SPACE銀河 Library

作:えり子

浣格言 [格言]

(その1)

◇石の上にも三年

  本格的にお浣腸を始めて3年になります。
 ベテランのお方からすると、まだまだ初心者の域かも知れません。
 ただ、最近お浣腸は奥が深いものだと感じるようになりました。
 石の上にも三年とはよく言ったものです。

◇忙中閑あり

  私は専業主婦ですが、子供が小さいのでけっこう忙しいです。
 朝早く起きて食事の支度をします。
 そして主人のお弁当も作ります。
 その後、お掃除、洗濯、育児と続きます。
  だからおトイレに行くチャンスを逃してしまいます。
 午後の食事の後、子供がお昼寝をする時間がわずかに閑になります。
 このときがお浣腸をするチャンスです。
 まさに忙中閑(浣)ありです。

◇暗中模索、試行錯誤、好きこそ物の上手なれ、無我夢中、失敗は成功のもと

  浣腸を始めたばかりの頃は、暗中模索、試行錯誤の状態でした。
 だからよく失敗をしました。
 液が逆流したり、ノズルがお尻からはずれて大洪水になったり、
 おトイレに間に合わなっかたりと、さんざんでした。
 だけど、浣腸が好きだったから無我夢中で続けました。
  そのうち少し上手になり、失敗もなくなりました。
 まさに、好きこそ物の上手なれですね。
 それに失敗は成功のもととも言いますから。

◇初心忘れるべからず
  初めて浣腸をされたときはとても恥ずかしく、泣き出しそう
 でした。
 あのときのことは忘れることができません。
  最近は恥ずかしさが少し薄れてきているかも知れません。
 恥ずかしさがないと、浣腸もつまらないものになってしまいます。
 初心忘れるべからずですか。

(その2)

このBBSに関してです。

◇類は友を呼ぶ
  共通の趣味をもつ人はいつの間にか集まってくるものです。
 浣腸の好きな人、浣腸に興味をもっている人達が集まってきて、
 この BBSがにぎわうんですね。
 このような場を提供して下さった主催者さんに感謝いたします。

◇同病相憐れむ
  同じ趣味をもった人達がここで、お互いに浣腸に関する情報を
 交換をしたり、浣腸以外のことでも慰め合ったり、励まし合うん
 ですね。

◇善男善女、紳士淑女
  このBBSは善男善女、紳士淑女が集う場です。
 そのため秩序が保たれているように思います。

◇桃源郷
  家庭内や職場など日常の生活の場では浣腸と言う言葉は口にする
 ことはできませんね。
 ところが、このBBSでは何のためらいもなく自由に浣腸と言う
 言葉を出すことができるんです。
 浣腸愛好家にとってはまさにここは桃源郷なのです。
 
◇清水の舞台から飛び降りる。
  初めてBBSに書き込みをするときは勇気が必要でした。
 まさに清水の舞台から飛び降りると言う心境でしたね。
  それから私事ですが、主人に浣腸の趣味を告白するとき、また、
 初めて 主人に浣腸を してもらうときも同じきもちでした。
 
◇十人十色、千差万別
  浣腸が好きと言っても、ひとそれぞれ趣向が異なります。
 いちじく浣腸オンリーの人、ガラスシリンダーのファンの人、
 グリセリンが好みの人、大量浣腸派、逆さ吊り浣腸をする人、
 浣腸器のコレクションを楽しむ人、浣腸をしてくれる病院巡り
 をする人、パートナーと浣腸を楽しむ人などまさに十人十色
 ですね。

◇異口同音
  業者の書きこみやBBS荒し、危険な浣腸については、皆さん
 異口同音に「やめなさい。」と言われます。

◇多士済々、海のことは漁師に問え
  ここには浣腸博士と目される浣腸に詳しい方々が多くおられます。
 多士済々の面々です。
 浣腸に関する質問をすると、懇切丁寧に教えて下さいますから安心
 です。
 海のことは漁師に問えの通り、浣腸博士のアドバイスには耳を傾ける
 べきです。

◇習うより慣れろ、生兵法は大ケガのもと

  習うより慣れろと言う格言がありますが、浣腸は方法によっては危険
 な場合があります。
 生兵法は大ケガのもとです。
 わからないことはこのBBSで質問し、正しい知識を身に付けましょう。

