今から15年前の体験です。
風邪を引いて近所の内科、消化器科、肛門科、泌尿器科の幅広い診療科目がある小さな医院に行った時のことです。
そこは、かなり年季の入った医院でプライバシーの配慮の薄い昭和の名残りがある病院でした。
先生は50代半ばくらいの女医さんと、ベテラン看護師さん50代・40代くらいの3人くらい。
近くなので、いつも体調を崩すとそこで診てもらっていました。
その日、昼前の受付ギリギリに行くと珍しく空いていて、僕の前には綺麗な30代半ばくらいの女性が受付けをしていました。
診察室の入り口はカーテンのみの仕切り。
診察室は処置室を兼ねてて仕切りもなく、広くありません。泌尿器科があるので内診台にも備えており、診察室に入ると内診台が目に着きます。
診察室の前には中待合室があり、2番目の人が待つシステム。
2番目の人は、すべて診察室の音・声が聞こえてくるわけです。
そして30代女性が診察室に呼ばれ、私が中待合室に。
女医:○○ちゃん久しぶり、今日はどうしたの??
看護師さん:○○ちゃん、本当に久しぶりね!
(どうやらその女性と女医さんらは昔からの知り合い?昔からの患者のようでした。)
女性:お腹が痛くて。。。昨日の夜以来、おしっこがでないんです。加えていつもの便秘も辛くて。
女医:え、尿が出てないの??仕事がすごく忙しいとお母さんから聞いていたけど、ストレスかしら、とにかく見てみようね。
看護師さん:そこのベッドに仰向けになって、スカートを緩めてお腹を少し出そうか。
女性:はい。。。
女医:便秘はどのくらい?
女性:4日くらいです。前に頂いた物を飲んだんですけど、だめで。。。
女医:じゃあお腹さわるね。どっちも張ってるね。。。
そこの内診台に移ろうか。
看護師:もうスカート脱いじゃって、下着取って座ってね!
女医:ごめんね!おしっこ苦しいだろうから取っちゃうね!管入れるよー。力脱いて楽にしてねー
看護師さん:すこーしチクッとするよー大丈夫だからねー
女性:あっ、あっ、ちょっと痛いです!
女医:すぐ終わるから我慢ね!はい、抜くよー。
少し楽になった?エコーで確認して異常なければ、ストレスの可能性もあるから、薬飲みながら経過観察ね。
このままお尻見ちゃうから、力抜いててね。
この前、便が硬いから痛いって言ってたでしょう?ちょっと指入れるよー
女性:え、あっ。。。うぅー
看護師さん:すぐ終わるよー頑張ろうねー
女医:触診した感じ痔は無さそうね。
このまま浣腸してあげて。便が奥にあるから、高圧にして。
看護師さん:このまま少し待っててね。準備してくるから!
女性:はい。。先生や○○さんでもやっぱり恥ずかしいですね。。。
女医:なに言ってるの!いつものことでしょー
看護師さん:準備できたよー!管入れるね!
○○ちゃん、今日は前にしたのとは違うの。ちょっと時間かけて多くお薬入れるよ!
力脱いでリラックスして頑張ろうねー
女性:あぁ、お腹苦しくなってきました。。。
看護師さん:もうちょっとよー。楽にしてー、あと少し頑張ろう!
女性:うぅーーはい。。。
看護師さん:はい!台起こすね。よく頑張りました!トイレ行こうか!歩けそう?
という丸聞こえの診察がありました。強烈で中学生だった私の記憶に焼きついています。
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