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男性看護師2 投稿者:ゆきだるま 投稿日:2017/08/13(Sun) 10:29 No.997

 フォルダーには処置票が入っていて、【高圧1000cc】と大きな字で書いてあるのが目に入りました。てっきりGEの120くらいだろうと思っていたのに高圧浣腸とはこれまた思わぬ展開となりました。
 別の階にあり、処置室とは打って変わってひっそりと静かな内視鏡室の受付にフォルダーを渡してソファに座っていると、さっきの男性看護師さんがやってきて「お待たせしました。こっちで処置をしますから」と回復室の奥の方へ向かいます。<え〜、男性看護師。この人に浣腸されるのか>と後をついていくとストレッチャーの一つの周りをカーテンで囲い、「じゃ ここで浣腸しますから、上着とベルトだけ外してこのかごに入れてこっちの横になってください」と、やっぱりこの人なんです。
 ちょっと離れたストレッチャーには、内視鏡を終わってまだ麻酔の醒めない人が一人いるようですが、もうここまでくれば腹をくくるしかありません。やがて看護師さんが1000ccのイルリをもって現れました。「口で大きく息をして、管を入れますね」型のごとくカテーテルがスルリと入って来ます。あまり落差がないようで、液はゆっくりと注入されますが、なにぶん数日間の溜まったおなかには直に効いて来るのを腹式呼吸をしてやり過ごします。
 「大丈夫ですか?大体半分入りましたから・・・」「えゝ、まだ大丈夫」この看護師さんは多分まだ20代の半ば、とても優しく気を使ってくれるのですが、やはり男性ではねえ。
 やがてずいぶん時間がかかったような気がしましたが、1000ccが無事注入され、やっとカテーテルが抜かれます。
 毎年行っているクリニックでは、1000ccが終わりに近づくとまた1000ccをイルリにジャーッと追加して2000cc近くを入れられるのです。もっともこの時は前夜下剤を飲んであらかたおなかが空の状態なので今回とは比較にならないかもしれませんが、この病院でも内視鏡の際に洗腸剤が飲めないと言って高圧浣腸1000ccにしてもらったことが何回かあり、慣れていると言えば言えるのです。ただ今回はガスと便が溜まった所なので苦しくないというわけではありません。
 ようやくお許しが出てすぐベッドの前にあるトイレに入り、3〜4日分のガスと便を排出しました。「ああ、たくさん出ましたね。これで終わりですから支度をして診察室へ帰っていいですよ」と言われ、診察室へ戻りました。
 否応なしに数日後の内視鏡の予約をさせられ、こまごまとした注意を看護師さんから聞き、検査前夜に飲む下剤を貰って帰路につきました。

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