◇電光石火
  質問には電光石火のごとく回答があります。
 余談ですが、私の場合グリセリン浣腸をすると、電光石火のごとく、
 便意が訪れます。

◇釈迦に説法
  浣腸に詳しい人に浣腸の方法を説くこと。

◇世の中は三日見ぬ間の桜かな。
  世の中は移り変わりがはげしく、はかないものです。
 浣腸のBBSはいくつかあります。
 その中にはいつの間にか閉鎖したものもあります。
 また、メンバーが変わってすっかり雰囲気が変わってしまったものも
 あります。
  このBBSはいつまでも存続して、なつかしいメンバーも戻って
 下さって、和気あいあいとした雰囲気が継続されればいいと思います。

(その3)

◇覆水盆に返らず

  この格言の通り、割れてしまったガラス製浣腸器は元には戻りません。
 ガラス製浣腸器の取り扱いには十分注意をいたしましょう。


◇過ぎたるは及ばざるが如し

  浣腸は体によいとされていますが、刺激の強い液や濃度の高い
 液を注入したり、多量の液を入れたりして体調を崩すことがあっては
 なりません。
  安全には十分注意して、浣腸を楽しみましょう。
  

◇見ぬは極楽、知らぬは仏

  場合によっては、見たり知ったりしない方がよいものもあります。
 浣腸に関してはどうでしょう。
 浣腸の経験のない人や浣腸の魅力を知らない人は見方によっては不幸
 ではないでしょうか。
 こと浣腸に関しては、この格言は当てはまらないように思います。
 

◇臭いものには蓋をしろ

  おトイレには消臭スプレーなどを置いて、浣腸の後は臭わないよう
 にしておくのがエチケットでしょう。
  またパートナーに浣腸をしていただくときは、事前に前も後ろも
  清潔にして、臭わないよう注意いたしましょう。


◇薬石効なし

  ひどい便秘で浣腸をしても効果がないときは、お医者様に相談
 いたしましょう。

(その4)

◇容姿端麗、眉目秀麗
  女性なら、容姿端麗と言われるとうれしいところです。
 男性の場合、眉目秀麗ですね。
  ところで「いちじく浣腸」はまさにこれに当てはまると思います。
 特に、前の型は大変美しい姿をしていますね。

◇山椒は小粒でもぴりりと辛い
  これもいちじく浣腸に適用できる故事ではないでしょうか。
 あんなにちいさくかわいいのに、とてもよく効きますものね。
 
◇備えあれば憂いなし
  家に浣腸またはグリセリンの買い置きがあると安心です。
 便秘になったり、便秘に起因する腹痛に見舞われたときに、とても
 助かるんです。
  父母が子供の頃はどの家にも必ず浣腸が置いてあったそうです。
 
◇伝家の宝刀
  この故事も浣腸に適用できますね。
 便秘がちでお肌の調子がいつも気になる私にとって、いざというとき頼り
 になるのが浣腸なんです。
 
◇良風美俗
  良い風俗、良いならわしのことです。
 浣腸は健康によいし、美容にも良いですから、良風美俗と言えそうです。
 浣腸のお仲間に大腸洗浄がありますが、これも良風美俗と言えないで
 しょうか。

◇転ばぬ先の杖
  便秘を放置しておくと、肌荒れ、吹き出物、のぼせなどの症状が出て
 きます。
 そればかりではありません。
 痔が悪くなることもあります。
 さらに、がんの原因になったりするかも知れません。
  そうならないように、便秘になったら早めに浣腸をいたしましょう。

◇無病息災
  浣腸をしておなかを常にきれいにして、健康な体を保ちつつ、無病息災
 と行きたいものです。

◇禁断の木の実
  浣腸は恥ずかしいものですが、きもちいいこともあり魔力のような
 面ももっています。
 その魅力にいったん取りつかれたら、とりこになってしまいます。
 禁断の木の実を食べてしまったようになってしまいます。

(その5)

◇合縁奇縁
   人と人との縁は世の中の不思議な縁によります。
  主人と私は見合い結婚でした。
  年令も離れていて、学者風の堅そうな人で心配でしたが、お話を
  してみるとユーモアがあって意気統合してしまいました。
  縁とは不思議なものです。
  
◇縁は異なもの、味なもの。
   男女の結びつきは不思議なものです。
  彼が私の浣腸の趣味のことを理解してくれるか、とても心配でした。
  ところが、偶然彼も同じ趣味をもっていました。

