SPACE銀河 Library

作:えり子

成 人 式

 (1)
 
 主人公はえり子20才です。
地方出身で、都内にアパートを借りて、女子大学に通っています。
趣味はピアノを弾くことと俳句をつくることです。
大学では俳研(俳句研究会)サークルに所属しています。

 もう1つ、趣味と言えるかどうかわからないけど、最近、
美容と健康をかねて、お浣腸を始めました。
 子供の頃受けた浣腸がきもちよかったのが頭にありました。
大学の友人達もやってる子が多いし、大腸洗浄はお金がかかるから、
1日おきに、自分で500CCくらいを入れているのです。
 これって、すっきりして、きもちいいし、おなかとお肌の調子もよく、
けっこう浣腸にやみつきになっちゃったのです。
 もう今は浣腸なしには、生きていけないと言うくらい、浣腸は私にとって、
かけがえのないものになっているのです。

 今日は今から実家に帰る予定なの。
明日は出身の市で成人式があるのです。
実家に戻ったら、美容院や着物の着つけに行ったりと、忙しいのです。

 (2)
 
  私えり子は実家に戻って、成人式に臨んでいます。
会場は市の体育舘です。
偉い人の祝辞の後、アトラクションなどがありました。
式が終わりました。

 終わって、外で高校時代の友人を探します。
私は中高一貫の女子高の出身なんです。
顔は知っている程度の子はいますが、親しい友人の姿は見えません。
どうしたのでしょう。
 数人は来ていると思ったのですが、姿が見えません。
しかたないので、家へ帰ろうとします。

 そのとき、誰かが後ろから私の肩を軽くぽんとたたきました。
私は振り返って見ます。
背の高い男の子が立っていました。
すぐには誰かわかりません。
切れ長の目、きりりと締まった口、形のよいあご・・・。

 記憶が次第に戻ってきました。
10年も前の小学生の頃に私は思いをはせます。
まるで、走馬燈を見るかのように・・・。

 彼は確か小学生のときの・・・。
「ドキッ」
あることを、えり子は思い出しました。

 (3)

 主人公えり子は10年前のことを思い出しています。
えり子は今10才です。
私は小学5年のかわいい女の子です。
好きな科目は国語と音楽です。
本を読むのとピアノを弾くが大好きです。
逆に、苦手なのは算数です。

 ある日のできごとです。
学校の授業が終わって、これからお掃除と先生からの連絡があることに
なっていました。
 そのとき、お友達のA子が突然おなかが痛いと言い出しました。
私はすぐ担任のB先生にそれを伝えました。
B先生はA子に様子を聞いていましたが、私にすぐいっしょに家へ帰るように
言いました。
A子は私の家の近くに住んでいるんです。

 私はA子につきそって、A子を家へ送り届けました。
A子のお母さんが出てきて、
「ありがとう、すぐに病院へ連れて行くわ。」
と言いました。

 夕方になって、A子のお母さんが、私の家にやってきて、
母と私に言いました。
「えり子さん、ありがとう。
 A子はもうだいじょうぶよ。
 E先生に診てもらったわ。
 そして、浣腸をしてもらったの。
 もう、すっかり気分がよくなったわ。
 あの子、ときどき便秘になって、腹痛を起こすの。
 E先生のところで、浣腸すると、すぐ元気になるの。
 今日はありがとう。」

 (4)

 お友達のA子が病院で浣腸をされたと聞きました。
私は後で母に聞きます。
「お母さん、浣腸って何なの。」
 母はちょっと笑いながら、言います。
「ああ、あれはね、うんこが出なくなったとき、お尻の穴から
 注射器のようなもので、お薬を入れるの。
 そうしたら、うんこが出るのよ。
 えり子はまだ、経験ないわね。
 女の子だったら、いずれ浣腸は経験するわよ。」
「ふ〜ん。」
  浣腸って、何か恥ずかしいもののような気がしました。
そして、女の子だったら・・・と言う母の言葉が気になりました。

 翌日のことです。
もうA子は元気になって、登校していました。
帰り道ははA子といっしょでした。

 私はA子に言います。
「きのうは病院へ行ったの。」
A子は答えます。
「うん、浣腸をしたの。
 あれ、恥ずかしいけど、おなかはきもちよくなるの。」
私はちょっと興味をもって、なおも聞きます。
「お尻からお薬を入れるんでしょ。」
「そうよ、看護婦さんが、浣腸器をもってきて、お尻から
 お薬を入れるの。
 そうしたら、うんちをしたくなるの。
 ちょっと、がまんさせられるけど、それからうんちが出ると
 急に楽になるの。
 とてもきもちいいよ。」

 (5)

