SPACE銀河 Library

作:亜奈留美

欲望の旅人

欲望の旅人(2)

ユミの肛門が広げられて先生から200ccの大きな浣腸器で恥ずかしい処置をされる一部始終を見ていた私はかなり興奮してしまい、その余韻が未だ私の身体を火照らしていました。ユミの口ぶりからすると、先生と呼ばれる中年の女性からは過去に何度か浣腸をされていた様子で、先生もユミのレズ友のような感じがします。(でも本当は、先生の浣腸好きレズ仲間に私を誘い込むためにユミが先生に協力して企てた陰謀であったことが後でわかったのですが・・この時点ではその陰謀に全く気付いていなかったのです。でも、この陰謀のお陰で私の密かな「エッチな浣腸されたい」という望みが叶(かな)った上、今まで知らなかった失神するほどの喜びまで味わえる様になったのです)

ユミが浴室のトイレに駆け込むと、先生は「ユミがお浣腸で興奮するのを見たのは初めて?」と聞くのです。私が「ええ、浣腸であそこが濡れるなんてびっくりしたわ。今度私もユミに浣腸してみたいわ」と言うと先生は「じゃあ、ユミのお尻に入っていたこれを舐められる?この浣腸器をプレゼントするわ。お口を大きく開けてみて」と先生は浣腸器を私の口に近づけます。ユミの肛門から引き抜かれたばかりの浣腸器は未だ水滴が残っていて生々しさを感じましたが、ユミの匂いの好きな私が目をつむって大きく口を開けました。先生は私の頭を胸に抱きかかえると浣腸器の筒の部分まで私の口の奥に入れてくるのです。浣腸器を喉まで入れられるのは変な気分でした。浣腸器で喉の奥へ強制的に何か変な薬を注ぎ込まれて眠らされたり、下剤薬を飲まされて排便させられる様なことを思い浮かべていたのです。浣腸器のどこかに残っていた微かなユミの肛門の匂いが私を刺激します。私は肛門の匂いに興奮する癖があります。今でもオナニーをする時には、先ず自分のお尻の穴に指を入れ、その匂いを嗅ぐとエッチな気持ちが高ぶるのです。 浣腸器を私の口から引き抜くと、先生は顔と顔が触れ合うほど近づけて「サチも好きそうね。浣腸のどんな時が好きなの? 私も好きなのよ。正直に話してみて。聞きたいわ」と言うのです。私は先生の胸の中で素直な赤ちゃんになっていました。「ええ、本当はものすごく好きです。お尻の穴に浣腸器が入ってくる時が一番ぞくぞくします。それから、お腹に入ってくるグリセリンの重い刺激を感じた時や、そのあと腹痛を我慢するときもぞくぞく震えてしまいます。強制的に排便させられる雰囲気や、それを見られる恥ずかしさにも変に興奮します」。「子供の頃はどうだったの?」。「お腹が痛いと言うと直ぐに母や叔母から浣腸されていました。初めの内は恥ずかしくてイヤだったのですが、その内に肛門に挿し込まれてくる時の変な違和感がだんだんと好きになってきて、小学校低学年の頃は近所の男の子と指やボールペンの丸い後ろ端を肛門に差し込む遊びをしたことがありました。中学の頃からは浣腸がエッチなセックスの想像と結びついて、男の人に浣腸される場面を想像してオナニーをしていました。今は大人のおもちゃ屋で働いているので、浣腸器を買っていった助平そうな嫌らしい感じのお客さんに無理矢理浣腸される自分を想像してオナニーをしています」。私がそう言うと、先生はにっこりと満面の笑みを浮かべて私の目をじっと見つめながら「サチは正直で可愛いわ。じゃあ、ちょっとお股にさわらせてね」と先生は私のスカートの中に手を入れてショーツを少し下げ、お腹の方から割れ目に触れてきました。「ここは正直ね、やっぱりそうなの。こんなに濡れて可哀想ね。サチにもこれからお浣腸するから私の言う通りにするのよ」と言って私の濡れ濡れになった割れ目の溝からクリトリスを先生の指が摩ります。これから先生に浣腸されると思うと気持ちが高ぶってしまい、思わず先生の唇にキスを求めてしまいました。今日は乱れてしまいそうな予感の中で先生の唇と舌を赤ん坊の様に吸っていました。