◇馬には乗ってみよ、人には添ってみよ。
   馬には乗ってみないとどんな馬かわかりません。
  人とはいっしょに生活をしなければ、どんな人かはわかりません。
  結婚して初めて主人と趣味が一致することがわかりました。

◇似たもの夫婦、割れ鍋に綴じ蓋
   そういう意味では、彼と私は似たもの夫婦と言えるのかも知れ
  ませんね。
  あるいは割れ鍋に綴じ蓋かも知れません。

◇目は口ほどに物を言う、以心伝心
   いちいち口に出さなくても、私が浣腸をして欲しいとき、私の目
  を見れば彼にはそれがわかるらしいです。
  以心伝心とも言えます。

◇あうんの呼吸
   彼に浣腸をしてもらうとき、すべて彼にお任せします。
  彼は私の好みがわかっていますし、過激なことはせず、やさしく
  してくれます。
  まさに、あうんの呼吸と言うところでしょう。

◇単刀直入
   ときには、「ねえ、浣腸して。」と単刀直入に言って甘えます。
  主人には月の一度浣腸をおねだりします。
  これは私たちにとって、愛の定期便なのです。
 
(その6)

◇三日坊主、唯一無二、病(やまい)こうこつに入る、命の洗濯

  私って飽きっぽい性格なんです。
 いろんなことに手を出すんですが、あまり長続きしません。
 小さい頃はお習字、ソロバン、スイミングなどはすぐ止めちゃいました。
 学生時代もお茶、お華、弓道、社交ダンスなどに手を染めましたが、続き
 ませんでした。
  だけど浣腸だけは三日坊主にならずに続いています。
 いやむしろ、唯一無二の趣味と言えるかも知れません。
 それどころか、ますますのめりこんで、病(やまい)こうこつに入るという
 感じです。
 浣腸は一旦その魔力に取り付かれると、簡単に離れられない何かが潜んでいる
 のでしょうね。
 浣腸は文字通り腸の洗濯ですが、私にとって命の洗濯をしているようなもの
 に感じます。

◇蜘蛛の子を散らすよう

  浣腸をした後はおトイレでは勢いよく排出することになります。
 まさに蜘蛛の子を散らすようにです。
 これは恥ずかしく、とても人には見せられませんね。

◇女三人寄ればかしましい、同病相憐れむ、興味津々

  女子大に行っていた頃、親しい友人が2人いて、よく喫茶店で長時間
 おしゃべりをしていました。
 話題は芸能、音楽、お菓子、そして美容やダイエットでした。
 3人とも共通の悩みがありました。
 それは便秘でした。
 同病相憐れむと言いますが、互いに便秘について情報交換をしました。
 対策の話も出ました。
 浣腸も話題に上がり、ときにはその話題で盛り上がったりもしました。
 こう言う話題は興味津々でした。
 女三人寄ればかしましいと言いますが、楽しい思い出でした。
 

◇宝のもち腐れ

  浣腸を始めた頃はお道具に懲りました。
 浣腸の道具は買うのはとても恥ずかしいことです。
 これは誰しも経験がおありでしょう。
 イルリガートルを自作しましたし、鼻洗用の電動式注入器も買い、
 転用していました。
 これは電動式で注入スピードが調整できる優れ物なのです。
  ところが最近使用する道具はプラスチックシリンダかエネマ
 シリンジのみで、ほかの道具の出番はあまりありません。
 宝のもち腐れと言えるかも知れません。

◇大は小をかねる

  浣腸は大きく分けてグリセリン浣腸(30〜150cc)と
 高圧浣腸(500〜2000cc)に分類されます。
 それに合わせて道具も異なってきます。
 100ccの浣腸器が1本あれば使い易そうですが、大量浣腸
 には 向かないようです。
 かと言って、イルリガートルでは50ccくらいでは面倒です。
 結局、浣腸器は必ずしも大は小をかねるとは言えないようです。
 やはり目的に合うものを準備する必要がありそうです。
  私も旅行用の50ccのシリンダ、普通使う100ccの
 シリンダ、大量注入用のエネマしリンジ、イルリガートルを
 所有しています。
 そして目的によって使い分けています。
 
◇衣食足りて礼節を知る

  私達は浣腸を楽しんでいますし、いつでも浣腸を楽しめる環境に
 あります。
 BBSにも仲間が多くいます。
 こうして、浣腸が楽しめ、インターネットを通してお仲間と
 交流できるのは、生活基盤が安定しているおかげなのでしょう。
  食料難や戦争があっているなど生活が不安定な状況では
 浣腸を安心して楽しむことはできないかも知れません。
 衣食足りて礼節を知るは衣食足りて浣腸を楽しむとも言えますね。

