暑い日が続きますね。このような暑い夏になると思い出す出来事があります。
もう三年くらい前になりますが、暑い日に女性の総合診療科に三十代後半の女性が来られ、「おなかが痛いので診てほしい」って言うのです。
よくよく聞くと、「お尻からイチジク浣腸が入って出てこないのです」と診察にあたった女医さんに訴えるのです。
どうして、そのようなことになったのかを尋ねられたのですが、それに対して女性は顔を赤くしても答えることがなかったようです。
すぐにレントゲンで診てみると、確かにそれらしい物が体内の中心部に映し出されていたので消化器科に移されて処置してもらうこととなりました。
消化器科の看護師さんから聞くところによれば、すでに相当の時間も経過していて便もたまっていたのですが、浣腸をかけるのは危険と判断して、
そのまま大腸カメラを挿入して四苦八苦して摘み出したそうです。
イチジク浣腸はなんと下行結腸から横行結腸に曲がる脾湾曲部というところに引っかかっていたらしいです。容器は使用済のカラだったらしいですね。
消化器科でもその女性に問いただしたらしいですが、ここでもそれには答えなかったようです。
取り終えた後、腸内に傷がないか浣腸されて再び大腸カメラが挿入され、確認されたようですが、異常なしとして帰宅したようです。
このようなトリックめいた出来事に看護師さんの間では、カラの容器がそんな奥までどうして挿入できたのだろうか、自分で強引に入れたのだろうか、
それとも彼氏がやったのだろうか、など、、、と賑やかな話題になりました。
みなさんはどのように想定されますか。
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