ユミは排泄に長い時間をかけた後、シャワーを使ったらしくバスローブ姿で出てきました。「浣腸が気持ち良く効いて全部出しちゃったみたい。身体が軽くなって喉が渇いたわ。一休みしてビールでも飲まない?」と、缶ビールを出して来て私と先生にも勧めます。もう秘密の垣根が取れてしまった仲間になった感じの私たちはビールの快い酔いもあって、恥ずかしい浣腸体験やエッチな会話ばかりがはずみます。中でも、あるパーティに参加した時の先生の体験談には興奮しました。深々としたチェアーの上で男性に両脚を抱え上げられてエッチをしているとき、後ろから他の男性にワインを浣腸され、その強い刺激の注入感と排泄感で頭が真っ白になる様な最高のエクスタシーに達してしまったというのです。「セックスで往きそうになってきた時にワインやビールを浣腸されると最高よ。人はそれぞれだけど、経験すると病みつきになるわよ」と先生。「私も、経験したいわ。サチはどう?」とユミ。私がいつも夢見ていたエッチの最中にされる浣腸の話でしたので「私も」と言ってしまいました。「ところで先生は何科の専門ですか」と聞くと、「エステサロンをやっているの。女性の願望を満たし、ストレスを解消するお仕事よ。私の所ではダイエットメニューに腸洗浄があるの。つまり、30分位かけて腸内を洗って身体をきれいにするの。その時、女性の肛門性感も一緒に開発してあげるから喜ばれているのよ。一度私のところに体験に来るといいわね。素敵な設備があるから。中でも一番人気は特殊なお浣腸よ、腸洗浄の後の」。すごく淫らな妄想をかきたてる先生のお話に私は興奮の連続でした。

「さあ、サチにお浣腸する番よ。じゃあ、サチは全部脱いでここに仰向けに寝てみて」。先生の言葉に少し酔っていた私は何のためらいもなく衣服も下着も脱ぎ、さっきユミが浣腸されたときのシートの上に寝ます。ユミが嬉しそうに私の顔を覗き込みます。先生は濃い毛が密集している私の恥骨に手の平を押し付け、なでたり、その周りやお腹をマッサージし始めました。先生の手の平はすごくやわらかで暖かくて、お腹や恥骨の周辺からがだんだんと気持ち良さが広がってきます。先生の手は時々胸まで上がってきて軽く乳房を摩(さす)ります。恥骨とお腹の境あたりを指先や掌でおしたり、クリトリスの付け根や脚の両側の付け根を繰り返し強くおします。脚を開かせて膣と肛門の付け根を何度も指で押します。下腹部に快い刺激が段々と高まって来るのがわかります。でも、肝心な所には触れてくれず、何か物足りないじれったさもあります。

「じゃあ、うつ伏せになってね。すこし脚を開いて」と、先生の声は、次を期待させるように私の身体を起こさせました。開いた太ももの間に先生のすべすべした温かな膝が入ってきました。それはぞくぞくする妖しい感触です。お尻の山のえくぼの辺りを押されると思わず私は「あーっ」と声を漏らしてしまい、全身に鳥肌が立つ様な、そしてエッチな震えを下腹部全体に感じてしまいました。先生の膝頭は肛門と割れ目の境を押し、その感覚は次に施されるかもしれない行為を暗示させて私の期待を更に高めます。遂に期待通り、先生の両手が私のお尻を開き、私の身体の中で最も恥ずかしい穴を拡げて見始めました。その辱めは私に奇妙な・・多分被虐的な・・興奮を私に与え始めました。「セクシーな形の穴と色ね。ここに太い浣腸器やペニスを挿入されるとどうなるのかな。ユミもサチにお浣腸してみたいでしょう?」。「ええ、私もお浣腸でサチがどうなるか見たいわ」。そんな会話に私の頭は酔わされ、じわじわと押し寄せてくる下腹部への妖しい感覚に浸っています。肛門に暖かな息が吹きかけられました。そして、生暖かいものが肛門に触れました「あー、いやー、先生、気持ちいい」。思わず声が出てしまいました。先生の舌の様です。舌は肛門の入り口を押し分けて中に侵入しようとしています。「いい、いい」私は例え様の無い不思議な甘美さのある刺激に腰を持ち上げて先生の口に押し付けていました。「感度抜群ね」。「何か身体がおかしくなってしまいそう」。「あら、こんなことで直ぐ変になるのは病気ね?病名は肛門色情症かな・・特別な肛門治療が必要ね。じゃあ、治療に別室へ移ろうか?」。