(その7)

「一」の字で始まる格言
 です。

◇一念発起

  私が浣腸を始めるきっかけは、有名人達の大腸洗浄のうわさからです。
 美容やダイエットのことが気になっていて、一念発起して、私も浣腸を
 始めようと決意したのです。
 私の友人達もそれをきっかけに浣腸を始めた子は多かったです。
  あののうわさによって多くの日本人女性が影響を受け、自分も
 やってみようかしらと、浣腸を始めたことと想像されます。

◇一年の計は元旦にあり

  元旦には家族そろって初詣に参ります。
 そして、神前でお祈りと誓いをします。
 今年も家族が元気に過ごせますように、
 そして、無事に浣腸を続けることができますように・・・。

◇一挙両得、一石二鳥

  浣腸は便秘を治療すると言う効果がありますが、ほかに
 浣腸をするとお肌の調子がとてもよくなります。
 一挙両得または一石二鳥ですね。
 また精神面での充足感があります。
  さらに、私の場合、夫婦間の結びつきをより強くする効果が
 あります。
  一石二鳥だけではなく、一石三鳥、四鳥と感じます。

◇一日千秋
  健康な女性には毎月必ず訪れる招かざるお客さんがあります。
 そのお客が滞在している数日間は不快で、気分がすぐれません。
  もちろん、お浣腸もお休みです。
 ただ、しばらくお浣腸をしないと、お浣腸がとても恋しくなります。
 一日千秋の思いで、お浣腸ができる日が来るのを待つのです。

◇一気苛成、一触即発、一心不乱
  私はグリセリンとあまり相性がよくありません。
 注入後は一気苛成に便意がやってきます。
 そして、一触即発の状態になってしまいます。
 一心不乱にがまんをするのですがだめです。
 たいていは1分半ぐらいしかがまんできません。
 自然にお尻の穴が開いてしまいます。
 グリセリンはとても強力です。

◇一目瞭然
  私は多くはセルフで浣腸をします。
 主人が帰宅すると、
 「君、今日は浣腸をしたな。」
 と、言い当てられてしまいます。
 「どうしてわかったの。」
 と、質問すると、
 「一目瞭然さ。」と答えられます。
 どうしてわかっちゃうのかな。

◇一期一会
  浣腸との出会いは一生に一度の大切なものです。
 もし、浣腸を知らなかったら、私の人生って何と味気ない
 ものになっていたことでしょう。

◇一方ならず
  皆さんには一方ならず大変お世話になっています。
 私は浣腸に関して知識が十分ではないですが、皆さんにいろいろと
 教えていただいています。

(その8)

また「一」で始まる格言です。

◇一喜一憂、一部始終
  女性には便秘で悩む人が多いです。
 この私もその一人です。
 女子大時代も友人達はほとんどそうでした。
 顔を合わせると、「出た?」、「出ない!」があいさつ代わりに
 なっていたぐらいですから。
 皆、今日やっと出たとかまだ出ないとかで一喜一憂していました。
  特に親しい友人からは、よほどうれしかったのか、苦労して出た
 様子の一部始終について報告がありました。

◇一長一短、一利一害、一時逃れ、一筋縄で行かない、一朝一夕
  友人達は皆いろいろと便秘の対策をしていました。
 野菜を食べる、運動をする、冷たい水を飲む、おなかのマッサージ
 をするなどです。
 もちろん、下剤や浣腸もあります。
 下剤や浣腸は確実な効果はありますが、一時逃れとも言われています。
 でもどの方法も一長一短、一利一害があります。
  野菜って、そんなにたくさん食べられないですから。
 便秘は一時的に解消しても、また繰り返すんです。
 便秘って、一筋縄で行かないんです。
 一朝一夕に解決しないのが便秘なんです。

◇一番人気、一本糞、一杯気嫌、一辺倒
  確実で即効性のある便秘対策となるとやはり浣腸以外にはありません。
 友人達の一番人気はやはりいちじく浣腸でした。
 コンパのときはお酒の力で女性でも大胆になります。
 「一本糞が出た。」などのお言葉も飛び出しますから驚きです。
 一杯気嫌で友人の一人がハンドバッグからいちじく浣腸を見せてくれたんです。
 そうしたら、ホロ酔い気分の友人達全員が、私だってもっているわよと、
 皆がハンドバッグやデイパックから取りだして、見せっ子したんです。
 皆、いちじく浣腸一辺倒だったんですね。
 いちじく浣腸とコン**ムは女子大生のハンドバッグの中の必需品だったのです。