 私はA子のことがきっかけで浣腸と言うものに少し興味をもちました。
何だか、恥ずかしいものだけど、とてもきもちがいいもののようでした。

 秋になりました。
母の実家から、ダンボール箱が送られてきました。
その中には大きな柿がいっぱい入っていました。
これは私の大好物なのです。

 夕食の後、早速私は柿をいただきます。
大きく甘い柿でした。
「お母さん、もう1個食べていい。」
「止めといた方がいいわよ。」
母の制止を無視して、私はもう1個いただきます。

 翌日の朝です。
朝食の後、おトイレへ入ります。
おなかが変です。
うんちがスムースに出ないのです。
出そうなのですが、お尻の内側で止まって、どうしても出てこないのです。
苦しいです。

 母を呼びます。
「お母さん、うんちが出ないの。」
母が来て、おなかをマッサージしてくれます。
でもうんちは出ません。

 友人のA子が学校へ行こうと誘いに来ました。
母はA子に告げます。
「悪いけど、先に行ってくれない。
 えり子はおなかが痛いから、後でE先生に診てもらうわ。
 学校で先生に伝えてちょうだい。」

 (6)
 
  私はA子のことがきっかけで浣腸と言うものに少し興味をもちました。
何だか、恥ずかしいものだけど、とてもきもちがいいもののようでした。

 秋になりました。
母の実家から、ダンボール箱が送られてきました。
その中には大きな柿がいっぱい入っていました。
これは私の大好物なのです。

 夕食の後、早速私は柿をいただきます。
大きく甘い柿でした。
「お母さん、もう1個食べていい。」
「止めといた方がいいわよ。」
母の制止を無視して、私はもう1個いただきます。

 翌日の朝です。
朝食の後、おトイレへ入ります。
おなかが変です。
うんちがスムースに出ないのです。
出そうなのですが、お尻の内側で止まって、どうしても出てこないのです。
苦しいです。

 母を呼びます。
「お母さん、うんちが出ないの。」
母が来て、おなかをマッサージしてくれます。
でもうんちは出ません。

 友人のA子が学校へ行こうと誘いに来ました。
母はA子に告げます。
「悪いけど、先に行ってくれない。
 えり子はおなかが痛いから、後でE先生に診てもらうわ。
 学校で先生に伝えてちょうだい。」

 (7)
 
  私えり子は小学生のとき、ひどい便秘になって近くの小児科で浣腸を
してもらい、おなかがすっきりしました。
 浣腸は恥ずかしいけど、きもちよいものというのが私の印象として、
強く記憶に残ったのです。

 私の家の近くに良太という子がいました。
同じ小学校に通っていたのですが、クラスは違っていました。
 男の子は同じクラスの女の子と仲よくすると、仲間から冷やかされるので、
普通、仲良くしなかったのです。
 良太は私とクラスが違っていたし、両親同士が交流があったので、
仲良しでした。
 彼は勉強がとてもよくできるので、ときどき宿題を手伝ってもらったり
していました。

 ある日、私は放課後、彼の家の近くで、会いました。
「良太、算数の宿題を教えれくれる。」
  良太は快く引き受けてくれました。
「いいよ、それじゃあ、家へこいよ。」

 (8)

 私、えり子は小学生のときのことを回想しています。
宿題を手伝ってもらうため、良太の家に行きました。
 良太のお母さんがいて、
「えり子さん、よくいらっしゃったわね。」
 良太と私は2階の良太の部屋に入ります。
早速、本、ノート、プリントを開いて、宿題を手伝ってもらいます。
 お母さんがお菓子とお茶ももってやってきました。
「宿題大変ね。お菓子を召しあがれ。
それから、良太、お母さん今からお買い物に出るから、1時間くらい
留守にするわよ。
頑張ってね。」

  宿題はまもなく終わりました。
「えり子、遊ぼうよ。」
「うんいいわよ。」
「お医者さんごっこはどうだ。」
「いいわよ。」
「僕が先生、君が患者だよ。」

  宿題が済んだ私は良太とお医者さんごっこを始めたのです。
「どうしましたか。」
「おなかがいたいの。」
「ベッドに横になって。」

  私は良太のベッドに横になります。」
良太が言います。
「浣腸するよ。」

 (9)

 宿題が終わったあと、良太と私えり子はお医者さんごっこをしました。
良太は私に
「浣腸をするよ。」
と言いました。

  私は幼心にも、とても驚きました。
「どういうふうにするの。」
良太はプラスチックの鉛筆キャップを手にもって、
「これが浣腸だよ。
これを君のお尻の穴に浣腸するのさ。」

