは湿らしていたし、挿入は浅かったのでお尻は痛くは感じませんでした。
浣腸はとてもきもちよかったのですが、あとでニオイを嗅がれるのが恥ずかしいことでした。毎日、そういう日が続き、やがて私のお誕生日が近づいてきました。
お誕生日は母がごちそうを作ってくれるので、それはとても待ち遠しいもののはずでした。しかし、私は良太君との本物の浣腸の約束をしたことが気がかりでした。
「ああ、お誕生日がまだ来ませんように・・・。」
と毎日祈るのでした。
家で母が言います。
「来週はえり子のお誕生日ね。」
「うん。」
「おいしいものを作るわね。良太君も呼びましょう。」
「うん。」
いよいよ私の誕生日になりました。私の誕生日は土曜日でした。学校は半どんでした。
良太君は学校への行き帰りはとてもはしゃいでいました。私のお誕生日に招かれていること、そして来週は待ちに待った私との約束が実現するからなのでしょう。
帰り道の浣腸遊びはありませんでした。というのも、今日は作業小屋に人がいて、浣腸遊びができなかったのです。それでも良太君は楽しそうに歩きました。
家の近くまで来て、良太君は言いました。
「今日はえり子の家におじゃまするよ。それから、月曜日の帰り道は約束したこと、いいか。」
「う、うん。」
私は気の乗らない返事をします。
「えり子、本物の浣腸をさせてくれるんだろ。」
「う、うん。」
「きっとだぞ。」
「う、うん。」
家に帰ると母が突然私に言います。
「えり子、お父さんが急に転勤になったの。東京に帰るのよ。」
「えっ、そうなの。」
私は複雑なきもちでした。
やっと半年が過ぎて、この山村の生活に慣れたところだったのです。良太君とも仲良しになって、楽しい遊びができていたのです。
母は続けます。
「明日の日曜日にえり子と私は東京に行くの。そしてアパートを見るの。
それから月曜日は学校で転校の手続きをするのよ。」
「ここには戻るの?」
「もうそのまま東京に残るわ。おばあちゃんのお家にお泊まりするの。お父さんはしばらくここでお仕事を片づけるの。」
「荷物はすぐに東京へ送ってもらうわ。」
突然の母の話に、私はただ呆然とするだけでした。
本物の浣腸をしなくてすむことになってほっとしたけど、良太君との約束が果たせなくなって逆にすまないきもちにもなりました。
それに、私はあのお遊びの浣腸はとても好きで、そのとりこになってしまっていたのです。もう私は良太君にお尻をいじってもらえなくなるのです。
突然のことでした。また、東京へ戻るのです。何だか淋しいきもちになりました。
夕方の5時になりました。良太君がやってきます。
「良太君、いらっしゃい。」
「おじゃまします。」
心なしか、良太君はとてもうれしそうな表情をしていました。おいしいごちそうが食べられるのです。それだけではありません。
来週からは、私と約束した本物の浣腸ができると思っているのでしょう。良太君のうれしそうな表情を見るにつけ、私は良太君にすまなく思うのでした。
食事が始まりました。私はショックで、食欲がありませんでした。
母が言います。
「良太君は成績がとてもいいそうね。」
「はい。」
「お父さん、お母さんは楽しみね。」
「はい、僕は大学に行きたいです。」
「この調子で頑張れば、きっと行けるわよ。」
「はい。」
「将来は何になりたいの。」
「はい、父のようなエンジニアになりたいです。」
「そうなの。」
「ごちそうさまでした。」
良太君がはっきりと、挨拶をします。
「どういたしまして、お粗末でした。」
「とても、おいしかったです。」
母が言います。
「えり子、良太君をお送りしなさい。」
「うん。」
良太君の家は社宅の端にありました。私は良太君と手をつないで歩きます。
「あのね、私、明日、引っ越しすることになったの。」
「えっ、そうなのか。」
良太君はとても驚いた様子でした。そして、急に目に涙があふれました。もちろん私も泣きました。
良太君は私の手を強く握りました。
「もうえり子とは遊べないのか?」
「そうなるわ。」
「そんなのないよ。」
「しばらくお別れね。」
「おれ、いやだ。」
「仕方ないわ。」
「おれ、えり子が好きだ。」
「私もよ。」
「おれ、えり子と約束しただろ。」
「えっ?」
「浣腸さ、本物の浣腸をえり子にしたかったんだ。」
「それもできないわ。」
「えり子の誕生日が過ぎたら、浣腸をさせてくれる約束だったじゃないか。」