(その9)

今回も「一」の字の格言です。
「一」の字の格言ってずいぶん多いですね。

◇鶴の一声、一切合切、一目散、青春の一頁
  浣腸は自分でするよりされる方が好きです。
 特に病院でされる浣腸は大好きです。
  中学生の頃のことです。
 柿を食べ過ぎて便秘になって、家の近くの内科小児科医院で浣腸された経験が
 あって、それが私のトラウマになっているような気がします。
  先生は簡単な診察の後、「浣腸」の鶴の一声でした。
 その日は風邪が流行していて、患者がとても多かったのです。
 処置室のベッドは満杯で、看護婦さん達が流れ作業のように処置をしていました。
 処置室には長椅子があって子供や大人の患者、付き添いのお父さんなどが数人
 処置を待っていました。
 私はベッドで浣腸されましたが、カーテンさえもありませんでした。
 バスタオルで腰を隠してくれることもありませんでした。
 小さい子供と同じようにお尻を丸出しにされ、浣腸器をぶすりと挿入されたのです。
 数人の大人の男性に私の浣腸シーンの一切合切を見られてしまいました。
 恥ずかしさのあまり、浣腸が終わると私は一目散におトイレに向かいました。
  思春期の私にはとても恥ずかしい経験でした。
 ちょっと残酷な青春の一頁でした。

◇一挙一動、一挙手一頭足
  病院で浣腸されるときは初めての頃はひたすら壁を向かされ、お尻を看護婦さん
 に向けて、されるがままでした。
  最近は慣れて余裕があるせいか、準備段階の看護婦さんの一挙一動、一挙手
 一頭足を観察できるようになりました。
 ピッチャーのお湯をイルリガートルに移します。
 手袋をはめ、嘴管の先端にゼリーを塗ります。
 それから、先端から液をちょっと出して止水します。
 そしてティシュとゼリーと嘴管をもって私のベッドサイドに来ます。
 でも観察できるのはここまでです。
 それからは先は見ることができないので、お尻で浣腸の感触を楽しむのです。
 思うんですが、自分が浣腸されてるシーンを自分自身で見てみたい気もします。
 やはり恥ずかしいでしょうね。

◇一糸まとわぬ、一休み
  病院の浣腸はたいていベッドでされます。
 一度だけおトイレでされました。
 洋式の広いトイレでした。
 高圧浣腸なので濡れてはいけないと、衣服をすべて脱がされ、一糸まとわぬ
 姿で、立ち位でされました。
 これもすごい経験でした。
 おトイレなので、移動する必要がないから、その点は安心でした。
  もしベッドでされていたら、衣服を着る時間はありませんよね。
 全裸で廊下に飛び出すことになります。
 想像もできません。
  このときは繰り返し4度続けて浣腸をされました。
 二度目の浣腸が終わったとき、一休みしますかと言われましたが、いいですと
 お断りしました。
 苦しくなかったし、続ける方がよい気がしたのです。

◇一昨日、一環、一刻千金、一本勝負
  病院では何度か浣腸をされましたが、どれもをよく記憶しています。
 まるで一昨日の経験かのようにです。
 浣腸って宣告から準備、注入、排出、便のチェックまでが一環したプロセス
 なんですね。
 その中では注入のプロセスがクライマックスですが、あっという間に終わって
 しまいます。
 その時間は一刻千金と感じるほど大切な時間です。
 全身の神経をお尻の穴に集中させます。
 まさに一本勝負という感じです。

(その10)

病院に関するお話です。

◇医者の不養生

  医者の不養生と言うことをよく聞きますが、実態はどうなんでしょうか。
 患者に禁酒、禁煙を命じてご自分はヘビースモーカーだったり、大酒飲み
 だったりするお医者さんはいらっしゃるようです。
  もしお医者さんやナースさんが便秘になったときはどうなさるんでしょうか。
 下剤で済ませるんでしょうか。
 患者には浣腸を命じておきながら、それでは不公平な気がします。
 ナースが不調なときは先生に診察を受けるんでしょうか。
 便秘のときは浣腸をされるのでしょうか。
  ふだんは浣腸をする立場のナースが浣腸をされるときは、どんな感慨をもつ
 のかな。
  ナースさんがお医者さんやナースに浣腸をされる姿って、私達浣腸愛好者から
 すると、ちょっと絵になる気がしますがいかがでしょうか。
 