先生は裸のままの私を隣の部屋に誘いました。ユミの寝室です。ユミのベッドの横には三脚付きビデオカメラと大きな旅行カバンや私のお店でも売っているSM用の革製のベルト器具類などが置いてあります。ユミは旅行カバンを開けるとゴムシートを取り出してベッドに敷き、その上に素裸の私を倒します。ぬめぬめした何かイヤらしいゴムの感触を私の肌は艶(なまめ)かしく感じ、生ゴム特有の匂いも鼻腔を不思議な淫らさで刺激します。先生は旅行カバンから細長い大きな箱を取り出すと私のベッドの枕元に置きました。箱には「浣腸器1000ml」と書かれたラベルが付いています。「今日はこれでお浣腸されるのよ」ユミが中から大きな白いガラス浣腸器を取り出して私に見せました。私のお店でも売っていない超特大の浣腸器です。その嘴管は私がオナニーに使う極太の万年筆と同じ位太い上に、長さも10cm以上ありそうです。その万年筆は前の穴にしか使っていません。太すぎるのでお尻の穴には入れたことがないのです。「そんな太いのは入らないわ」と私が言うと「オチンチンよりは少し細いからサチにも入るわよ」。「ユミ、怖いわ」と、私はその巨大さに恐れを感じながらも、一方では初めて見る太い嘴管の挿入を期待しています。子宮のあたりから「じゅわー、じゅわー」と何かが噴き出してくる感じがしています。恥ずかしい所を全部見せながら特大の浣腸をされる私の姿を想像して胸が締め付けられる様に切なくなり、辱められることへの淫らな期待感が更に大きくなります。「恥ずかしくて死にそう」自分の期待感を隠す様に心とは逆の言葉を出していました。先生は私のお尻を平手で強く叩き、「お約束でしょ。全て任せるって」。この時の先生の強い口調と叩かれたお尻の痛みは私の全身を「やるせない痺れ」で満たし、次第に現実か夢か分からない波の中に全身を委ねてゆきました。

「嫌がるのなら丁度都合が良いわ。特殊治療をしやすい様に手足を拘束してから浣腸しましょうか。ユミあの道具を取ってちょうだい」。ユミはSM用の拘束具を取り上げると、先生と一緒になって手枷の付いた幅広の革ベルトを私の両方の太腿(ふともも)にはめ、次に腕を引っ張って両肘を革ベルトの手枷に取り付けました。その結果、私は腰を上げて太腿を胸に抱えてしまう格好にされたのです。太腿を締め付けた拘束具の左右には更にロープが掛けられ、ベッド前方の左右の脚部に引っ張って繋ぎました。腰を大きく折り曲げられた上、両脚を大きく拡げられて、これ以上恥ずかしい格好は無い屈辱的な姿になってしまいました。こんな恥ずかしい格好にされても子宮の奥の方から熱いものが噴き出てくる感じが続いています。オナニーをするときにいつも想像していた浣腸の場面よりもっと刺激的な姿です。「あらまあ、サチの大事な割れ目と恥ずかしいお尻の穴が丸見えになっているわ。浣腸やアナル責めにはピッタリの格好ね」。まだ一度も経験をしていないアナル責めと言う言葉に怖さを感じ始めましたが、下半身はしっかり拘束されて身動きできません。ユミが枕を腰の下に入れてくれて少し姿勢が楽になりました。先生がコップに入れた液体を持ってきました。先生はそれを一口なめるとユミに妖しく笑いかけます。

二人はビデオカメラの調整を終わると、部屋の隅の明るいスポットライトを点灯し、私の下半身に当てました。私にも見える様に置いたベッド横のモニターには、拘束されて、さらけだした私の恥ずかしい秘密の穴が鮮明に映し出されています。その格好はこれから施される淫らな行為を明らかに想像させます。自分で見ても興奮させられる卑猥な姿です。ユミがカメラを調整すると私の肛門が大写しになりました。色素が沈着した襞の円周を囲む様に淡く毛が生えていてその中心に息づいている恥ずかしい穴があります。「今日は特別な浣腸治療とアナル治療をすることにしましょうね。お薬も幾つか用意してあるから色々なお浣腸を試しましょう。浣腸をたっぷりしてから、前と後ろの穴を同時に犯して見たいわ。サチの悶え狂う様子はビデオにバッチリ撮るからね。大声で叫んで、いっぱい泣いても大丈夫よ。この部屋は元々ピアノ用の防音造りだから」。