良太君は泣きながら、私の手を離して、私を振り返らずに、自分の家に飛び込みました。
私は良太君との浣腸の約束が果たせなかったことを悔やみました。でも、それは仕方なかったことなのです。
その後、私は東京で、小学校、中学校、高校、そして女子大へと進んだのでした。その間、私はときどき、腹痛や便秘に見舞われ、その都度病院で浣腸をしてもらいました。浣腸をすると、ウソのように私は元気になるのでした。
私は浣腸が嫌いではありませんでした。むしろ、浣腸がすっかり好きになっていたと言ってもウソではないでしょう。
女子大生になった私はときどき、自分でセルフ浣腸も楽しむようになっていました。でもやはり浣腸は、人にされる方が断然好きなんです。それは、あの良太君との秘め事が大いに影響しているのでしょう。
そんな私ですが、女子大を卒業して商事会社に勤務した後、仕事で知り合った銀行マンの主人と結婚したのでした。もちろん、私が浣腸を好きなことを主人は知りませんし、主人にはそういう趣味がまったくありません。
今、自宅マンションで私は浣腸を済ませたばかりでした。その余韻を楽しんでいるうちに、昔のことを思い出して、回想していたのです。
ほんの半年あまりの山村の出来事をまだ私は鮮明に記憶しているのです。もう20年も昔のことなのに、あの光景は私の脳裏に焼き付いています。あれは私が浣腸を好きになった原点なのです。だから、しばしばあの想い出が走馬燈のように私の頭を巡ります。あの良太君はどうしているかしらと、ふと思います。病院関係者と母を除くと、唯一、私のお尻の穴に触れた人なのです。その部分は主人さえ、触れてくれない場所なのです。
彼は今頃はきっと立派なエンジニアとして、活躍していることでしょう。また是非再会したいものだと思います。彼はきっと私のことを忘れないでいてくれると思います。
我に返って、私は思います。「セルフ浣腸もいいけど、また病院に行きたくなったわ。 今度便秘したら病院にいきましょう。 私って、人に浣腸をしてもらうのがたまらなく好きなのだわ。」
その4日後です。あのセルフ浣腸以来、私はお通じがありません。私は計画した通り、病院を訪れます。大きな病院は患者が多く、待ち時間も長く、その間に病気をもらってしまいそうに思います。深刻な病気ではなく、たかが便秘です。
かといって、小さな病院では、浣腸はしてもらえない可能性があります。もし、してもらったとしても、プライバシーは保たれない心配があります。やはり、落ち着いて浣腸をしてもらいたいのです。
電話帳で、中規模と思われる胃腸科病院を調べます。ほどよい病院を発見しました。早速、*胃腸科病院を受診します。
私は*病院に来ています。それほど大きくもなく、小さくもない胃腸科の専門病院です。
診察の担当医師名が書かかれた診察のスケジュールボードが掲示されています。月曜日から土曜日まで、担当が示されています。 常時2名の医師がいるようです。院長先生と*医師が診察するようです。
今日は水曜日です。 水曜日は*医師の名前はなく、院長のほかに*医科大学病院と書いてあります。水曜日だけは*医科大学病院から医師が来るようです。
問診表に便秘(4日目)とだけ書きます。受付で、先生の希望はありますかと聞かれます。
「いいえ。」
と答えます。
私の名前が呼ばれます。第二診察室に入ります。30代と思われる若い先生です。眼鏡をかけていて、あの今人気の俳優さんに雰囲気が似ています。どうやら、*医科大学病院から来た先生のようです。
「便秘ですか。」
「はい。」
「いつごろからですか。」
「もう20代前半からなんです。食べ物に注意したり、運動をしてもなかなかよくなら ないんです。」
「そうですか、それではおなかを診ましょう。」
私はベッドに横になります。ナースがジーンズを少し下げます。
先生は手でおなかのあちこちを押さえます。
「単純な便秘のようですね、今、出しちゃいましょう。」
「はい。」
やはり目標通り浣腸のようです。私のもくろみは成功です。
先生はナースに言います。
「グリ浣50、シリンダを使おう、準備して。」
ナースが答えます。
「はい、処置室でいいですか。」
「いや、ここでしよう。私がします。」
私は一瞬耳を疑いました。どうやら先生がみずからこの部屋で浣腸をすると言ったように聞こえました。