◇蛇ににらまれたカエル

  私は病院に行くと緊張してしまいます。
 お医者さんやナースの白衣を見ると、蛇ににらまれたカエルのように
 なってしまいます。
 ドキドキして、血圧もふだんの値より跳ね上がってしまいます。
 緊張して、採尿でもオシッコがなかなか出てきません。
  どんな検査や処置を命じられても、まったく反発できずに、その指示に
 従います。
 でもそれが浣腸なら本音は「やったわ」と言うところですが。(笑)

◇まな板の鯉、待つ間が花

  浣腸を命じられて、その処置を待つ間はドキドキします。
 浣腸を暖めたりするために少し待たされます。
 ナースが浣腸をもってやってきたときは、あ〜ぁ、いよいよなのねと、
 まな板の鯉の心境になります。
  実際、浣腸の処置はあっという間に終わってしまいます。
 待つ間が花なのかも知れませんね。
 
◇破顔一笑

  私の経験では看護婦さんは浣腸をするときはとてもうれしそうな
 表情をします。
 彼女達にとって浣腸は好きな処置のように思えます。
  終わった後、便のチェックがあります。
 大変にこやかな表情で、破顔一笑「たくさん出ましたね。」と言われると、
 とても 恥ずかしいです。

◇五臓六腑にしみわたる

  この格言は冷酒や冷たいビールを飲むときの表現ですよね。
 病院で浣腸されるときは、浣腸液は暖められます。
 それがお尻から入ってくると、とてもきもちがいいんです。
 この感覚も五臓六腑にしみわたると言ってもいいのではないでしょうか。

(その11)

今回も病院の特集です。

◇平気の平左衛門

  私はグリセリンより、お湯の浣腸の方が好きです。
 体調にもよりますが、700CCから1000CCまでは苦しくありません。
  病院で受ける高圧浣腸は少な目の500CCの場合が多いです。
 ナースは「大丈夫ですか、苦しくなったら言って下さい。」と言いますが、
 500CCならば平気の平左衛門なのです。
 もっと入れて欲しいとさえ感じます。
 これって、お代わりをお願いすることはできないですよね。

◇案ずるより産むはやすし

  実際に出産を体験した身にとってはこの格言は実感があります。
 事前に出産本を読んだりしていましたが、やはりとても不安でした。
  入院するとすぐに浣腸の処置がありました。
 この後急に陣痛がはげしくなって、安産になりました。
 浣腸のおかげと感謝しています。
 まさに、案ずるより産むはやすしでした。

◇手取り足取り、白羽の矢が立つ、海千山千、自信満々

  やはり病院で浣腸を受けたときのことです。
 浣腸しますからここで待っていてと、処置室のベッドで待つように言われ
 ました。
  ベッドの上で待っていると、ナースが二人でやってきました。
 1人はベテランのナース、もう1人は若いナースです。
 ベテランのナースがトレイにゼリー、ノズルなど浣腸の道具を一式のせて
 もってきました。
  若い方のナースはお湯の入った大きなピッチャーを手にしていました。
 ベテランのナースが、「えり子さん、浣腸を始めます。」と宣言しました。
  それから、すべての手順毎に若いナースにいちいち指示しました。
 どうやら若いナースは新人で、私は新人研修の練習台にされたようです。
 この若いナースが浣腸の実習をする患者として、私に白羽の矢が立ったのです。
  ベテランナースは海千山千のようで、多分浣腸の処置は何千回も経験して
 いたのでしょう、自信満々の様子でした。
  イルリガートルにチューブとノズルを取り付け、お湯を入れ、ゼリーを塗り、
 挿入、そして注入開始です。
 これらをいちいち指導を受けながら、若いナースが施行したのです。
 若いナースは慣れない手つきでしたが、ベテランのナースが手取り足取りで
 指導をして、私は無事に浣腸されちゃいました。
  浣腸を受けるときナース1人でも恥ずかしいのに、2人がかりでの浣腸は
 恥ずかしさも2倍となりました。
  浣腸の実習は看護学校できちんと済ませて欲しいものです。
 ただ、若いナースにとっては、浣腸に限らず、いろんな処置を実践で学ぶとき、
 先輩の存在はありがたいものと言えそうです。
  実はこのとき、記憶に強く残っていることがあります。
 それは、ベテランナースが「女性の場合は浣腸器を挿入した後、お尻の方に
 入りましたねと確認するのよ。」
 と言ったことです。
  私、ちょっと驚きました。
 誤って前の方に挿入するなんてことがあるんでしょうか?
  その若いナースは私のお尻に嘴管を挿入した後、教えられた通りに、
 「お尻の穴の方に入りましたね。」と私にわざわざ確認しました。
  確かに嘴管は間違いなく私のお尻の穴に挿入されています。
 私は小さな声で「ハイ。」と答えるしかありませんでした。