「さて、最初は初心者用のお浣腸よ」と言いながら、先生はハンドバックから小さな新しいガラス浣腸器を取り出して、ユミに持たせたコップの液体を吸い上げました。目盛り一杯の50ccまで入れ終わるとユミに浣腸器を渡し、先生はローションを私の肛門に垂らしました。何時の間にかはめた薄いゴム手袋の指で肛門の穴の周りをそっとなでています。ゴムの指先が肛門の入り口を押しあけるとき、その違和感は全身を鳥肌立てます。それは私にとって快感なのです。「ユミ、入れて上げて」。浣腸器は何の抵抗もなく挿入され、シリンダーが少しずつ押されてゆきます。注入液は直腸に熱い刺激を与えて今日初めて受ける浣腸の快感です。思わず「ああ、いい」とくぐもった「よがり」声を出してしまいました。「すぐにもっと気持ちよくなるわよ」。ユミがいぼいぼの付いたサックをはめた片手で私の割れ目の溝をなぞり、時々クリトリスをつまみます。膣にも指が入ってきました。ざらざらした刺激がすごく気持ちよくさせます。チリチリと焼きつく様な刺激が肛門から直腸に染み渡って行き、強い排泄感が下腹部を襲います。膣はエクスタシーを予感し始めて更に次の強い刺激を求めています。拘束されて便意を強制的に起こさせられるこの切なさも、私の肉体の快感を高めます。私の体の奥に潜(ひそ)むマゾ性の被虐快感なのかもしれません。切なくて「出そう」と言うと「大丈夫、薬が回るまで出させないから」と、今度は先生がゴム手袋で肛門を押さえました。ユミの手は相変わらず割れ目とクリトリスを撫で、膣壁も心地よく刺激します。少しずつ便意が遠のいてゆくと共に、代わってお腹の中や腰の周りが暖かく気持ちよくなってきました。「気分はどう?」先生が尋ねます。「酔ってきたみたいで気持ちがいいです」と答えると「かなり薄めてあるけどアルコールが身体に回ってきたわね。もう一本どう?」。既に最初の浣腸を気持ちよく味わってしまった私は次の刺激を求めて頷きました。「サチはお酒が強いほうなの」「ええ、かなり」と答えると「じゃあ、シャンペンを生であげるね」とユミにシャンペンの小瓶を用意させました。コップに分けて先生とユミが一杯ずつ飲み干します。ユミが残りコップから浣腸器は50ccのシャンペンを吸い上げて私の口に注ぎ込みます。「美味しいでしょ。今度はお尻で飲んでみてね」。も一度50ccを吸い上げると、肛門に浣腸器が刺さりました。注入と共に前より強い便意が起こり排泄感の切なさが直腸に広がってきます。そして途中で一気に注入されると、お腹の中に熱く弾(はじ)ける様な強い刺激が爆発しました。初めて知る直腸奥の快感です。「どう、美味しい?」「すごく気持ちいい。こんな気持ち初めて」。私は天国を彷徨(さまよ)っています。

先生とユミが何事か話すと部屋から出て行きました。二人が何をするつもりか分からないまま便意を耐えてモニターを眺めます。大写しの私の愛しい肛門はアルコールの刺激で自ら息づいて動き、口が少し開いています。「何故こんな恥ずかしい穴から薬を入れられたり、物を挿し込まれると気持ちよくて興奮するの?」と自分でも不思議に思うほどの興奮を掻き立てる「愛しい肛門」は未だ次の刺激を期待して待っている様に見えるのです。もうすぐ、あのお化け浣腸器がこの愛らしい穴を犯して大量の薬液を注入し、私の「はらわた」の全てを強制的に排出させてしまうのかと思うと、切ない疼痛が再び胸をギューっと締め付けてきます。二人が洗面器を持って戻りました。黄色い液体がいっぱい入っています。

・・・つづく・・・

掲載作品一覧