先生は無言でカルテを見ています。視線が合わないので、恥ずかしさが少し軽減されます。
私はベッドの上で待ちます。やがてナースがトレイに道具を載せて戻ってきました。ガラスの浣腸器があります。やはり、浣腸はここで行われるようです。
先生が言います。
「香谷えり子さん、浣腸をします。」
「はい。」
以前に聞いた噂ですが、若い女性が患者の場合、先生が直接自ら浣腸をすることがあるそうなんです。このケースがそうでしょうかと疑います。でも、まさか大学病院の先生が故意にそんなことをすることはないのでしょう。この先生は若いので、何でも率先して自らの手でするのかも知れません。
いずれにしろ、私はもう身を任せるしかありません。それにしても、先生とは言え、男性に浣腸されるのはとても恥ずかしいことです。これまでもう何度も浣腸を経験しているのですが、すべてナースの手によるもので、男性の医師から浣腸をされるのは初めての経験なのです。いつになく、緊張している自分に気づきます。
先生はビニル手袋を手にはめます。私は壁を向かされます。
ナースがジーンズを下げます。それから、下着を下げます。先生はお尻の穴を指で開きます。しばしそのまま時間が過ぎます。痔がないか、チェックしているのでしょうか。恥ずかしいことです。
それからお尻の穴にゼリーを塗ります。
「肛門に指を入れます。きもち悪いですが、がまんして下さい。」
「はい。」
先生の指がお尻の内側をはいます。う〜ん、何というきもちでしょう。お尻が刺激されて、浣腸をしなくてもうんちをしたくなる感覚に襲われます。
「浣腸します。おなかの力を抜いて楽にして下さい。」
「はい。」
ガラスシリンダのノズルが入って来ました。それから温かい液がゆっくり侵入してきました。恥ずかしいですが、いいきもちです。
先生はゆっくり浣腸器を抜きます。そして、ティシュの束を私のお尻に当てます。通常、ナースがすることを、すべて先生がしています。ナースは側で見ているだけです。
私は知っています。男性の先生が婦人科の診察や女性の肛門の診察、女性への浣腸などを行う場合は必ずナースが立ち会わなければならないという暗黙のルールが医療現場にはあるのです。女性患者と男性の先生が密室の中で1対1で下半身の診察や浣腸などの処置をしてはいけないのです。このルールは一応守られているわと思いました。
そんなことを思っているうちに、おなかの違和感が強くなりました。
「そろそろおトイレに行っていいですか。」
「いいですよ、ただし、トイレでもできるだけがまんして下さい。」
「はい。」
ナースが私をおトイレへ案内します。先生がナースに声をかけます。
「かんべんやるよ。」
「はい。」
それは何のことか、私には理解できませんでした。おトイレは診察室の外の検査用トイレでした。そこは、待合室とは反対の出口にあって、待合室の人からは見えないところにありました。プライバシーは守られそうなので安心しました。おトイレの中は車椅子でも大丈夫な広さがありました。
ナースが言います。
「できるだけがまんして下さいね。それから便は流さないで下さい。先生が見ます。」
「はい。」
私はやっと「かんべん」の意味がわかりました。きっと、「観便」という字なのでしょう。
便座にすわると、気がゆるんだのか、すぐにお尻の穴が開いてしまいました。そして、たくさんのものがすっかり出てしまいました。きもちよくなったのですが、いつもと違って気は晴れませんでした。これほどのものを先生に見られるのは恥ずかしく、気が滅入ってしまいます。
お尻を拭いて、意を決してナースコールのボタンを押します。先生とナースがやってきました。
先生は身を乗り出すようにして、便器の中を観察します。それはずいぶん長い時間に感じられました。
「はい、問題ないようです。流していいですよ。」
「はい。」
「もう一度診察室に来て下さい。」
「はい。」
診察室に戻って、先生のお話を聞きます。
「あっ、ちょっと席をはずしてくれる。」
先生はナースにそう言います。ナースは診察室から出ます。私は何か悪い予感を感じます。重大な病名を告げられるかも知れないと思って、どきどきします。
先生はもう一度カルテを確認します。そして、私の方を向き直って言います。
「中沢さん、中沢えり子さんですね。」
私、びっくりしました。前触れなしに突然、旧姓で呼ばれたのです。
「はい、そうですが・・・。」