 私は困ってしまいました。
病院ではなく、良太にほんとうに浣腸をされるのは恥ずかしいです。

  私は良太に言います。
「下着の上からの真似ごとならいいわよ。」
  良太は不満そうでしたが、
「わかったよ。」

 私は病院でしたように、横向きになります。
良太はショーツの上から、浣腸を私のお尻に入れようとします。
ショーツを通して、私のお尻の穴におもちゃの浣腸が挿入されます。

 良太は力を入れて押しこもうとします。
「痛いっ、乱暴しないで。」
「ごめんよ。」

 浣腸遊びが終わりました。
再度良太が言います。
「もう1度浣腸させてくれるかい。
 今度はパンツを脱いで欲しい。」

 私はまた、驚いて、とっさに言います。
「今はだめよ。
 そうねぇ、10年経ったら、いいわよ。
 私達、もう大人になっているしね。」

 良太は真剣なまなざしで、私を見ながら言います。
「ほんとうか。
 約束してくれるか。
 きっとだよ。
 指切りげんまんするぞ。」

  私は良太に指切りをさせられました。
 10年経ったら、良太に浣腸をしてもらう約束なのです。
「指切りげんまん、うそついたら針千本飲ます。」

 良太の顔はこれまで、見たこともないほど真剣でした。
私は逃げるように、良太の家を後にしました。

 (10)

 良太の家で私えり子は10年後に浣腸の約束をさせられたのです。

 その後、私は中高一貫の女子中学に進学しました。
良太は公立中学から男子だけの進学高に進んだのです。
良太とは会うこともまったくありませんでした。
良太のこともすっかり忘れていました。
 もちろん、浣腸の約束も完全に忘却の彼方にありました。

 成人式の帰りに私の肩をたたく男の子がいます。
私は口を開きます。
「もしかして、良太?」

「そうだよ。えり子、しばらくぶりだな。」

 良太は見違えるほど立派になっていました。
良太と私は言葉を交わします。
「驚いたわ。ここで会うなんて。
誰だかわからなかったわ。
あなた、よく私がわかったわね。」
「えり子こそ、ずいぶんきれいになっちゃって、驚いたよ。
おもかげはあるけど、君とわかるまで時間がかかっちゃったよ。
立ち話しもなんだから、喫茶店で話そうか。」
「いいわよ。」

 喫茶店へ向かう途中、私は良太との約束を思い出しました。
でも、そのことは良太は忘れてしまってるに違いないと思いました。

  2人で近くの喫茶店に入ります。
「今どうしてるの。」

「今、東京にいるんだ。
 #大学の工学部で、コンピュータの勉強をしているんだ。」
「良太は頭がよかったから、やはりエリートコースを進んでいるのね。」

「えり子はどうしているんだい。」
「私も今東京にいるのよ。
 *女子大の英文科よ。」
「そうか、君は国語や作文が得意だったからな。」

「よかったら、ケータイの番号を教えてくれないか。」
「いいわよ、***−****−****よ。
  良太のも教えてよ。」
「うん、###−####−####だよ。」

  昔、と言っても、ずいぶん前だけど、ときどき君と遊んだね。」
私は一瞬「やばいかな。」
と感じました。
 でも、まさか・・・と自分に言行き聞かせました。 
  
「そう、算数の宿題をよく手伝ってくれて、ありがたかったわ。」
「もう、君は多分忘れてしまっていると思うけど、お医者さんごっこ
 もしたよな。」
 
  私は内心困ったなと思い始めました。
「あれ〜、良太はあのこと忘れてないかも・・・。」

「あっ、あれっ、覚えているわよ。
  良太がとても真剣だったから、印象に残っているの。」
「あのとき、君とある約束をしたのを覚えているかい。」

「まずい、忘れてない。
 仕方ないわ。
 そのときは私・・・。」
 
「うん、私、約束は忘れない方なの。」
「10年後の約束だったよな。
 今、丁度10年経ったんだね。」
 
  私は覚悟を決めて、突然開き直りました。
 私は良太にきっぱり言います。
「私、約束を破るのきらいよ。
 良太との約束は守わ。
 良太、今から私に浣腸をして。」
 
「えっ、ほんとうにいいのか。
 僕はそのことを10年間決して忘れなかったよ。
 それじゃあ、僕の家に来るか。」
「いいわよ。」

 (11)
 
  私えり子は10年前に良太とした約束を果たすため、良太の家に行きます。
「今、父は仙台に単身赴任をしているんだ。
 母も今朝、父のところに向かったんだ。
 だから、この家には今、僕1人さ。」

「良太の部屋がいいな。」
「2階だけど、和服でだいじょうぶ。」
「いいわよ。」
  私と良太は2階に移動します。

 なつかしい部屋です。
10年前に私は良太とここで、お医者さんごっこをしたのです。
 私はショーツの上から良太に遊びの浣腸をされたのです。
でも、今日は遊びではありません。
ほんとうに浣腸されちゃうのです。

