まだ管理人さんからのOKが出ていませんが、年配者の方々へのご参考になればと。
先日、前立腺生検という検査を受けてきました。
PSAの値が高めであり、前立腺肥大という事で、経腹超音波検査の結果もどうも怪しいという事になり、MRIを撮ったのです。ここまでのところ受けた検査はすべて着衣のままでしたが、MRIの結果がどうも癌らしい、ついては針生検をやらなければという事になったのです。針生検というのはご存知の通り経直腸あるいは経会陰で、前立腺に10か所程度針を刺して組織を取り顕微鏡で調べるというものです。ここの病院ではどちらもやるのですが、今回は経直腸という説明でした。つまり肛門からプローブを入れて超音波で前立腺を見ながら同時にアプリケータを入れて針を刺すという方法です。この方が麻酔も簡単だし入院せず日帰りで検査できるからという理由でした。
事前にネットで色々調べましたが、すごく痛いという体験とそれほどではなかったという体験があり、医師に尋ねたところ「歯医者でやるような麻酔をかけるので、あまり痛くはないよね」ということでした。
前日の夜就寝前にあらかじめ処方された下剤(プルゼニド)を飲んで寝ましたがいつもの事ですがこれが効かないのですね。
検査当日の朝、外来へ行くとすぐ処置室に行くように言われました。ここで抗生剤の内服と点滴があるのです。血圧測定、体温、酸素飽和度など一連の検査があります。当日朝、便通がなかったら看護師にそう言うようにと説明書に書いてありましたが特に聞かれなかったのでそのままになってしまいました。
時間が来て、「〇番の前でお待ちください」と言われて行ってみるといつも診察を受ける部屋の隣でした。待つほどに大きな超音波の装置が〇番に運び込まれ、女医さんが「もうちょっとお待ちくださいね、間もなくですから」と言って部屋に入って行きました。「女医さんに肛門をいじられるのか」とちょっと複雑な気持ちになります。
しばらくすると「〇〇さんお入りください」と言われ部屋に入ってみると狭い部屋はカーテンで仕切られて向こうが見えず、マッサージチェアの座面の奥行きがえらく狭いようなのが真ん中に置いてあります。看護師さんがカーテンの向こうから現れ、「下を全部脱いでここに座ってください」と。いわれるままに下半身スッポンポンで椅子に座るとカーテンのこちら側の照明が消され、椅子がカーテンの方へ自動的に回ります。「椅子が倒れますからねー」と声を掛けられ、椅子全体がせりあがり、後ろに倒れるのと同時に両足が開かれ、座っていた座面がなくなって大股開きの格好になってしまいます。つまり砕石位ですね。向こう側はカーテンで仕切られて見えませんが、女医さんが二人いるようです。
「最初に指を入れますからねー、ちょっと気持ち悪いかも知れないけど我慢して」という 女医さんの声と同時に肛門にゼリー剤が塗られ、ずぶっと指が入って来ます。大腸内視鏡の前にも直腸触診をされますがそれはほんの一瞬なのに、今回は前立腺をかなりな時間まさぐりながらもう一人の人に内容を口述しているようです。声が小さいうえに専門語が多くてよく聞きとれませんが、前立腺の大きさと状態を話しているようで、「小鶏卵大」というのだけがわかりました。
続く
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