「お久ぶりですね、20年ぶりかな。」
「えっ?」
先生は眼鏡をはずします。その顔にはなつかしい面影が残っていました。切れ長の目、そして形のよいまゆと唇・・・。
「あっ、良太君、もしかして鈴木良太君ですか?」
「そうです。」
「どうして私がわかったのですか。」
「えり子さんというお名前、そして整った美しいお顔と白い肌、カルテにある生年月日、私と3才下違いの11月*日生まれ、そして極めつけは肛門の脇にある小さなホクロです。」
「そうなんですか、あっ、恥ずかしい、わぁ、なつかしい。こんなところで、こんな形でお会いするなんて。」
「えり子さん、忘れたかな、あなたと私の間の約束を。」
「忘れませんとも、ずっと気になっていたのです。」
「今、20年振りに約束を果たさせていただきましたよ、浣腸の約束を。」
「わざわざ先生が浣腸をなさったのはそういう意味だったんですか。」
「事情を話さずに、失礼しました。」
「いいんです、偶然ですが約束を果たせてよかったです。恥ずかしかったですが・・・。」
「長くお話はできません。ここにいますから連絡を下さい。」
良太先生は私に名刺をくれました。
「*医科大学大腸肛門科 医局員 鈴木良太 電話 **** FAX **** 」
「ありがとうございます。またお会いしたいです。ご連絡します。」
私は本当に驚きました。20年ぶりに、あの良太君に再会したのです。それも、やはり浣腸を仲立ちに再会したのです。
どうも、私と良太君は ”浣腸” というきずなで結ばれているようです。良太君と私は ”浣腸つながり” なのかも知れません。
その10日後の土曜日のお昼下がりに私は良太君へ電話をします。そして翌日にデートの約束を取り付けたのです。 幸い、主人は出張中で留守です。浮気をするわけではありませんが、人妻が独身の男性に逢うというのは少し気が引けるものです。
約束の場所で良太君は待っていました。そして、私は良太君の車に乗り込みます。 良太君は今日は非番なのだそうです。非番のときは良太君は別荘で過ごすのだそうです。そこで、専門書や専門の雑誌を読んだり、1週間の間診察した患者さんのメモをチェックするのだそうです。良太君は気になる患者の状態をノートに書いて、治療方針を考えるのだそうです。
30分ほど走ったところに良太君の別荘はありました。それはあまり大きくなく、簡素な造りでした。中は1DKになっていました。部屋にはベッドを兼ねたソファが1つだけで、後はすべて専門書が乗った書棚ばかりでした。パソコンが1台あるだけで、テレビさえありませんでした。
狭い別荘でしたが、周囲のロケーションは緑に囲まれていて、とても静かです。それに目の前に湖があります。
「あっ、この景色はあの村の社宅によく似てるわ。」
「そうなんだ。」
「ご両親はお元気?」
「うん、まだあの村の発電所にいるよ。あの発電所は自動化されて、父一人が残って保守や雑用をしているのさ。」
「そうなの。」
「度々転勤の話はあったそうだけど、すべて断ったらしい。父はあの村が好きらしい。もうすぐ定年なんだ。最後まで勤めるようだ。」
「そうなの。」
「君のお父さんはエリートだから、東京で出世しているのを知ってたよ。僕は東京で勉強したかった。君に会えるかも知れないと思ったのさ。父は僕をエンジニアにしたかったんだ。でも僕は医学志望を父に伝えた。父は反対したが、最後に折れてくれた。でも東京はだめだと言った。だから僕はこの*医科大学を選んだ。」
「そうなの。」
「医学を志したのはなぜ。」
「それはまさに君のおかげさ。君とのお医者ごっこがなかったら僕はこの道を選ばなかった。 それから、大腸肛門病を専門にしたのも君のおかげさ。君の肛門は花のようにとても美しかった。だから僕は大腸肛門病を選んだのさ。」
「そうなの。」
「僕は君のことを決して忘れなかった。いつかきっと巡り会えると思ってた。」
「そう、私もあなたのこと、忘れなかったわ。きっと再会できると思ってたわ。」
「良太君、そのかばんの中には何が入っているの。」
「これさ。」
良太君はかばんの中を開いてみせてくれました。医療器具や薬品がいっぱい詰まっていました。聴診器や血圧計、注射器、それに浣腸器もありました。
浣腸器を見て、私はムラムラとこみ上げてくる押さえがたい欲求を感じました。そして、自然に次ぎの言葉が出ていました。
「実は今、私、また便秘なの。浣腸して下さる?」
