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病院で 投稿者:ゆきだるま 投稿日:2022/08/29(Mon) 11:53 No.4403

先日、4日ほどの便秘である大病院へ行きました。ほかの病院で受診をした結果ずっと下剤を飲み続けており、若干心配になったのでその相談をしたくて、軽い気持ちで受診したのです。実のところいつも行く病院では男性看護士が処置をするのでそれもいやだなと思い大病院へ行ったのです。
中年の医師は一通り話を聞いた後、「ちょっとお腹を見るからここに横になってお腹を出して」というのでベッドに横になるとお腹を軽くたたいたり押したりした後、「ガスが溜まっているね、一度浣腸してみるか」と軽く言うのです。まさかこの病院で浣腸などされるわけはないと思っていたので意表を突かれて「はあ・・・」と返事をしてしまいました。
「この通路の突き当りにケアルームがあるから、そこへ行って看護師に浣腸をするように言われたと伝えて」と言われて、ちょっと複雑な気持ちでケアルームに向かいました。ケアルームというのはいわゆる処置室で、入り口のドアも開けっ放しになっていて割とあけっぴろげの部屋なのです。ここで浣腸されるのはどうもと思いつつ受付にいた看護師に「〇〇ですが、ここへ来るように言われたので・・・」と告げると、すでに連絡が来ていたようで、「わかりました、そこの椅子で座ってお待ちください」といわれました。中では5〜6人の看護師が何やら忙しそうにしていました。
廊下の椅子に座って待っていると、やがて「〇〇さん・・・」と呼ばれたので室内に入ると「〇〇さん浣腸する前に血圧を測ってください」と大声で言われて自動血圧計の前に座りながら奥の方を見るとカーテンで仕切られたベッドが見えました。「あそこで浣腸されるのか」と思いつつ血圧を測り、また元の椅子で待っていると、一人の看護師がガラスのカップにディスポの浣腸を入れて出てきました。どうやら廊下の先のユーティリティーでお湯を入れ湯煎にするらしいのですね。思った通りやがてお湯の入ったカップを持って戻ってきた看護師さんは奥の机の上にカップを置いて何やら書類仕事を始まました。
しばらくすると一人の看護師さんが例のカップの他にシーツらしい大きな布と細々したものを両手に持って外に出てきます。「〇〇さん、こちらへ・・・」と言われて後を附いていくと、「浣腸お手洗いでしますね」というのです。今時トイレで、しかも立位で浣腸するのかとちょっと心配しつつ附いていくと廊下の先あったのは身障者用のトイレでした。中はかなり広く片隅には折り畳み式のベッドが壁に組み込まれていました。
看護師さんはベッドを壁から引き出し、シーツを広げると「それじゃあ120mlの浣腸をしますね」と言います。最近どこの病院でグリ浣といえば60mlなので、やや意外の感がありました。持ってきたガーゼにチューブからゼリー剤を絞り出すと「ではここに横になってズボンを下ろして下着もおろしてくださいね」という指示です。ベッドが小さいので否応なしに足を曲げた形になります。そこから先はもう手慣れたものでした。ぐいっとお尻が開かれゼリー剤が塗られたディスポのノズルが入ってきます。かなり奥まで入ったようで、やがて思いの他冷たい液がチュルチュルと注がれるのが判ります。湯煎にしてからだいぶ時間が経っているのでもう冷めてしまったのでしょうね。120mlはやはり時間がかかります。「入ってるの、判りますか」と聞かれ、うなずくと「そろそろおしまいです、終わったら2〜3分我慢してからこちらのトイレに座って下さいね」と念を押されました。ノズルが抜かれたので急いで下着とズボンを元に戻そうとすると「あ、そのまま横になっていてください。そうしないとお薬が腸内に行き渡りませんから」と言われ、またズボンを下ろしたまま横になっていました。
看護師さんは「便が出たら流さないでこのボタンを押して読んでください、すぐに来ますから」と言いおいて鍵を開けいったん外に出ます。
120mlの威力はなかなかでしたが、時計を見ながらきっかり3分でトイレに座りました。グリセリン液とともに4日分にしては少ないものの一応硬い便が出たので手元のボタンを押すと「ハイすぐに行きます」と返事があり、立ち上がると自動的にフラッシュが働いて全て流れてしまいました。間もなくやってきた看護師さんに「勝手に流れちゃったんですが・・・」と言うと「まあいいでしょう、どのくらい出ましたか」と聞かれ正直に「指くらいのが2つ」と答えると納得してくれました。
その後先ほどの廊下の椅子で待っていると看護師さんが「先生に結果を報告して、今日はこれでいいと言ってくれましたから、もう帰っていいですよ」と言われ、会計を済ませて帰りました。
思いがけずこの大病院で浣腸処置を受けられ、納得の一日でした。

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