「ちょっと、待っててくれるかい。
 準備するから。」
  そう良太は言って、机の中から青い箱を取り出しました。
いちじく浣腸の5個入りのパッケージです。
オロ*イン軟膏とティシュもそろえます。
床にビニルシートを敷きます。

「えり子、準備ができたぞ。
 和服を脱ぐかい。」
「これ、脱ぐと後が大変なの。
 このままお願いするわ。」

  私は床に敷いたビニルシートの上に四つんばいの姿勢になります。
  良太が言います。
「それでは、約束だから、今からえり子に浣腸をさせてもらうよ。」
「いいわよ。もう覚悟はできてるわよ。」
  良太は振り袖の裾をめくり、それを私の背中に被せます。
それから、私のショーツを下げます。

 私は和服のまま、四つんばいの姿勢で、お尻がむき出しの状態になっています。
良太は箱からいちじく浣腸30gを取り出します。
 彼はティシュに軟膏を塗り、それで浣腸器の先端をぬぐいます。

 つぎに、それで私のお尻の穴に軟膏を塗ります。
お尻の穴がそれを感じます。
お尻の穴を良太に見られていると思うと恥ずかしくてたまりません。
しかし、約束は約束です。
もう私は覚悟を決めて、開き直っています。
 それに、異性から浣腸をされたいと言うかねてからの願望がまさに
実現しようとしているのです。
不思議な信じられないきもちです。
まるで、夢の中のできごとのようです。

 まさかこんなことになるなんて・・・。
浣腸器の挿入を直前にして、私の頭はフルに回転しています。

「準備ができたよ。
 挿入するよ。」
「いいわよ、覚悟はできているわよ。」

  良太は私のお尻にいちじく浣腸を挿入します。
そして、それをつぶします。
冷たい液がお尻に入ってきました。
良太はいったん浣腸を抜きます。
「液が残ったから、もう1度入れるよ。」
 残りの液が入りました。

  私はふだん、イルリガートルを使って500CCを入れているので、
30CCはもの足りません。
良太に言います。

「良太、もう1個注入してくれる。
 ちょうど、便秘で苦しかったの。」
「そうか、じゃーそうするよ。」
 良太はもう1個いちじくを取り出します。
  そして、それをもう1度私のアヌスに挿入します。
すぐに、それをつぶします。
冷たいグリセリンを再びお尻に感じます。
良太は私のお尻にテッシュを重ねて当てます。

 (12)
 
  私えり子は良太にいちじく浣腸2個を注入されました。
私は良太に聞きます。
「おトイレはどこ?」
「1階なんだ。」
「すぐ行かせて。和服を汚したら困るから。」

 私は和服の裾を両手でもって、階段を降ります。
良太も私のお尻にティシュをあてがったまま、私といっしょに
行動します。
「ここだよ。じゃあ、俺、2階で待ってるよ。」
「うん。」

 おなかが痛くなりました。
私は和服を汚さないよう注意し、便器にすわります。
便意と戦いながらえり子は思います。
「まさか、成人式の日に浣腸されるなんて思わなかったわ。
 しかも、男性から。すごくラッキーだわ。
 ちょっと迷ったけど、成人式に参加してよかったわ。
 きっと、一生の想い出になるわ。
 こんなこと、想像もしてなかった。
 私にとって、最高の成人式だったわ。」

 もうがまんの限界です。
「あっ、もうだめ・・・。」

 えり子はお尻を拭いた後、また2階へ上がります。
「今日は思いがけない成人式だったわ。
 長い間気になってた約束を無事果たすことができたし、
 良太から浣腸されて、正直うれしかったわ。
ちょうど、便秘で苦しかったから。」

「そうか、僕も長年の念願がかなって最高にうれしいよ。
 感動しちゃったよ。
 もし、東京で、君がまた便秘したら、俺、すぐ君のところに行って、
 また浣腸してあげるよ。」
「そう、うれしいわ。是非、お願いね。」

「私、もう帰るわ。」
「そうか、お疲れさん。そこまで、送るよ。」
「いいわ。私一人で帰れるわ。」

 えり子が帰ったあと、しばらくして、良太は小用のため、トイレに入ります。
そこにはえり子の残り香がまだありました。
もうかなり時間が経っていたので、それは異臭ではなく、芳香に変わっています。
「ああ、いい香りだ。
 これがえり子のにおいだな。
 女の子に浣腸できて、よかったな。
 またえり子に浣腸できればいいな。
 東京に戻ったら、彼女のケータイに電話しようっと。」

 家に戻ったえり子は着替えをして、自室で紅茶をすすりながら
思います。
「ああ、また良太から浣腸をされたいな。
 東京に戻ったら、彼のケータイに電話しようっと。」


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