私は恥ずかしげもなく、良太君、いや、良太先生に浣腸をおねだりしたのです。
「もちろん、いいさ。便秘は常習性のものはなかなか治らないのさ、ほかに悪い病気さえなければ便秘を無理に治す必要もないよ。ただし、何日も放置するのはよくないから、適宜、処置をすればいいのさ。下剤はよくない場合があるけどけど、浣腸ならたいてい害がないんだ。」
「そうなの、それじゃあお願いするわ。」
私はソファーに横になります。良太君は流し台を使って準備をします。この狭い空間は、まるであの作業小屋を連想します。あの小屋で私はお遊びの浣腸を何度となくされたのです。私はすっかり、あのお遊びの浣腸に魅せられていました。
来る日も来る日も、良太君にお尻を差し出していたのです。そのことが、今の私がもう浣腸なしには生きていけない体になったきっかけと言っても過言ではないでしょう。
トレイに道具を乗せて、良太君は私の側に来て、言います。
「こんなことしてると、20年前を思い出すな。」
「そうね、この家、なぜかあの作業小屋を連想するわ。」
「狭いからだね。」
「ただ、あのときと違うのは、これは浣腸ごっこではなくて、本物の浣腸だということね。」
「そうさ、僕は正真正銘の医師さ、やましいことはないのさ。でも費用はいただかないよ。」
「ありがとう。」
「一つだけ言っておくよ。医師と女性患者が1対1で浣腸など下半身への処置をしてはいけないんだ。一応患者さんの了解が必要なんだ。」
「もちろん、了解するわよ。」
「じゃあ、ここにサインしてくれるかい。」
私は治療・処置承諾書にサインをしました。良太君はしっかりしたお医者さんだと感じました。
「さあ、お尻を出して。」
「はい。」
私は良太君に身を委ねます。
「失礼します。」
そう言って良太君は私のジーンズと下着を下げます。そして、指でお尻の穴を開きます。
「なつかしい肛門だ。君の肛門は相変わらずきれいだね。」
「恥ずかしいわ、見ないで。」
「いや、何時間見ていても飽きないよ。仕事柄、多くの女性の肛門を見てるけど、君のが最高に美しい。」
「いや〜ん。」
「さぁ、浣腸するよ。」
「はい。」
「おなかの力を抜いて。」
「はい。」
「入っているのがわかるかい。」
「うん、きもちいい。」
「そうか。」
「さあ終わったよ。」
「ありがとう。」
良太さんはお尻を押さえてくれます。がまんしながら私はお話をします。
「私、良太さんのおかげで浣腸が好きになったの。」
「そうか、それはお互い様なんだね。」
「便秘が解消するだけでなく、精神的にもリフレッシュするの。」
「そうか、最近、腸の重要性が認識され始めているんだ。腸は第2の脳とも呼ばれていて、神経作用や免疫作用にも深く関与しているのさ。腸を健康な状態に保つのは大切なことなんだ。」
「そうなの。」
「そろそろおトイレに行っていい?」
「いいさ、トイレはあちらだよ。」
「はい。」
「あっ、流さないえね、また見せてもらうよ。」
「えっ、また見るの?」
「そうさ、最後まで責任をもたせてもらうよ。」
「はい。」
私は排泄後、うんちを良太君に見てもらいます。
「問題なし、健康便だよ。」
「よかった。」
「ねぇ、また便秘になったら浣腸をしてくれる。」
「もちろんいいさ、水曜日はあの病院、そして他の日は*医科大にいるよ。日曜日ならここで無料でしてあげるさ。君が望むならいつでも、どこでも浣腸をしてあげるよ。」
「わぁ、うれしいわ。」
「こちらこそ。」
「僕は思うんだ。」
「えっ、何?」
「今、地域医療に携わる医者や、小児科医、産婦人科医が不足しているんだ。」
「そうなの。」
「僕が医者を志望したきっかけは君とのお医者ごっこだった。子供達はもっとお医者ごっこをして遊ぶべきだと思う。そうすれば、医者志望の子が増えるのさ。」
「そうなのね、それから、私、これまで生きてきて、世の中のためになることを何もしてなかった。それを、とても気にしてたの。でも、私、気が付かないうちに、私のお尻の穴のおかげで優秀なお医者さんが一人誕生したのね。これは世の中のためにいいことをしたことになるわ。」
「ははは、そういうことになるかな。」
「そうよ。」
「20年振りの再会、そして、浣腸、夢のようでとてもうれしいわ。」
「そうだね。」
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