◇棚から牡丹餅

  大腸の検査をうけたときのことです。
 ニフレックというお薬を2Lも飲まされました。
 ナースさんが言います。
 「これを全部飲んで、6回以上トイレに入って下さい。
  便は流さず見せて下さい。オシッコのようになったら検査が
  受けられます。」
 そうなの、それでは浣腸はないのねと、ちょっぴり残念でした。
 ところがお薬を飲んだ後、3度しかおトイレに行きませんでした。
 そのためナースにおなかを洗いましょうと高圧浣腸を4度もされちゃいました。
  これって予期していなかったから、まさに棚から牡丹餅ですよね。
 望外の幸せでしたよ。

◇青天の霹靂

  学生時代のことです。
 体調が悪く、生*不順になってしまいました。
 意を決して婦人科医院の門をたたきました。
 婦人検診台上での内診を覚悟していました。
 ところが、先生は問診をした後、あなたは学生さんですねと言って、
 突然ナースに私に浣腸をするよう命じました。
  浣腸が済んだ後、先生は私のお尻の穴に指を挿入して診察を始め
 ました。
 予想外のことでとても驚きました。
 まさに青天の霹靂でした。
 後で知りましたが、婦人科の診察法にお尻の穴から検査をする方法が
 あるそうですね。

(その12)

 今日は皆さんにクイズがあります。
さて、今回のお話には格言がいくつ登場するでしょうか。
気が向きましたら数えてみて下さい。
残念ですが、正解されても賞品は出ませんので悪しからず・・・。

 これも学生時代のことです。
友人達と連れ立って、2泊の旅行に行きました。
訪れた先々でおいしいものをお腹いっぱいいただきました。
 おなかに入る方は順調でしたが、おなかから出る方はいけません
でした。
旅館や公衆トイレではとうとう便意を催しませんでした。
私、旅行に出ると何故かお通じが止まってしまう傾向があります。
 
 帰りの新幹線の中で急にうんちがしたくなりました。
新幹線のトイレの中で用足しを始めたのですが、大変なことに
なってしまいました。
 うんちが太くてしかも硬かったのです。
お尻の穴の出口でつかえてしまいました。
出すことも、戻すこともままならず、いわば弁慶の立ち往生の
状態なのです。
何とか出してしまおうと、四苦八苦、七転八倒、悪戦苦闘しました。
ところがまったく意のままになりません。
神様助けて下さいとお祈りもしました。
苦しいときの神頼みです。
それでもどうしようもありません。
こんなことなら、昨晩旅館で浣腸をしておけばよかったと思っても、
後の祭り、後悔先に立たずです。
車掌さんを呼ぶことも頭に浮かびましたが、こんな恥ずかしい姿を
ご披露するわけには行きません。

 そのとき、苦肉の策、いや窮余の一策を思いつきました。
運を天に任せ、一か八かの行動に出たのです。
ハンドバッグの中にいちじく浣腸が入れてあったことを思い出した
のです。
それを取り出しその先端部をドリルのように使って、うんちをかき
出そうとしました。
少しずつほぐれて来て、やがてめでたく開通に成功したのです。
死んでしまうほど苦しかったですが、臨機応変に処置ができて
トラブルの回避ができてほんとうによかったです。

 たかが便秘、2日ぐらい大丈夫と思っていましたが、されど便秘、
油断大敵でした。
いちじく浣腸をドリル代わりに使ったなんて前代未聞ですね。
この事件以後、旅行には必ず浣腸を持参し、適宜使用いたして
います。
 もちろんドリルとしてではなく本来の浣腸としての用途で使用
いたします。
ハンドバッグの中のいちじく君は私にとって、とても頼りがいのある
用心棒、守護神なのです。


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